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『ふぅっ』
薄暗い冬空に吐き出したのは白い息。
幼なじみに挟まれて、寮までの短い道のりをゆらりと歩く。
『お昼は暖かかったのに、夕方はやっぱ寒いね~…指先がかちこちっ』
その言葉とともに、繋がれる三人の影。右は哉太、左は錫也。両の手は二人の王子に捕らわれた。
「こうしたら」「暖かくなるだろ」
と。
『錫也が暖かかくて、哉太は同じくらい冷たい~』
「あ?!人が厚意でやってるってのに!離すぞこのやろっ」
『え~やだやだっ』
恥ずかしさを紛らわすために言った言葉が、場を和ませて、心もほかほか。
「まぁまぁ…哉太?手が冷たいのは」
『心が優しい証拠だよっ!ね、錫也』
「だなっ」
「っ…!!だからお前らっ…!!俺をからかうなああっ!!」
繋いだ手から手へ、伝わる熱で、みんな同じ体温で。
今日も幸せな帰り道。
―たしてたして、分母はさんで―
(その手が離れるまでの間は、ずっと一緒に)
薄暗い冬空に吐き出したのは白い息。
幼なじみに挟まれて、寮までの短い道のりをゆらりと歩く。
『お昼は暖かかったのに、夕方はやっぱ寒いね~…指先がかちこちっ』
その言葉とともに、繋がれる三人の影。右は哉太、左は錫也。両の手は二人の王子に捕らわれた。
「こうしたら」「暖かくなるだろ」
と。
『錫也が暖かかくて、哉太は同じくらい冷たい~』
「あ?!人が厚意でやってるってのに!離すぞこのやろっ」
『え~やだやだっ』
恥ずかしさを紛らわすために言った言葉が、場を和ませて、心もほかほか。
「まぁまぁ…哉太?手が冷たいのは」
『心が優しい証拠だよっ!ね、錫也』
「だなっ」
「っ…!!だからお前らっ…!!俺をからかうなああっ!!」
繋いだ手から手へ、伝わる熱で、みんな同じ体温で。
今日も幸せな帰り道。
―たしてたして、分母はさんで―
(その手が離れるまでの間は、ずっと一緒に)