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さんざん睦合った晩も明けたが、海の中のオクタヴィネル寮はまだほの暗さが残っている。
先輩、アズール先輩、と呼ぶ甘い声は耳に残っているのに、当の本人は僕に背中を向けて眠っていて、少し寂しさを覚えた。
近寄って腕の中に収めれば、互いに服を纏わずに眠りについたために、しっとりとくっつく素肌に気分がよくなった。
「ん…」
身じろぐ彼女の髪をよけて、首筋にキスを一つ。それから耳に吹き込むように囁いた。
「朝食に、貴女をいただきたいのですが?」
びくりと覚醒した彼女を反転させてベッドに縫い付けたら今度は唇を奪って。
僕のささやかな我儘に、抵抗はさせない。
「たくさん愛されて幸せでしょう?」