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Jade
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『ジェイド先輩って、なんで私に構うんですか』
今日も今日とて、モストロ・ラウンジのカウンターにてきのこ料理をあなたさんにご馳走していると、唐突に口にされた質問。
虚をつかれたこの発言に、一瞬僕の時が止まる。
構う?僕が?貴女を?
自分ではそんな疑問を呈されるほどに、あなたさんに構っている気はなかった。
僕が採取したきのこを食べてくれるのがあなたさんだけだっただけーーー
と、そう答えようとして、ふと考える。
いや、それだけではない、か。
きのこ料理は、たしかにアズールとフロイドには飽きたと言われたが、ほかの寮生や、食堂では人気なのだ。だから"だけだった"という表現はおかしいだろう。それでもわざわざあなたさんを呼びつけてまで食べてもらっているのは。
「それは、僕が貴女のことを……………」
突然黙った僕を、不思議な顔をして見つめるあなたさん。その眼が僕だけを映している。
『ジェイド先輩?』
ああ、なんていうことだ。もしかして。
僕の興味を引くものは、どうして陸にばかりあるのだろう。
しかもこの子は異世界からやってきて、僕らのように魔法を使うこともできないヒトなのに。
「…その質問に答える前に、一つよろしいでしょうか」
『はい、なんでしょう』
かちゃり、きちんとカトラリーを揃えて口を拭ってから、僕に向き直るあなたさん。きちんと話を聞く体制を取ってもらえるとは、光栄だと思う。
ショック・ザ・ハート
と言ってしまえば、貴女の僕への本当の気持ちはすぐにわかるのに。
なぜか今、その呪文は喉につかえて出てこなかった。
「…貴女は……僕といて、楽しいですか?」
代わりに出てきた言葉は、フロイドとアズールを足して二で割ったかのような、無垢で幼稚な質問だった。
が、その質問に、きょとんと瞬きしてから、あなたさんはふにゃりと笑った。
『はい!とっても!ジェイド先輩の作るお料理が美味しいのは本当ですが、それよりも、ジェイド先輩と話すのが楽しいから、誘われるままにきちゃってるんですっ』
これからも、何かあれば遠慮なく声をかけてくださいね。
なんて、はにかむ顔をみていると、心がいつになく高揚するのが自分でもわかった。
「ふふ...っ」
堪えきれない喜びが、声となって溢れ出す。
止められるわけもないけれど、申し訳程度に手で口を覆った。
『?私、変なこといいました?』
「いいえっ…そんなことは全く。むしろ、そうですね、気づかせてくださってありがとうございます。」
『???』
膝の上にお行儀良く置かれたあなたさんの手を取って、その甲に口づけを。
「僕は"貴女に"夢中なんですね。」
(I’m so into you.)
もう貴女を離せない。
今日も今日とて、モストロ・ラウンジのカウンターにてきのこ料理をあなたさんにご馳走していると、唐突に口にされた質問。
虚をつかれたこの発言に、一瞬僕の時が止まる。
構う?僕が?貴女を?
自分ではそんな疑問を呈されるほどに、あなたさんに構っている気はなかった。
僕が採取したきのこを食べてくれるのがあなたさんだけだっただけーーー
と、そう答えようとして、ふと考える。
いや、それだけではない、か。
きのこ料理は、たしかにアズールとフロイドには飽きたと言われたが、ほかの寮生や、食堂では人気なのだ。だから"だけだった"という表現はおかしいだろう。それでもわざわざあなたさんを呼びつけてまで食べてもらっているのは。
「それは、僕が貴女のことを……………」
突然黙った僕を、不思議な顔をして見つめるあなたさん。その眼が僕だけを映している。
『ジェイド先輩?』
ああ、なんていうことだ。もしかして。
僕の興味を引くものは、どうして陸にばかりあるのだろう。
しかもこの子は異世界からやってきて、僕らのように魔法を使うこともできないヒトなのに。
「…その質問に答える前に、一つよろしいでしょうか」
『はい、なんでしょう』
かちゃり、きちんとカトラリーを揃えて口を拭ってから、僕に向き直るあなたさん。きちんと話を聞く体制を取ってもらえるとは、光栄だと思う。
ショック・ザ・ハート
と言ってしまえば、貴女の僕への本当の気持ちはすぐにわかるのに。
なぜか今、その呪文は喉につかえて出てこなかった。
「…貴女は……僕といて、楽しいですか?」
代わりに出てきた言葉は、フロイドとアズールを足して二で割ったかのような、無垢で幼稚な質問だった。
が、その質問に、きょとんと瞬きしてから、あなたさんはふにゃりと笑った。
『はい!とっても!ジェイド先輩の作るお料理が美味しいのは本当ですが、それよりも、ジェイド先輩と話すのが楽しいから、誘われるままにきちゃってるんですっ』
これからも、何かあれば遠慮なく声をかけてくださいね。
なんて、はにかむ顔をみていると、心がいつになく高揚するのが自分でもわかった。
「ふふ...っ」
堪えきれない喜びが、声となって溢れ出す。
止められるわけもないけれど、申し訳程度に手で口を覆った。
『?私、変なこといいました?』
「いいえっ…そんなことは全く。むしろ、そうですね、気づかせてくださってありがとうございます。」
『???』
膝の上にお行儀良く置かれたあなたさんの手を取って、その甲に口づけを。
「僕は"貴女に"夢中なんですね。」
(I’m so into you.)
もう貴女を離せない。