君の一番になりたい

小動物のようなその姿に一護と朱蓮はズキューンと心を射抜かれた。

((か、可愛いッ!!))

二人は心の中で意気投合した。

(こういう時だけ、息が合う二人(笑))

そっちから呼んでおいて、何も言わない二人に黒刀は口内の菓子を嚥下し、口を開く。

「おい・・・。何か俺に用でもあンのか?」

黒刀は怠そうな口調で言った。

黒刀の言葉に二人ははっと我に返り、二人同時に声を揃えて言った。

「「黒刀。俺(私)、どっちが好き?」」

「・・・へ?」

突然、何を言い出すのか・・・・。

そう思い黒刀は思わず間抜けな声を出した。

戸惑う黒刀に二人は一度、互いを睨むと直ぐ向き直り、言った。

「無論、私だろう?」

「いいや!俺だよな?黒刀」

自信満々に言う朱蓮の言葉を否定するように一護が言う。

互いをアピールする二人に黒刀はアメジストの瞳をぱちくりさせた後、眩しいくらいの笑顔を浮かべる。

「二人共、同じぐらい好きだぜ」

「「!!」」

黒刀の笑顔と言葉に二人は目を見開いた後、心の中で呟いた。


(君の言葉は嬉しい・・・)
 

(でも、俺(私)は・・・)


(君の一番になりたい)


―end―
あとがき→
てきとー+意味ふ

ほのぼのと言うより、ギャグ?

我がサイトの一護と朱蓮は仲が悪い+相性最悪。

でも、黒刀が好きなのは両方同じ。
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