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行為が終わって眠りにつこうとすると極稀に、唇を奪われるときがある。
それが、アズール先輩からの「もう一度したい」合図だというのに気づいたのは最近のこと。髪を撫でられながら口を塞がれると胸がいっぱいになるなんて恥ずかしいこと言えやしないから、代わりに先輩の身体に腕を回して引き寄せるようになったのも、もちろん最近のことだ。
ただ、そんなことが何度かあると、こちらもその雰囲気を感じ取ったり、逆に自分がもう一度触れてほしいと思ったりした際に、自ら寝たふりをしてしまうことも、あったりして。
つまりは今日が、そんな日だった。
けれど目を閉じている時間とは案外長く感じるものだ。
瞼を閉じて、まだかなまだかな、と思う自分が恥ずかしい。
心の中でイチ、二、サン、なんて、待っていられるほど大人でもないし。
相手が何をしているのかわからないなら尚更。
(これだけ時間をおいても何もないということは、きっと今日、アズール先輩はそういう気持ちじゃないんだろう)
そう思って薄ら開けた視界。
『ほらね、やっぱり先輩はもう眠ってる』…そう、言えるはずだったのに。
瞬間、瞳を何かが覆った。
「!」
時を同じくして、ちゅ、と聞こえた音。アズール先輩の息遣いはまだ唇の傍にあって、心臓がどきりと跳ねる。
「もう少し目を閉じておくと、いいことがあるかもしれませんよ」
「それはっンッ、」
「ん、まだ何度か、させていただきますから」
そんなキザなセリフを言うと、また何度か降ってくる優しい口づけ。
視界も呼吸も奪われたら、私にできることは感じることだけ。
それでも全身でアズール先輩を感じれるんだから、それを優しい暗闇と言わずなんと言おう。
「ん。ぅ、ふン」
「ンン、は 、ハァ」
止むことのないリップノイズに酔わされて。
今日も至上の幸福に溺れる。
それが、アズール先輩からの「もう一度したい」合図だというのに気づいたのは最近のこと。髪を撫でられながら口を塞がれると胸がいっぱいになるなんて恥ずかしいこと言えやしないから、代わりに先輩の身体に腕を回して引き寄せるようになったのも、もちろん最近のことだ。
ただ、そんなことが何度かあると、こちらもその雰囲気を感じ取ったり、逆に自分がもう一度触れてほしいと思ったりした際に、自ら寝たふりをしてしまうことも、あったりして。
つまりは今日が、そんな日だった。
けれど目を閉じている時間とは案外長く感じるものだ。
瞼を閉じて、まだかなまだかな、と思う自分が恥ずかしい。
心の中でイチ、二、サン、なんて、待っていられるほど大人でもないし。
相手が何をしているのかわからないなら尚更。
(これだけ時間をおいても何もないということは、きっと今日、アズール先輩はそういう気持ちじゃないんだろう)
そう思って薄ら開けた視界。
『ほらね、やっぱり先輩はもう眠ってる』…そう、言えるはずだったのに。
瞬間、瞳を何かが覆った。
「!」
時を同じくして、ちゅ、と聞こえた音。アズール先輩の息遣いはまだ唇の傍にあって、心臓がどきりと跳ねる。
「もう少し目を閉じておくと、いいことがあるかもしれませんよ」
「それはっンッ、」
「ん、まだ何度か、させていただきますから」
そんなキザなセリフを言うと、また何度か降ってくる優しい口づけ。
視界も呼吸も奪われたら、私にできることは感じることだけ。
それでも全身でアズール先輩を感じれるんだから、それを優しい暗闇と言わずなんと言おう。
「ん。ぅ、ふン」
「ンン、は 、ハァ」
止むことのないリップノイズに酔わされて。
今日も至上の幸福に溺れる。