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庭球
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昨日、新しい手帳を買った。
デザインがすごく気に入ったやつ!これから一年間、大切に使うんだ!
「ん?新しくしたのか」
『はっ!ぶっブン太!』
「ちょっと貸してみろぃ」
『えっワッちょ…!』
後ろから覗きこんできたブン太に、突然手帳を取り上げられ、慌てる私。新しいし、なにも書き込んでないから、見られるぶんには平気なんだけど…
『ちょ…!それ新しいんだからねっ!?綺麗に扱ってよ?!』
「だいじょーぶだっての!俺を信用しろよぃ」
『とか言いながら!去年、自分の誕生日んとこにぐっちゃぐちゃに落書きしたの誰よ!あの屈辱は忘れないんだから!』
「あー…んなこともあったっけか」
『あった!!あのページをみるたびにどれだけ私が落胆したかっ…!』
「あーハイハイ、気をつける…ーっと!完成!ほいっ」
『わっ』
ポイッと投げ渡されて、落としそうになるところをギリギリで受け止める。大切にって言ったのに!怒りながらもブン太の誕生日欄を確認する。
『あれ?』
そこには一言、《俺の日!祝え》と書かれただけ。去年とは比べものにならない綺麗さだ。
ほっとして、心の中でブン太に謝りつつ、記念すべき最初の一ページ、今日の欄に書き込もうと、前に向き直った
が
ぐるっ
そんな効果音が相応しいほどにまた振り向くことになった。
『え…あのっ…え?!』
「そーゆーこと…今日が記念日になるかどうかは、お前次第だけど?」
ぷいっと、耳まで真っ赤にさせながら、窓の外を見つめるブン太から、また手帳に目を戻す。
間違いない
今日のその場所には
《付き合っちゃった記念日?》
と、どこか自信なさそうに、控えめに書かれていた。
私が断るとでも思ったの?
消せないようにボールペンでかいたくせに。
さて、どうやって返事しようかな?
このハテナを消してしまえば、ブン太の不安も消してあげられるかな。
今日から記念日
デザインがすごく気に入ったやつ!これから一年間、大切に使うんだ!
「ん?新しくしたのか」
『はっ!ぶっブン太!』
「ちょっと貸してみろぃ」
『えっワッちょ…!』
後ろから覗きこんできたブン太に、突然手帳を取り上げられ、慌てる私。新しいし、なにも書き込んでないから、見られるぶんには平気なんだけど…
『ちょ…!それ新しいんだからねっ!?綺麗に扱ってよ?!』
「だいじょーぶだっての!俺を信用しろよぃ」
『とか言いながら!去年、自分の誕生日んとこにぐっちゃぐちゃに落書きしたの誰よ!あの屈辱は忘れないんだから!』
「あー…んなこともあったっけか」
『あった!!あのページをみるたびにどれだけ私が落胆したかっ…!』
「あーハイハイ、気をつける…ーっと!完成!ほいっ」
『わっ』
ポイッと投げ渡されて、落としそうになるところをギリギリで受け止める。大切にって言ったのに!怒りながらもブン太の誕生日欄を確認する。
『あれ?』
そこには一言、《俺の日!祝え》と書かれただけ。去年とは比べものにならない綺麗さだ。
ほっとして、心の中でブン太に謝りつつ、記念すべき最初の一ページ、今日の欄に書き込もうと、前に向き直った
が
ぐるっ
そんな効果音が相応しいほどにまた振り向くことになった。
『え…あのっ…え?!』
「そーゆーこと…今日が記念日になるかどうかは、お前次第だけど?」
ぷいっと、耳まで真っ赤にさせながら、窓の外を見つめるブン太から、また手帳に目を戻す。
間違いない
今日のその場所には
《付き合っちゃった記念日?》
と、どこか自信なさそうに、控えめに書かれていた。
私が断るとでも思ったの?
消せないようにボールペンでかいたくせに。
さて、どうやって返事しようかな?
このハテナを消してしまえば、ブン太の不安も消してあげられるかな。
今日から記念日