プロローグ・鬼殺隊に入るまで
東京駅に着いた。周りを散策してみる。
たくさんの店や大きな宿泊施設があり、しかも洋風のものが多く好都合だった。
服屋があったので入ることにした。
船上生活で服はすっかりボロボロになっていた。
店員さんが目を丸くしているのを無視して女性服を買い、そのまま店内で着替えて出た。
もう性別でヒヤヒヤしたくないため、女性として仕事を探したかった。
途中で大きな本屋があり、日本語と英語が書かれている本があったので購入した。
やがて歩き疲れ、飲食店で食事をして宿泊施設にチェックインした。
じろじろ見られるのももう慣れっこだ。
それにしても、なんてこの周辺は便利なのだろうと、感動が大きい。
しっかりシャワーを浴びた後に横になったら、すぐ眠りについた。
遠い異国の地で、疲れがかなり溜まっていた。
翌朝早い時間に目が覚め、さっそく昨日買った本で日本語の勉強を始めた。
6ヶ国語話せる〇〇にとって、語学のハードルは低かった。
日本語の文法はかなりシンプルで覚えやすい。ヨーロッパの言語と違い、格変化も単語の性別も無いのだから。
しかし日本語は、漢字と名詞はとても多い。一つずつ地道に覚えなくては。
本をさらっと1冊勉強した後は、また情報収集のため街へくりだす。
人混みの中にいるだけでも、日本語のリスニングの勉強になった。
街は昨日と同じように賑わっていたが、外国人はなかなか見かけない。むしろ港町のが多く見かけた。
この国には、軍人や船乗り以外の外国人はいないのかしら…。
この国で自分の外見では目立つ上に外国人がいない、やはり無理なのかもと諦めが頭をよぎり始めだ。
その時、人混みの中に女子学生の集団と、その中に一人外国人女性がいた。その女性は「先生」と呼ばれていた。
学校の先生なのだろう。
学校の先生か・・。頑張ればどこかの店の店員にもなれるかもね。
寮とか、住まわしてくれる部屋もあればいいのだけど。
そんなことを考えて、休憩しようと飲食店に入った時、気になる話が聞こえた。
全てはまだ聞き取れないが、どうやら最近この辺りで急に人がいなくなっているらしい。
その時は、そんなに気にしなかった。これだけ人が多ければ、事件も起こるでしょうと、そんな軽い気持ちでいた。
夜、沢山歩き回って疲れたのでホテルに向かう途中。
急に変な気配を感じた。周りを見渡しても、変わらぬ人混みだ。
それでも変な気配と胸騒ぎが収まらず、どこから来るのだろうと辿ってみると。
暗く狭い裏路地からだった。
物騒ね。。
証拠はないが、昼間聞いた話は本当なのだろうと思い始めた。
たくさんの店や大きな宿泊施設があり、しかも洋風のものが多く好都合だった。
服屋があったので入ることにした。
船上生活で服はすっかりボロボロになっていた。
店員さんが目を丸くしているのを無視して女性服を買い、そのまま店内で着替えて出た。
もう性別でヒヤヒヤしたくないため、女性として仕事を探したかった。
途中で大きな本屋があり、日本語と英語が書かれている本があったので購入した。
やがて歩き疲れ、飲食店で食事をして宿泊施設にチェックインした。
じろじろ見られるのももう慣れっこだ。
それにしても、なんてこの周辺は便利なのだろうと、感動が大きい。
しっかりシャワーを浴びた後に横になったら、すぐ眠りについた。
遠い異国の地で、疲れがかなり溜まっていた。
翌朝早い時間に目が覚め、さっそく昨日買った本で日本語の勉強を始めた。
6ヶ国語話せる〇〇にとって、語学のハードルは低かった。
日本語の文法はかなりシンプルで覚えやすい。ヨーロッパの言語と違い、格変化も単語の性別も無いのだから。
しかし日本語は、漢字と名詞はとても多い。一つずつ地道に覚えなくては。
本をさらっと1冊勉強した後は、また情報収集のため街へくりだす。
人混みの中にいるだけでも、日本語のリスニングの勉強になった。
街は昨日と同じように賑わっていたが、外国人はなかなか見かけない。むしろ港町のが多く見かけた。
この国には、軍人や船乗り以外の外国人はいないのかしら…。
この国で自分の外見では目立つ上に外国人がいない、やはり無理なのかもと諦めが頭をよぎり始めだ。
その時、人混みの中に女子学生の集団と、その中に一人外国人女性がいた。その女性は「先生」と呼ばれていた。
学校の先生なのだろう。
学校の先生か・・。頑張ればどこかの店の店員にもなれるかもね。
寮とか、住まわしてくれる部屋もあればいいのだけど。
そんなことを考えて、休憩しようと飲食店に入った時、気になる話が聞こえた。
全てはまだ聞き取れないが、どうやら最近この辺りで急に人がいなくなっているらしい。
その時は、そんなに気にしなかった。これだけ人が多ければ、事件も起こるでしょうと、そんな軽い気持ちでいた。
夜、沢山歩き回って疲れたのでホテルに向かう途中。
急に変な気配を感じた。周りを見渡しても、変わらぬ人混みだ。
それでも変な気配と胸騒ぎが収まらず、どこから来るのだろうと辿ってみると。
暗く狭い裏路地からだった。
物騒ね。。
証拠はないが、昼間聞いた話は本当なのだろうと思い始めた。