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「…………っは、」
ぱたり、も、だめ。
俺、このまま倒れていいか?
机にダイブした反動で何枚かの書類が宙を舞うが気にしない。
「ぬーん?あっ!!そらそら~!ぬいぬいが一人で戦線離脱してるぞ―!ずるいズルいッッ」
机に突っ伏したそばから翼の声が生徒会室に響き渡る。
「うるせ―翼…俺のライフポイントは今ゼロだ…」
「ぬぬ?ぬいぬい、大丈夫か?」
「あ~……も~……」
ハロウィン前の追い込み。
行事前は毎回のことながら、生徒会室は酷い有り様だ。
授業以外はこの場所から動けないと言っても過言ではない。
と、言うことは、所謂「そういうこと」、だ。
「かーいちょ―…?」
「っは!!」
「そらそらが怒るぞぬいぬい~」
「お疲れなのは皆同じですよ?とりあえず今日はこの山を片付ければ終わりですから。ささっと片付けて帰りましょう?明日彼女に会えばいいでしょう?」
ふふ、といじわるく笑う颯斗に思わず苦笑。
「はは…するっきゃないかぁ~…」
重い身体を起こして、また書類に向かう。
頭を必死に集中させて。
時刻はすでに8時を回っていた。
夜空の星は闇に溶けて瞬く。
*
「くぁ……」
「じゃあな~!ぬいぬい!」
「失礼します、会長」
「おー」
二人と別れて牡羊座寮へとふらふら向かう。
「帰ったら風呂で飯で…」
そんなことをぶつぶつ呟きつつ、もう一度背伸びをして、ふと寮の前の人影に、携帯の光に気づく。
「んぁ?」
『?、あ』
ぬいだっ!と、腰掛けていた花壇からぴょこと飛び上がったのは間違いようもなくアイツ。
「、小夏?」
『遅かったねっ、お疲れ様だねっ!』
言いながら小走りに駆けてくるあたり、落ち着きないなと笑いが漏れる。
「小夏、お前、こんな時間に何してんだ?」
『む!ちょっと傷つくぞ!』
あはは、と微笑んだかと思ったら、ふと、目を伏せたのはなんでだ?
疲れからか回転が鈍い頭で考える。
俺、お前不足すぎて死にそうだったんだよな。
それだけが頭をグルグル回る。
が
刹那、抱きつかれて思考停止。
「、は」
『ふ、…っ…はぁっ…』
と長いため息のあと、再びぎゅぅと。
噛み締めるみたいにシャツに捕まって。
頭の上で組まれたままの腕が行き場をなくしてヤケに滑稽。
「え、と、」
『…っ、ぬいがっ…』
「へ?」
普段なら出しもしない、自分の間の抜けた声が少し、脳を正常に働かせた。
珍しいシチュエーションだなコレ。どうしてやれば、小夏は喜ぶだろうか、可愛い反応、見せてくれるか、と瞬間的に考えた。が、次の一言で、それもどうでもよくなったとか。
『ぬいが、構ってくれないから、ぬい不足、だったっ!』
身長差をものともせず、きゅ、と首に絡められた腕。小夏の脚、プルプルしてんだが。
「っ…くくっ…!背伸びしすぎだっ…くくっ、」
『…っ、笑い事じゃ、ないよバカっ!』
バッと離れていこうとする小夏の身体を、今度は俺が拘束して。
さぁもう片手はどこに置こうか?
頭か肩かそれとも唇?
「俺も、小夏不足でしたよっ」
耳にコソリと囁いて、甘えるように頬を擦り付けた。
『ふ、ぅっ…、…っ、ほん、と?』
「当たり前だろ?たった三日されど三日。…信じるか、信じないかは、小夏次第だが?」
『……お、同じ、だったら、うれしい…!』
多分真っ赤だからだろう。
また首にぶら下がるように抱きついてくるその身体を抱き上げて。
じゃ、今日はこのまま不足したものを補いあおうかと。
部屋に戻ったら、さ
手のひらは服の中で、ファイナルアンサ―。
いいよな?
星は今宵も、優しく二人に降り注ぐ。
星に溶けて二人
20101014
(俺を)
(私を)
(満たして)
あなたで
ぱたり、も、だめ。
俺、このまま倒れていいか?
