愛しき人へ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
僕が生涯愛するのは君だけだよ…my girl
-愛しき人へ-
僕と彼女は、シャイニング王国の外れにある小さな村で産まれた。一緒に育ち、一緒に遊び、一緒に泣き、一緒に笑った…
僕は彼女を愛し、彼女も僕を愛してくれた…幸せだった…けど幸せなんて永くは続かない…だってこんなに愛してるのに、こんなに愛し合ってるのに神様は意地悪なことをするんだから…
僕から大切な彼女を奪ってしまったんだから…
あの日僕らは、土砂降りの雨の中を歩いていた。一つの小さな傘の中に2人で入って肩を寄せ合いながら…2人とも顔を赤らめて、濡れているのに寒さなんて感じなかった。
彼女は、僕があげた指輪を見つめながら嬉しそうに僕に寄り添ってくれた…だけど…
バァーン‼︎
一瞬、何が起きたのか理解出来なかった。突然時が遅くなって、ゆっくりと倒れる彼女を呆然と見ていた…
急いで彼女を抱き起こした…彼女の胸からは、見たことないくらいの血が出ていた。
「嶺…二…怪我…してない?」
「喋るな‼︎僕は大丈夫だから‼︎今、止血をすぐ医者に診てもらうからね」
その日、僕らの村を襲ったのは盗賊だった。彼女は、奴らの銃に撃たれてしまった。
「よかっ…た…嶺…二…あい…してる」
僕は、傷付いた彼女を抱え無我夢中で逃げた。正直、何処をどうやって走って来たのかわからない…いつの間にか冷たい雨は止み、気がつけば見知らぬ家の前にいた。
「すみません‼︎誰かいませんか‼︎彼女を…彼女を助けてください‼︎」
僕は必死に扉を叩いた。腕の中で冷たくなっていく彼女を抱き締めながら…
「誰だい…こんな朝っぱらからうるさいね」
「お願いします‼︎助けてください‼︎彼女が…撃たれてしまって…お願いします‼︎」
「入りな」
家の中から出てきたのは、黒い衣装を纏った女性だった。その女性は、僕らを見て家の中に入れてくれた。
「そこに寝かせな…こりゃ酷いね」
女性は、彼女の体を診ていろんな薬や薬草を取り出し試していた。一瞬女性の手が光って見えたがそんな事を気にしている余裕はなかった。彼女が助かるならもうどうでもよかった…だけど…
「この娘は、特異体質のようだね。私の薬や魔法が効かない。」
「どういう…ことですか?」
「今からお前さんに2つの選択肢を与えよう…このまま、安らかに眠らせてやるか…それとも、この娘に私の力を与え…魔女として生きてもらうか…どちらか選びな」
何を言われてるのかわからなかった。安らかに眠らせる…魔女として生きる…
「なんだよそれ…」
「どのみちこの娘は助からない。特異体質なだけに薬や魔法が一切効かないんだ。だが、魔女になれば生きる事は出来る…その代わり、人間だった頃の記憶は失くなり、お前さんの事も記憶から失くなるがな…少し時間をやるから…じっくり考えな」
静かになった部屋の中で僕は、横たわる彼女を見て考えた…
ねぇ、どうしたらいいかな…僕はどうしたらいいの…わかんないよ…
『嶺二…愛してる』
僕も…愛してるよ…愛してる…
彼女の声が笑顔が見えた気がした…
「決めたよ…my girl…」
僕は決めた…どんな形であれ彼女が生きていられるならそれでいい…記憶だって?奪えばいいよ…そんなの関係ない…彼女が魔女になろうと、僕のことを覚えていなくても、彼女を愛することには変わりはないんだから…
だから、今だけは…今この瞬間だけは君の恋人でいさせて…君のこの唇に誓うよ…君を生涯愛し、守っていくと…
愛してるよ…my girl…僕の愛しき人…
-愛しき人へ-
僕と彼女は、シャイニング王国の外れにある小さな村で産まれた。一緒に育ち、一緒に遊び、一緒に泣き、一緒に笑った…
僕は彼女を愛し、彼女も僕を愛してくれた…幸せだった…けど幸せなんて永くは続かない…だってこんなに愛してるのに、こんなに愛し合ってるのに神様は意地悪なことをするんだから…
僕から大切な彼女を奪ってしまったんだから…
あの日僕らは、土砂降りの雨の中を歩いていた。一つの小さな傘の中に2人で入って肩を寄せ合いながら…2人とも顔を赤らめて、濡れているのに寒さなんて感じなかった。
彼女は、僕があげた指輪を見つめながら嬉しそうに僕に寄り添ってくれた…だけど…
バァーン‼︎
一瞬、何が起きたのか理解出来なかった。突然時が遅くなって、ゆっくりと倒れる彼女を呆然と見ていた…
急いで彼女を抱き起こした…彼女の胸からは、見たことないくらいの血が出ていた。
「嶺…二…怪我…してない?」
「喋るな‼︎僕は大丈夫だから‼︎今、止血をすぐ医者に診てもらうからね」
その日、僕らの村を襲ったのは盗賊だった。彼女は、奴らの銃に撃たれてしまった。
「よかっ…た…嶺…二…あい…してる」
僕は、傷付いた彼女を抱え無我夢中で逃げた。正直、何処をどうやって走って来たのかわからない…いつの間にか冷たい雨は止み、気がつけば見知らぬ家の前にいた。
「すみません‼︎誰かいませんか‼︎彼女を…彼女を助けてください‼︎」
僕は必死に扉を叩いた。腕の中で冷たくなっていく彼女を抱き締めながら…
「誰だい…こんな朝っぱらからうるさいね」
「お願いします‼︎助けてください‼︎彼女が…撃たれてしまって…お願いします‼︎」
「入りな」
家の中から出てきたのは、黒い衣装を纏った女性だった。その女性は、僕らを見て家の中に入れてくれた。
「そこに寝かせな…こりゃ酷いね」
女性は、彼女の体を診ていろんな薬や薬草を取り出し試していた。一瞬女性の手が光って見えたがそんな事を気にしている余裕はなかった。彼女が助かるならもうどうでもよかった…だけど…
「この娘は、特異体質のようだね。私の薬や魔法が効かない。」
「どういう…ことですか?」
「今からお前さんに2つの選択肢を与えよう…このまま、安らかに眠らせてやるか…それとも、この娘に私の力を与え…魔女として生きてもらうか…どちらか選びな」
何を言われてるのかわからなかった。安らかに眠らせる…魔女として生きる…
「なんだよそれ…」
「どのみちこの娘は助からない。特異体質なだけに薬や魔法が一切効かないんだ。だが、魔女になれば生きる事は出来る…その代わり、人間だった頃の記憶は失くなり、お前さんの事も記憶から失くなるがな…少し時間をやるから…じっくり考えな」
静かになった部屋の中で僕は、横たわる彼女を見て考えた…
ねぇ、どうしたらいいかな…僕はどうしたらいいの…わかんないよ…
『嶺二…愛してる』
僕も…愛してるよ…愛してる…
彼女の声が笑顔が見えた気がした…
「決めたよ…my girl…」
僕は決めた…どんな形であれ彼女が生きていられるならそれでいい…記憶だって?奪えばいいよ…そんなの関係ない…彼女が魔女になろうと、僕のことを覚えていなくても、彼女を愛することには変わりはないんだから…
だから、今だけは…今この瞬間だけは君の恋人でいさせて…君のこの唇に誓うよ…君を生涯愛し、守っていくと…
愛してるよ…my girl…僕の愛しき人…
1/1ページ