このサイトは1ヶ月 (30日) 以上ログインされていません。 サイト管理者の方はこちらからログインすると、この広告を消すことができます。

幸福の天使

今日は4月1日、エイプリルフール 

「エイプリルフール、か…」 
「陛下?」 
「いや、何でもない…」 

どうウェンディをからかうか、少し考えた… 

*~*~*~*~*~*~* 

「ウェンディ」 
「ジェラール!」 

ウェンディの傍に控えていた 
ナイトウォーカーをミスティと一緒に下がらせた 

「あのね、私……ジェラールの…ことが…」 
「………嫌い、か…?」 
「!大好き、だよ…?」 
「…そうか、俺もだ…」 

ウェンディを抱き寄せて、耳朶を軽く舐めた 

「っ!!?」 

明らかに驚いている様子だ。 

「襲ってもいいか?」 

目を合わせて発言すると、ウェンディは 
まるで助けを求めるように視線を彷徨わせた。 
…が、ナイトウォーカーとミスティは 
退室させたため、誰もいない事に気付いたのか、 
あっという間に顔が赤くなった。 

「……ジェラー…ル…?」 
「なんだ?」 
「私ね、今週は……その…っ」 

なるほど、本気にしたのか… 
いや、本当にする事もできるが…… 

「ウェンディ」 
「…?」 
「冗談だ」 

耳元で、囁いた。 

「………??」 
「今日はエイプリルフールだろう?」 
「!ジェラールの意地悪っ!!大嫌い!」 

大嫌い=大好き、ということか…。 
俺はウェンディを抱き寄せて 

「本当に実行してもいいのか?」 
「!!」 

固まったウェンディにキスをして、 

「愛している」 

そう言って退室した。 
次はどう可愛がるか、少し楽しみで笑みが浮かんだ… 
8/12ページ
スキ