机にダイブした反動で何枚かの書類が宙を舞うが気にしない。
「ぬーん?あっ!!そらそら~!ぬいぬいが一人で戦線離脱してるぞ―!ずるいズルいッッ」
机に突っ伏したそばから翼の声が生徒会室に響き渡る。
「うるせ―翼…俺のライフポイントは今ゼロだ…」
「ぬぬ?ぬいぬい、大丈夫か?」
「あ~……も~……」
ハロウィン前の追い込み。
行事前は毎回のことながら、生徒会室は酷い有り様だ。
授業以外はこの場所から動けないと言っても過言ではない。
と、言うことは、所謂「そういうこと」、だ。
「かーいちょ―…?」
「っは!!」
「そらそらが怒るぞぬいぬい~」
「お疲れなのは皆同じですよ?とりあえず今日はこの山を片付ければ終わりですから。ささっと片付けて帰りましょう?明日彼女に会えばいいでしょう?」
ふふ、といじわるく笑う颯斗に思わず苦笑。
「はは…するっきゃないかぁ~…」
重い身体を起こして、また書類に向かう。
頭を必死に集中させて。
時刻はすでに8時を回っていた。
夜空の星は闇に溶けて瞬く。
*
「くぁ……」
「じゃあな~!ぬいぬい!」
「失礼します、会長」
「おー」
二人と別れて牡羊座寮へとふらふら向かう。
「帰ったら風呂で飯で…」
そんなことをぶつぶつ呟きつつ、もう一度背伸びをして、ふと寮の前の人影に、携帯の光に気づく。
「んぁ?」
『?、あ』
ぬいだっ!と、腰掛けていた花壇からぴょこと飛び上がったのは間違いようもなくアイツ。
「、小夏?」
『遅かったねっ、お疲れ様だねっ!』
言いながら小走りに駆けてくるあたり、落ち着きないなと笑いが漏れる。
「小夏、お前、こんな時間に何してんだ?」
『む!ちょっと傷つくぞ!』
あはは、と微笑んだかと思ったら、ふと、目を伏せたのはなんでだ?
疲れからか回転が鈍い頭で考える。
俺、お前不足すぎて死にそうだったんだよな。
それだけが頭をグルグル回る。
が
刹那、抱きつかれて思考停止。
「、は」
『ふ、…っ…はぁっ…』
と長いため息のあと、再びぎゅぅと。
噛み締めるみたいにシャツに捕まって。
頭の上で組まれたままの腕が行き場をなくしてヤケに滑稽。
「え、と、」
『…っ、ぬいがっ…』
「へ?」
普段なら出しもしない、自分の間の抜けた声が少し、脳を正常に働かせた。
珍しいシチュエーションだなコレ。どうしてやれば、小夏は喜ぶだろうか、可愛い反応、見せてくれるか、と瞬間的に考えた。が、次の一言で、それもどうでもよくなったとか。
『ぬいが、構ってくれないから、ぬい不足、だったっ!』
身長差をものともせず、きゅ、と首に絡められた腕。小夏の脚、プルプルしてんだが。
「っ…くくっ…!背伸びしすぎだっ…くくっ、」
『…っ、笑い事じゃ、ないよバカっ!』
バッと離れていこうとする小夏の身体を、今度は俺が拘束して。
さぁもう片手はどこに置こうか?
頭か肩かそれとも唇?
「俺も、小夏不足でしたよっ」
耳にコソリと囁いて、甘えるように頬を擦り付けた。
『ふ、ぅっ…、…っ、ほん、と?』
「当たり前だろ?たった三日されど三日。…信じるか、信じないかは、小夏次第だが?」
『……お、同じ、だったら、うれしい…!』
多分真っ赤だからだろう。
また首にぶら下がるように抱きついてくるその身体を抱き上げて。
じゃ、今日はこのまま不足したものを補いあおうかと。
部屋に戻ったら、さ
手のひらは服の中で、ファイナルアンサ―。
いいよな?
星は今宵も、優しく二人に降り注ぐ。
星に溶けて二人
20101014
(俺を)
(私を)
(満たして)
あなたで