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最近急激に寒くなった。
そんなことを考えつつの放課後。
生徒会室にそのまま向かうのではなく、廊下の窓から手を伸ばす。
外になるべく、飛び出すように。
私のすべてが、お日様に染まるように。
『ふあああきもちいいな~あったか~い…』
「ぬは!」
『?!』
いつも通りの奇妙な第一声とともに、後ろから私の上に手が覆いかぶされた。
「書記がさぼってるぅ~」
『いつもさぼってる翼君に言われたくありませーん』
「うぬぬ…!俺はサボってるんじゃないぞー」
「『研究してるんだ!』」
続きの言葉を予測できた私は、その声にかぶせて、お決まりのセリフを言った。
「ぬぬ~!!わかられてた!」
『翼君の口癖だもんね~覚えちゃったよ!もーていうか早くその腕をどけなさいー私にお日様が当たらなくなっちゃうでしょう?せっかくお日様のにおいに染めてもらってるのに』
「なぬ!?それは絶対聞き逃せないのでありまする!」
『へ?』
伸ばしていた手を突如まげて、ぎゅっとする。
心臓がぎゅっとつかまれる。
私の身体とともにぎゅっと。
今更事態を理解した私は、恥ずかしくなって少し、暴れる。
『翼、く、ん…!どうしたの?ちかい、よ…!』
「だーめ!もう外に出してなんかやんない!」
『え?なんで?お日様あったかいのに』
まだ冬も始まりのこのごろ、日中のお日様は、春のように穏やかで暖かいのに。
翼君はこの暖かさが嫌いなのだろうか。・・・冬生まれだから・・・とか?
「だめったらだめだ!!ぬぬぬ・・・お日様なんか・・・太陽なんか1億キロも遠くの宇宙にあるじゃんか!!」
『・・・は?』
「だから、だから 書記は近くにいる俺に」
太陽じゃなくて俺に染まればいいの!!!
大きな声が廊下に響きわたる。
あぁ、これ、きっと会長にも青空君にも、はたまた教室にいるだろう幼馴染にも聞こえちゃってるんだろうな。
気恥ずかしいけど、嬉しいような、くすぐったい気持ちで。
抱きしめてくれたその腕にそっと触れれば、ぬはは・といつもの嬉しそうな特有の笑い声が頭の上に降る。
そんな翼君が誰よりも愛しくて。
-太陽にまで嫉妬する君-
(あなた色に染めてもらえるなら、本望)
そんなことを考えつつの放課後。
生徒会室にそのまま向かうのではなく、廊下の窓から手を伸ばす。
外になるべく、飛び出すように。
私のすべてが、お日様に染まるように。
『ふあああきもちいいな~あったか~い…』
「ぬは!」
『?!』
いつも通りの奇妙な第一声とともに、後ろから私の上に手が覆いかぶされた。
「書記がさぼってるぅ~」
『いつもさぼってる翼君に言われたくありませーん』
「うぬぬ…!俺はサボってるんじゃないぞー」
「『研究してるんだ!』」
続きの言葉を予測できた私は、その声にかぶせて、お決まりのセリフを言った。
「ぬぬ~!!わかられてた!」
『翼君の口癖だもんね~覚えちゃったよ!もーていうか早くその腕をどけなさいー私にお日様が当たらなくなっちゃうでしょう?せっかくお日様のにおいに染めてもらってるのに』
「なぬ!?それは絶対聞き逃せないのでありまする!」
『へ?』
伸ばしていた手を突如まげて、ぎゅっとする。
心臓がぎゅっとつかまれる。
私の身体とともにぎゅっと。
今更事態を理解した私は、恥ずかしくなって少し、暴れる。
『翼、く、ん…!どうしたの?ちかい、よ…!』
「だーめ!もう外に出してなんかやんない!」
『え?なんで?お日様あったかいのに』
まだ冬も始まりのこのごろ、日中のお日様は、春のように穏やかで暖かいのに。
翼君はこの暖かさが嫌いなのだろうか。・・・冬生まれだから・・・とか?
「だめったらだめだ!!ぬぬぬ・・・お日様なんか・・・太陽なんか1億キロも遠くの宇宙にあるじゃんか!!」
『・・・は?』
「だから、だから 書記は近くにいる俺に」
太陽じゃなくて俺に染まればいいの!!!
大きな声が廊下に響きわたる。
あぁ、これ、きっと会長にも青空君にも、はたまた教室にいるだろう幼馴染にも聞こえちゃってるんだろうな。
気恥ずかしいけど、嬉しいような、くすぐったい気持ちで。
抱きしめてくれたその腕にそっと触れれば、ぬはは・といつもの嬉しそうな特有の笑い声が頭の上に降る。
そんな翼君が誰よりも愛しくて。
-太陽にまで嫉妬する君-
(あなた色に染めてもらえるなら、本望)