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広いお部屋に不釣り合いな小さなクローゼット。といっても、オンボロ寮のものよりは随分と大きく、綺麗だけれど。
その中に入っているのは、もちろん彼の…アズール先輩のお洋服。
ズラリと並ぶセンスの良いそれらに隠れるようにして掛かっている数枚の私の服。
今や先輩の香りが色濃く移った服。
それに腕を通すとフラッシュバックするのは昨晩のこと。
知らず頬が熱くなる。
「何を考えていたのですか?」
「!」
「僕の、こと?」
耳元で囁かれる悪戯な呪文に抗う術はない。
ああ、全て暴かれる。
抱きしめられたこの腕以外に、私を満たしてくれるものなんてもう。
(先輩のことを考えていた、と言ったらもう一度抱いてくれますか?)
その中に入っているのは、もちろん彼の…アズール先輩のお洋服。
ズラリと並ぶセンスの良いそれらに隠れるようにして掛かっている数枚の私の服。
今や先輩の香りが色濃く移った服。
それに腕を通すとフラッシュバックするのは昨晩のこと。
知らず頬が熱くなる。
「何を考えていたのですか?」
「!」
「僕の、こと?」
耳元で囁かれる悪戯な呪文に抗う術はない。
ああ、全て暴かれる。
抱きしめられたこの腕以外に、私を満たしてくれるものなんてもう。
(先輩のことを考えていた、と言ったらもう一度抱いてくれますか?)