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カカオ島に到着し、私はプリンちゃんの家に居候することになった。流石にただ居候するのは申し訳ないのでプリンちゃんが経営するカフェ、カラメルでお手伝いもすることになった。
『それにしても、こんな立派なお店を一人で切り盛りするなんてプリンちゃんすごいね』
私とプリンちゃんは、閉店後のカラメルでお茶を飲みながら雑談をしていた。
「そんな、すごいだなんて…!私一人だけじゃないわ、ニトロとラビヤンも手伝ってくれてるおかげよ」
そういいながらプリンちゃんは肩に乗るゼリー状のニトロと空飛ぶ絨毯のラビヤンに目をやる。あの二人(?)はいわゆる魂を吹き込まれた物質らしく、動いたり話したりできるのはママのおかげらしい。この世界では悪魔の実という特殊能力を得られる実があるらしく、ママの能力は簡単に言えば人の魂を操る能力らしい。
(だからママに初めて会った時、心の底から恐怖を感じたのかな…)
「そうそう、夢子ちゃん!兄さんたちの島に行ってみない?」
『お兄さんたちの島?』
「えぇ、万国はいくつもの島から成り立ってるって話したでしょう?それぞれ島には大臣がいて、担当の島の管理を任されてるの」
『ふむ』
「その大臣はみんな私の兄弟なんだけど、夢子ちゃん、お婿さん探さなきゃでしょう?だから、お婿さん選びにいいかなって思ったんだけど…」
プリンちゃんはもじもじしながらこちらを見つめる。確かに、何にも面識ない人と結婚するのも嫌だし…少し顔を合わせるのもいいかもしれない。
『いいね、行きたい!』
「本当!?嬉しい!きっと兄さんたちも喜ぶわ!」
じゃ、決定ね!とプリンちゃんは満面の笑みで言った。
「それじゃ、兄さんたちに連絡してくるわ!」
長いツインテールをなびかせ別室に小走りしていくプリンちゃんを見送ったあと、ため息をついた。プリンちゃんのお兄さんに会うってことは実質お見合いみたいなものだし、悪い印象を与えないようにしないと…それにしても、プリンちゃんのお兄さんは今のところペロスペローさんくらいしか名前が分かっていない。ちゃんと名前を覚えて帰らないと。
『家族の名前…全員覚えられるかな…』
結婚後のことを考えると少し気が遠のいた。
「電話してきたわ〜!みんな忙しいみたいだから数日後になるって」
『連絡早くない!?』
脅威の連絡速度で帰ってきたプリンちゃんはそうかしら?と席に戻った。
「でも数日間暇になっちゃうから、その間私がカカオ島を案内するわ!」
『本当!?でも忙しくない…?』
「平気よ!結婚して兄さんたちの島に行っても、たくさん遊びに来てほしいから…」
段々と声が沈んでいくプリンちゃん。少し寂しげな表情を浮かべたあとにいつもの明るい笑顔を浮かべて
「だからね、いつでも遊びに来れるようにカカオ島をマスターしてもらいたくて!」
『カカオ島をマスター…』
一つの島をマスターしろと言われても最低でも一週間はかかりそうだな…と思いつつ口にレモンティーを運ぶ。ほのかな酸味とダージリンの香りが鼻からすぅっと抜けていく。
『難しいけど…頑張ってみる』
案内人もいるしね、と言うとプリンちゃんは手を合わせて喜ぶ。
「よかった!じゃあ明日、カカオ島を案内するわね。きっと島民のみんなも夢子ちゃんを気に入ってくれるわ!」
島民のみんな…カラメルに来る際に少し目にしたけれど、本当に仲良くなれるだろうか…と不安を抱くと共にふあぁ、と小さなあくびが出た。時計を見たらもう11時を回っている。
「そろそろ寝なきゃね。おやすみなさい。歯はちゃんと磨いてね?」
