現代天使の秘匿
パパ活相手のパパとやり取りをしていた。
今夜は高級ディナー。
このフォーマルなドレスはパパが前回会った時に買ってくれたもの。
大人過ぎず、レースやリボンが付いていて、とても可愛らしかった。あり得ない金額のこのドレスを、パパはあっさり買ってくれた。
それを着て私はキャッキャしていた。綺麗なドレスを着れるだけで私は嬉しかった。
それに靴も買ってもらった。
もちろんハイブランド。刺繍の入ったその靴に一目惚れしたのだ。
「お待たせ、アイちゃん」
『こんばんは、たかしさん!見てみて、可愛いですか?』
私はあざとくそのドレスを両手でつまんでふわりと回ってみた。
「あー、もう本当にアイちゃんは可愛いんだから」
『えへへ、照れちゃいますよ!』
私は、さりげなくパパの手を握ってレストランへと歩き出した。
『私、もうお腹ぺこぺこです』
「言い方可愛い笑
うん、行こっか。今日はアイちゃんの好きなイタリアンだよ」
『やった〜!』
普段はこんなにはしゃがない。はしゃいでる演技だ。16歳の私を金で買ってる時点でコイツは私に幼さを求めてる。ロリコン野郎だ。
「───ということで、最近はお金沢山入ってくるんだよ」
『凄い!
たかしさん頭いいからそこまで出来たんですよ!』
今まで色んなパパと話してきて思うのだが、パパ達はみんなして政治の話をしたがる。
そして、過去の偉業を語り、ここの名門大学に簡単に入れたとか、そこの有名企業で昇進したとか、そんな話ばかりだ。
そして私は、パパの欲しがる言葉を与えてやる。
凄い、才能、努力、頭脳明晰
「ところでアイちゃんは、どーいうエッチが好きなの?」
『へっ!?』
びっくりして照れたような顔をしてみせる。
本音ならきもっ、と吐き捨てるところである。
『こ、ここで話すんですか?』
コソッと言うと小さな声ならバレないよと流された。
『実は、私、ちょっとMで…激しいのが好き、です』
モジモジしながら言うと、男は喜んだ。
「へぇ、Mなんだね。激しいのが好きなら、今日は頑張っちゃおうかな」
『ひぇ』
恥ずかしそうに下を向く。
「エッチだね。恥ずかしいの?」
『は、恥ずかしい…』
「アイちゃん可愛い。恥ずかしいこと、沢山しようね」
そこで、お待たせいたしました、と前菜が運ばれてくる。
それを行儀良く口に入れて、笑顔をくりだす。
『とっても美味しいです!
たかしさんが見つけるお店、いつも素敵で大好きです』
うっとりとした瞳で見つめてやれば、完璧だ。
─────ここ、何処。
寝起きのような感覚に違和感を覚えた。
起きたのに、朝なはずなのに、真っ暗だ。
閉じ込められた?昨日のパパの仕業か?
目の前を手探りに触ってみると、バタン、という音と共に目の前が開けた。
そこには
「誰か助けて!!!」
「逃がさねぇんだゾ、ニンゲン!!」
浮いた棺に炎を吐く猫?
逃げる誰か。
『…?…?……………??????』
今夜は高級ディナー。
このフォーマルなドレスはパパが前回会った時に買ってくれたもの。
大人過ぎず、レースやリボンが付いていて、とても可愛らしかった。あり得ない金額のこのドレスを、パパはあっさり買ってくれた。
それを着て私はキャッキャしていた。綺麗なドレスを着れるだけで私は嬉しかった。
それに靴も買ってもらった。
もちろんハイブランド。刺繍の入ったその靴に一目惚れしたのだ。
「お待たせ、アイちゃん」
『こんばんは、たかしさん!見てみて、可愛いですか?』
私はあざとくそのドレスを両手でつまんでふわりと回ってみた。
「あー、もう本当にアイちゃんは可愛いんだから」
『えへへ、照れちゃいますよ!』
私は、さりげなくパパの手を握ってレストランへと歩き出した。
『私、もうお腹ぺこぺこです』
「言い方可愛い笑
うん、行こっか。今日はアイちゃんの好きなイタリアンだよ」
『やった〜!』
普段はこんなにはしゃがない。はしゃいでる演技だ。16歳の私を金で買ってる時点でコイツは私に幼さを求めてる。ロリコン野郎だ。
「───ということで、最近はお金沢山入ってくるんだよ」
『凄い!
たかしさん頭いいからそこまで出来たんですよ!』
今まで色んなパパと話してきて思うのだが、パパ達はみんなして政治の話をしたがる。
そして、過去の偉業を語り、ここの名門大学に簡単に入れたとか、そこの有名企業で昇進したとか、そんな話ばかりだ。
そして私は、パパの欲しがる言葉を与えてやる。
凄い、才能、努力、頭脳明晰
「ところでアイちゃんは、どーいうエッチが好きなの?」
『へっ!?』
びっくりして照れたような顔をしてみせる。
本音ならきもっ、と吐き捨てるところである。
『こ、ここで話すんですか?』
コソッと言うと小さな声ならバレないよと流された。
『実は、私、ちょっとMで…激しいのが好き、です』
モジモジしながら言うと、男は喜んだ。
「へぇ、Mなんだね。激しいのが好きなら、今日は頑張っちゃおうかな」
『ひぇ』
恥ずかしそうに下を向く。
「エッチだね。恥ずかしいの?」
『は、恥ずかしい…』
「アイちゃん可愛い。恥ずかしいこと、沢山しようね」
そこで、お待たせいたしました、と前菜が運ばれてくる。
それを行儀良く口に入れて、笑顔をくりだす。
『とっても美味しいです!
たかしさんが見つけるお店、いつも素敵で大好きです』
うっとりとした瞳で見つめてやれば、完璧だ。
─────ここ、何処。
寝起きのような感覚に違和感を覚えた。
起きたのに、朝なはずなのに、真っ暗だ。
閉じ込められた?昨日のパパの仕業か?
目の前を手探りに触ってみると、バタン、という音と共に目の前が開けた。
そこには
「誰か助けて!!!」
「逃がさねぇんだゾ、ニンゲン!!」
浮いた棺に炎を吐く猫?
逃げる誰か。
『…?…?……………??????』