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『センセ』
「お!ごめんな~…ちょっと、待たせちまったか?」
『いえ、全然っ』
放課後の教室に二人。
夕陽が差し込む、キラキラな時間。
この色は、何より陽日センセに似合ってると思う。
「んでも、どうした?こんなトコで、」
『見つかったら、大変?…大丈夫!今日の目的はね、コレっ』
戸惑うセンセの前に、出したのは少し歪な形をしたホールケーキ。
「え、コレっ」
『クラスのみんなで作ったの!』
「みんな?」
『大丈夫!私はチョコレートコーティングしたぐらいですからっ』
「そ、それなら良かった!!」
『…ちょっと傷つきます…』
「え、あっ、はは~……すまん…」
『ふふ!冗談、ですよセンセ!みんなから、ハッピーバースデー、いつもありがとうの気持ち、預かってきました!』
彼女としてお祝いできないのは悲しいけど、みんなからのお祝いなら、受け取ってもらえるよね?陽日センセ?
嬉々として写メを撮っているセンセを見つめていたら、突然パチリと目が合った。
触れたいけど、許されないこの微妙な距離感が
もどかしくて、愛おしい。
『陽日、センセ…おめでとうございます、…っ、大好き…』
言葉なら、赦されるかな
これも、どれも、ダメだけど
たった四文字に込めた気持ちは譲れないんだよ。
俯く私の手をそっと取って、陽日先生はにかっと笑った。
「ありがとうな!俺も好きだぞっ」
一見、先生と生徒の間のただの会話は、だけど私にとっては特別の言葉。
今はそれ以上も以下もないけれど
いつかの誕生日には、先生にあげたいものがたくさんあるの。
覚悟して、待っててね。
ダイスキのキモチだけ
2010.09.23UP
陽日先生おめでとうございました!
「お!ごめんな~…ちょっと、待たせちまったか?」
『いえ、全然っ』
放課後の教室に二人。
夕陽が差し込む、キラキラな時間。
この色は、何より陽日センセに似合ってると思う。
「んでも、どうした?こんなトコで、」
『見つかったら、大変?…大丈夫!今日の目的はね、コレっ』
戸惑うセンセの前に、出したのは少し歪な形をしたホールケーキ。
「え、コレっ」
『クラスのみんなで作ったの!』
「みんな?」
『大丈夫!私はチョコレートコーティングしたぐらいですからっ』
「そ、それなら良かった!!」
『…ちょっと傷つきます…』
「え、あっ、はは~……すまん…」
『ふふ!冗談、ですよセンセ!みんなから、ハッピーバースデー、いつもありがとうの気持ち、預かってきました!』
彼女としてお祝いできないのは悲しいけど、みんなからのお祝いなら、受け取ってもらえるよね?陽日センセ?
嬉々として写メを撮っているセンセを見つめていたら、突然パチリと目が合った。
触れたいけど、許されないこの微妙な距離感が
もどかしくて、愛おしい。
『陽日、センセ…おめでとうございます、…っ、大好き…』
言葉なら、赦されるかな
これも、どれも、ダメだけど
たった四文字に込めた気持ちは譲れないんだよ。
俯く私の手をそっと取って、陽日先生はにかっと笑った。
「ありがとうな!俺も好きだぞっ」
一見、先生と生徒の間のただの会話は、だけど私にとっては特別の言葉。
今はそれ以上も以下もないけれど
いつかの誕生日には、先生にあげたいものがたくさんあるの。
覚悟して、待っててね。
ダイスキのキモチだけ
2010.09.23UP
陽日先生おめでとうございました!