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食べ物視点

我はブロッコリー。食べられるために生まれてきた。そして今まさに獣に食べられるところである。
 我はある農家で生まれ、出荷され工場に辿り着いた。そこで風呂に入れられ、切られたのち仲間と出会った。その仲間と共に袋に入れられ、寝かされた。
 目覚めた時にはある家庭にいたのだ。そのうち数個の仲間が、箱に詰められ旅立った。更には半分もの仲間が、肉やソースに絡まり旅立った。
 残った我と数個の仲間は今日さらに切られ、温められ、今まさに食べられようとしていた。
 この獣は恐ろしく鼻が利くようで、温められて出てきた我達の匂いを嗅ぎとったのだ。鼻をひくひくさせ、主にそれをくれとねだっている。主は「本当にこれ好きねぇあんた」と笑っている。
 そして獣の器に入れられ、嬉しそうな獣の前に置かれたのだ。
 我はブロッコリー。今まさに犬に食べられるところである。この間際に思うことは
「また新たな仲間に出会えます様に」
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