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ダージリンの雫

僕はマフィアの仕切ってる遊郭の男娼、リアムはマフィアの殺し屋。



お金を稼いで、ふたりきりで生きてきた。



それは幸せ、と呼べるのだろうか?
確かに、お金があって、食べ物があって、空腹じゃなくなった。汚い場所で眠らなくてもいい、叩かれない、殴られない、女性達は僕を必要としてくれている。
あの頃から比べたら、幸せなのだろう。
だけれど、僕は、この小さな幸せに麻痺してしまったようだ。
更なる幸せ、それがなんなのか、全く分かってはいないけれど、それを望んでいる。





そんなことをぼんやりと考えながら橋の上から川を眺めていた時だったー
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