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きっと仕方の無いことなのだ。
だって今日はタイミングがよかった。
グリムはぐぅぐぅと寝息を立てており。
時刻は夜で、外は雨。
私たちはびしょ濡れで。
ちょっとその胸に倒れこんだだけで、しっとりと肌が触れ合った。
できすぎたシチュエーションだったのだ、これは。
「せ、んぱい」
と、小さな声でアズール先輩を呼ぶと、トクリと大きな鼓動が一つ。
雨に濡れて寒いなんて、真っ赤な嘘。
触れ合う場所が暖かい。
「あの、風邪を引くから、」
「は、い」
「お風呂…に、入りませんか、一緒に」
きゅ、と緩く制服を握ったところで、アズール先輩のほうからも私に寄りかかってきて。そうしてすっぽりと腕の中に収められ。
耳元で吐息混じりに囁かれた台詞に今度は私の心が跳ねた。
「貴女が誘ったんです。逃しませんから」
雨の音はだんだんと小さくなっていく。
静かで優しい、夜だった。
だって今日はタイミングがよかった。
グリムはぐぅぐぅと寝息を立てており。
時刻は夜で、外は雨。
私たちはびしょ濡れで。
ちょっとその胸に倒れこんだだけで、しっとりと肌が触れ合った。
できすぎたシチュエーションだったのだ、これは。
「せ、んぱい」
と、小さな声でアズール先輩を呼ぶと、トクリと大きな鼓動が一つ。
雨に濡れて寒いなんて、真っ赤な嘘。
触れ合う場所が暖かい。
「あの、風邪を引くから、」
「は、い」
「お風呂…に、入りませんか、一緒に」
きゅ、と緩く制服を握ったところで、アズール先輩のほうからも私に寄りかかってきて。そうしてすっぽりと腕の中に収められ。
耳元で吐息混じりに囁かれた台詞に今度は私の心が跳ねた。
「貴女が誘ったんです。逃しませんから」
雨の音はだんだんと小さくなっていく。
静かで優しい、夜だった。