ダージリンの雫
橋での一件がきっかけで、僕は彼女とほぼ毎日、橋の上で話すようになった。
「今日は、またギリシャ神話きかせてくれる?」
「いいわよ。何にする?恋人を信じられなくて、殺めてしまうアポロンの話?それとも、ゼウスに連れ去られた美少年の話にする?」
他愛もない話をしてるだけなのに、あっという間に感じる。
彼女と話すうちにその時間が待ち遠しくなっていった。
お客さんと接してる時にも、思い出して吹き出してしまうこともあった。
「最近、リュカ様、楽しそうね」
と女性達は口々に噂していた。
「今日は、またギリシャ神話きかせてくれる?」
「いいわよ。何にする?恋人を信じられなくて、殺めてしまうアポロンの話?それとも、ゼウスに連れ去られた美少年の話にする?」
他愛もない話をしてるだけなのに、あっという間に感じる。
彼女と話すうちにその時間が待ち遠しくなっていった。
お客さんと接してる時にも、思い出して吹き出してしまうこともあった。
「最近、リュカ様、楽しそうね」
と女性達は口々に噂していた。