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頭がガンガンする…
痛いのをこらえて必死で仕事してるのに、さらに脳髄をしめつけるような存在がそこに。
きゅいーんきゅいーん
激しい音をものともしない天羽翼がそこにいる。
<翼くんうるさい>
そう一言言えたら楽なんだけど、なかなか言えないのが…だってあのキラキラした瞳をみちゃったら…ねぇ…
その瞬間、一層甲高い音が発せられたかと思うと、一旦途切れた天羽翼指揮による機械の合奏。
すると専用ラボからひょっこりかわいい顔が飛び出した。
「ぬぁ?書記だ。」
『翼くんお疲れ様。今日は何の実験?颯斗くんに怒られない程度にね?』
「ぬはっ!よくぞお聞きくださった!今日の実験はすげぇんだぞ~!書記にならちょーっとだけ…あ」
言葉半分に立ち上がったと思えば、私の腰掛けるソファーまでツカツカと歩いてきた。
ドキドキに比例して、少しキンキン頭痛が増した。
『ん…?なぁに?』
「書記…俺が気づかないとでも思った?」
『え?』
「書記、言いたいことあったら言えよな?」
その、ちょっと苦しさをたたえた瞳で、私を覗きこむ翼くん。私は面と向かって見つめられるのが苦手で、なんとなく顔を反らそうとするも、翼くんの手に拒まれた。
「頭痛?ごめんな…気づかなくて…」
しゅんとうなだれるその姿に、一抹の罪悪感と嬉しさ。
か…かわいい…
そんなことを思えば、余計に逃げたい衝動に駆られた。
『翼くんは悪くないよ?体調が悪いのにここに来た私が悪いんだもの。私、保健室にいってく…』
すると、逆にギュッと抱きしめられてしまった。
「だぁめっ!書記の居場所はいつだってここなんだぞ?…その痛みは俺があとで取り去ってあげるから少しだけ我慢してな?」
と額にキスをされれば、それだけで幸せが降り注ぐ。なんだか頭痛も和らいだ気持ち。
もっと…もっと翼くんに愛してもらえば、病気だって治っちゃうよ。
だから、ねぇ、もっと近くに、もっと愛の言葉を、ね。私にちょうだい?
-そのキスの効力は薬をも凌駕する-
(それは同時に麻薬のような中毒性を持つ)
痛いのをこらえて必死で仕事してるのに、さらに脳髄をしめつけるような存在がそこに。
きゅいーんきゅいーん
激しい音をものともしない天羽翼がそこにいる。
<翼くんうるさい>
そう一言言えたら楽なんだけど、なかなか言えないのが…だってあのキラキラした瞳をみちゃったら…ねぇ…
その瞬間、一層甲高い音が発せられたかと思うと、一旦途切れた天羽翼指揮による機械の合奏。
すると専用ラボからひょっこりかわいい顔が飛び出した。
「ぬぁ?書記だ。」
『翼くんお疲れ様。今日は何の実験?颯斗くんに怒られない程度にね?』
「ぬはっ!よくぞお聞きくださった!今日の実験はすげぇんだぞ~!書記にならちょーっとだけ…あ」
言葉半分に立ち上がったと思えば、私の腰掛けるソファーまでツカツカと歩いてきた。
ドキドキに比例して、少しキンキン頭痛が増した。
『ん…?なぁに?』
「書記…俺が気づかないとでも思った?」
『え?』
「書記、言いたいことあったら言えよな?」
その、ちょっと苦しさをたたえた瞳で、私を覗きこむ翼くん。私は面と向かって見つめられるのが苦手で、なんとなく顔を反らそうとするも、翼くんの手に拒まれた。
「頭痛?ごめんな…気づかなくて…」
しゅんとうなだれるその姿に、一抹の罪悪感と嬉しさ。
か…かわいい…
そんなことを思えば、余計に逃げたい衝動に駆られた。
『翼くんは悪くないよ?体調が悪いのにここに来た私が悪いんだもの。私、保健室にいってく…』
すると、逆にギュッと抱きしめられてしまった。
「だぁめっ!書記の居場所はいつだってここなんだぞ?…その痛みは俺があとで取り去ってあげるから少しだけ我慢してな?」
と額にキスをされれば、それだけで幸せが降り注ぐ。なんだか頭痛も和らいだ気持ち。
もっと…もっと翼くんに愛してもらえば、病気だって治っちゃうよ。
だから、ねぇ、もっと近くに、もっと愛の言葉を、ね。私にちょうだい?
-そのキスの効力は薬をも凌駕する-
(それは同時に麻薬のような中毒性を持つ)
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