『うん、しっかり磨くよ…おやすみ』
私は紅茶を一気に飲み干すと、ティーカップを下げて与えられた自分の部屋に戻った。
『それにしても、こんな立派なお店を一人で切り盛りするなんてプリンちゃんすごいね』
私とプリンちゃんは、閉店後のカラメルでお茶を飲みながら雑談をしていた。
「そんな、すごいだなんて…!私一人だけじゃないわ、ニトロとラビヤンも手伝ってくれてるおかげよ」
そういいながらプリンちゃんは肩に乗るゼリー状のニトロと空飛ぶ絨毯のラビヤンに目をやる。あの二人(?)はいわゆる魂を吹き込まれた物質らしく、動いたり話したりできるのはママのおかげらしい。この世界では悪魔の実という特殊能力を得られる実があるらしく、ママの能力は簡単に言えば人の魂を操る能力らしい。
(だからママに初めて会った時、心の底から恐怖を感じたのかな…)
「そうそう、夢子ちゃん!兄さんたちの島に行ってみない?」
『お兄さんたちの島?』
「えぇ、万国はいくつもの島から成り立ってるって話したでしょう?それぞれ島には大臣がいて、担当の島の管理を任されてるの」
『ふむ』
「その大臣はみんな私の兄弟なんだけど、夢子ちゃん、お婿さん探さなきゃでしょう?だから、お婿さん選びにいいかなって思ったんだけど…」
プリンちゃんはもじもじしながらこちらを見つめる。確かに、何にも面識ない人と結婚するのも嫌だし…少し顔を合わせるのもいいかもしれない。
『いいね、行きたい!』
「本当!?嬉しい!きっと兄さんたちも喜ぶわ!」
じゃ、決定ね!とプリンちゃんは満面の笑みで言った。
「それじゃ、兄さんたちに連絡してくるわ!」
長いツインテールをなびかせ別室に小走りしていくプリンちゃんを見送ったあと、ため息をついた。プリンちゃんのお兄さんに会うってことは実質お見合いみたいなものだし、悪い印象を与えないようにしないと…それにしても、プリンちゃんのお兄さんは今のところペロスペローさんくらいしか名前が分かっていない。ちゃんと名前を覚えて帰らないと。
『家族の名前…全員覚えられるかな…』
結婚後のことを考えると少し気が遠のいた。
「電話してきたわ〜!みんな忙しいみたいだから数日後になるって」
『連絡早くない!?』
脅威の連絡速度で帰ってきたプリンちゃんはそうかしら?と席に戻った。
「でも数日間暇になっちゃうから、その間私がカカオ島を案内するわ!」
『本当!?でも忙しくない…?』
「平気よ!結婚して兄さんたちの島に行っても、たくさん遊びに来てほしいから…」
段々と声が沈んでいくプリンちゃん。少し寂しげな表情を浮かべたあとにいつもの明るい笑顔を浮かべて
「だからね、いつでも遊びに来れるようにカカオ島をマスターしてもらいたくて!」
『カカオ島をマスター…』
一つの島をマスターしろと言われても最低でも一週間はかかりそうだな…と思いつつ口にレモンティーを運ぶ。ほのかな酸味とダージリンの香りが鼻からすぅっと抜けていく。
『難しいけど…頑張ってみる』
案内人もいるしね、と言うとプリンちゃんは手を合わせて喜ぶ。
「よかった!じゃあ明日、カカオ島を案内するわね。きっと島民のみんなも夢子ちゃんを気に入ってくれるわ!」
島民のみんな…カラメルに来る際に少し目にしたけれど、本当に仲良くなれるだろうか…と不安を抱くと共にふあぁ、と小さなあくびが出た。時計を見たらもう11時を回っている。
「そろそろ寝なきゃね。おやすみなさい。歯はちゃんと磨いてね?」
『うん、しっかり磨くよ…おやすみ』
私は紅茶を一気に飲み干すと、ティーカップを下げて与えられた自分の部屋に戻った。