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ハッと目を開くと、目尻から涙が滑る冷たい感触がした。
「…また、あの夢…」
こぽり、こぽり。小さな水音が耳に届く。
覚醒した意識で五感を研ぎ澄ますと、私の身体を包み込む暖かな体温を感じて、やっと満足に呼吸ができた。
今となっては当たり前のように傍にあるその身体に、スリ、と顔を寄せてみれば、コロンの優しい香りが鼻腔をくすぐった。
夢の中ではブルブルと震えていた身体も、アズール先輩の腕の中にいれば自然と落ち着いてくるから不思議。
恐ろしい夢は決まって、幸せな日ほど見るものだ。
なんでだろう。
こんなにあったかな心をいつも寄せてもらっているのに。
「アズール先輩…すきです…」
あの夢みたいに私の存在に気付いてもらえなくなったらどうしよう。
離れ離れになったら、どうしよう。
ならないといいなぁ。ならないでほしい。
寝ても覚めても私を抱きしめていて。
私もこうして先輩を抱きしめているから。
「…また、あの夢…」
こぽり、こぽり。小さな水音が耳に届く。
覚醒した意識で五感を研ぎ澄ますと、私の身体を包み込む暖かな体温を感じて、やっと満足に呼吸ができた。
今となっては当たり前のように傍にあるその身体に、スリ、と顔を寄せてみれば、コロンの優しい香りが鼻腔をくすぐった。
夢の中ではブルブルと震えていた身体も、アズール先輩の腕の中にいれば自然と落ち着いてくるから不思議。
恐ろしい夢は決まって、幸せな日ほど見るものだ。
なんでだろう。
こんなにあったかな心をいつも寄せてもらっているのに。
「アズール先輩…すきです…」
あの夢みたいに私の存在に気付いてもらえなくなったらどうしよう。
離れ離れになったら、どうしよう。
ならないといいなぁ。ならないでほしい。
寝ても覚めても私を抱きしめていて。
私もこうして先輩を抱きしめているから。