ダージリンの雫
「そんなこと、なんでするんだよ」
リアムの眉が吊り上がる。
つられて僕も口調を荒らげてしまって、
「リアムだって、お仕事するじゃない」
とリアムを突っぱねた。
「だからお前はしなくていいだろ」
「だからしなくっちゃ。僕お兄ちゃんなんだから」
僕がそう言った時、リアムはまだ何か言いたそうにしていたけれど、何も言わなかった。
多分、僕の中の本気を見て、何も言えなくなったんだろう。
初めての喧嘩、初めて、どちらも譲れなかったことだった。
喧嘩をする時は、僕がいつも折れていたのだけれど。
リアムの眉が吊り上がる。
つられて僕も口調を荒らげてしまって、
「リアムだって、お仕事するじゃない」
とリアムを突っぱねた。
「だからお前はしなくていいだろ」
「だからしなくっちゃ。僕お兄ちゃんなんだから」
僕がそう言った時、リアムはまだ何か言いたそうにしていたけれど、何も言わなかった。
多分、僕の中の本気を見て、何も言えなくなったんだろう。
初めての喧嘩、初めて、どちらも譲れなかったことだった。
喧嘩をする時は、僕がいつも折れていたのだけれど。