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『ぬーいっ』
「ん?」
振り向けば、廊下の向こうから走ってくるのは紛れもなくアイツ。
「おー小夏!」
『やっと会えた~!やっぱハロウィンパーティーも生徒会は忙しいんだね!』
「まぁな…翼が遊び回ってるぶん、仕事増えんだよ」
『あははっ!ま、仕方ないよ、翼くんは初めてのハロウィンだもん』
「あぁ…ってか、お前さっきの服から着替えたのか?」
ふと、さっき見たコスプレとは全く違う服なことに気づく。
『あ!そうそう!クラスの奴らがね、「前半戦、カボチャかぶって頑張ったお前に盛大に笑わせてもらったからご褒美だ」って、くれたの!』
そう、楽しそうに笑う小夏は、お決まりのように魔女のコスプレをしていた。
似合ってる…つか、
「かわい…」
『ん?似合う?似合ってる~?』
「あぁ、似合ってるぞ」
『へへ~!ありがとうっ!あ、そうえばね、ステッキもあるんだよ~!』
と、小夏はどこからかステッキを取り出した。
「お~本物っぽいじゃないか!」
『でしょっ?ぬいにも~魔法かけちゃうよっ!えいっ!』
くるくる、とステッキを回してこちらに向ける仕草に、ふと、ハロウィンに相応しいイタズラを思いつく。
向けられたそれではなく、小夏の腕を勢いよく引っ張って、そのまま、空き教室に入りピシャリと扉を遮断。
薄暗い部屋に二人、閉じ籠もる。
『…え、と…?』
「ん?どした?」
『え?あ、う、ん?あっ、えと、ぬっぬいも、衣装替えたんだ、ねっ?狼男も似合ってたけど、吸血鬼はもっとサマになっ…っ!』
忙しく喋る小夏の首筋を、黙ってと言わんばかりにカプリと噛んだ。
全く、何を期待してるんだか?
「んっ…」
『っ?!』
「少し黙ったほうがいい…じゃないと、吸血鬼に全身を舐められますよ、可愛い魔女さん?」
ニヤリと笑って、な?・と首を傾けて手はスルッとニーソックスから剥き出しになっていた太ももを撫であげれば、漏れる吐息が耳に心地よい。
『ぁっ…ぬ、いっ…、ふぁ、』
「ん~?」
『だ、れか来たら…ど、するのっ…んっ、だめ…』
言われて刹那、弄っていた手で鍵を施錠。
「、鍵閉めた」
『!』
「他に心配事は?」
『…んぅっ』
ちゅ、ともう一度、小夏の柔らかな唇に軽いキスを。
「ない、なら…いただきますっ…」
小夏を味わうように、深く深く、キスを。
舌を絡めて、舐めて吸って
「っは…トリックオア、小夏…ま、どっちとっても、お前は俺に食べられるって、ことっ…んむっ、んっ、」
『、っ…はっ、結局っ、着替えてもっ…ぁっ…狼、なんじゃんっ、んっんんぅ!』
「っ、ん…。男なんて、みんな好きな女の前では狼、だろっ…、ん、」
何を言われようが今は関係ない。
少し暗がりの、でも柔らかな日差しが差し込んだ教室で二人だけのハロウィンと洒落込むか。
「俺しか見てないから…っ、」
小夏の全部、曝して。
「愛してるよ…魔法なんか必要ないくらいに、なっ」
Hello,Mr狼さん
20101011