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「先輩…っ!大丈夫でしたかっ…!?」
『はぁっはぁっ…!っ、うんっ…!まさかっこんな土砂降りの雨が降るなんてっ、ね…っ!』
その日、星は綺麗で、空気は澄んでいて、明日も休みだね、なんて他愛のない話をして。手を繋いで寄り添って。
そしたら雨が突然降ってきて。お互いびしょ濡れなことを大笑いして。
そんな優しい夢を見ていました。
ピピピピピ……
場違いに明るい音が聞こえて頭の隅が覚醒した。
いつものことながら、鳴り響く目覚ましを止めようとして、ふと脳からアラート発動。
………あれ?
私の目覚ましってこんな音だったっけ?
霞む目をこすって、むくりと起き上がる。
休日の早朝、独特の静けさを含んだ空気、なにも変わらないはずなのに何か変だ。
何が違う?
あ、わかった。私のぬいぐるみたちがいないんだ。
私、どこやったんだろ。昨日は抱いて寝たんだっけ?
記憶を掘り下げること数秒
突然部屋の扉が開いた。
「あれ?先輩、起きてたんですか?」
『………』
「おはようございます。よく寝てたみたいだったので、一足先に朝食買い出しついでにランニングしてきましたよ。ご飯にしません?、あ、先輩って朝食は食べない派でしたっけ?」
頭がついていかない。
え?なんで梓君が普通に私の部屋に入ってきて、普通に朝ご飯の用意して、普通、に、
まじまじと自分を見返せば、それが自分のパジャマじゃないことも、自分の布団じゃないことも、わかってしまってさあ大変。
『あれ?ここ、どこ』
「?……くすっ…まだ夢の中ですか?先輩、」
梓君が近づいてくる。
私の記憶はまだ夜中の2時くらいを巡ってる。
「姫の夢は王子が覚ますのがセオリーということで。」
ちゅ、と
軽いリップ音が私を昨晩まで引き戻して、現実に返した。
さて、問題です。
私たちは昨晩、何をしていたのでしょうか。
-さよならワンダーランド-
(なんならもう一度、一緒に夢に堕ちますか?)
20100310UP
タイトル:「たしかに恋だった」様より
『はぁっはぁっ…!っ、うんっ…!まさかっこんな土砂降りの雨が降るなんてっ、ね…っ!』
その日、星は綺麗で、空気は澄んでいて、明日も休みだね、なんて他愛のない話をして。手を繋いで寄り添って。
そしたら雨が突然降ってきて。お互いびしょ濡れなことを大笑いして。
そんな優しい夢を見ていました。
ピピピピピ……
場違いに明るい音が聞こえて頭の隅が覚醒した。
いつものことながら、鳴り響く目覚ましを止めようとして、ふと脳からアラート発動。
………あれ?
私の目覚ましってこんな音だったっけ?
霞む目をこすって、むくりと起き上がる。
休日の早朝、独特の静けさを含んだ空気、なにも変わらないはずなのに何か変だ。
何が違う?
あ、わかった。私のぬいぐるみたちがいないんだ。
私、どこやったんだろ。昨日は抱いて寝たんだっけ?
記憶を掘り下げること数秒
突然部屋の扉が開いた。
「あれ?先輩、起きてたんですか?」
『………』
「おはようございます。よく寝てたみたいだったので、一足先に朝食買い出しついでにランニングしてきましたよ。ご飯にしません?、あ、先輩って朝食は食べない派でしたっけ?」
頭がついていかない。
え?なんで梓君が普通に私の部屋に入ってきて、普通に朝ご飯の用意して、普通、に、
まじまじと自分を見返せば、それが自分のパジャマじゃないことも、自分の布団じゃないことも、わかってしまってさあ大変。
『あれ?ここ、どこ』
「?……くすっ…まだ夢の中ですか?先輩、」
梓君が近づいてくる。
私の記憶はまだ夜中の2時くらいを巡ってる。
「姫の夢は王子が覚ますのがセオリーということで。」
ちゅ、と
軽いリップ音が私を昨晩まで引き戻して、現実に返した。
さて、問題です。
私たちは昨晩、何をしていたのでしょうか。
-さよならワンダーランド-
(なんならもう一度、一緒に夢に堕ちますか?)
20100310UP
タイトル:「たしかに恋だった」様より