【挿絵あり】羨ましいキング
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「なあ、起きて。朝」
ベッドの上でくるっと寝返りを打つと、気だるげなアリスが眩しそうにこちらを見た。
「んー……レイ?」
「そんなに眠いの? 昨日の俺のせいで」
「……っ」
言葉に含みを持たせてミステリアスに微笑むレイに、アリスはドキリとして眠気が吹き飛んだ。
「ごめん! 急いで着替えるね」
慌ててブラウスを羽織った彼女をレイは抱き寄せる。
「レイ!?」
「着替えるなら、ここでして」
「え?」
レイは軽々と自分の膝にアリスを座せた。アリスの肩越しから覗き込み、ブラウスのボタンをひとつ留める。
何が起きたか一瞬わからなかったアリスはこの状況に、さらに気恥ずかしくなる。
「レイ……やっぱり自分でするよ」
「駄目」
無理矢理アリスを振り向かせ、唇を重ねる。
「んっ……」
柔らかい唇の感触にうっとりする間もなく、アリスは恥ずかしそうに顔をそむけた。
「もう、レイったら……」
「なに?」
「こんなことしてる場合じゃ……」
「わかった。じゃ、もう一回だけ」
そう甘く囁いて、アリスに口づけようとしたときだった。
「グットモーニング! 相棒」
超絶元気な声とともに、フェンリルが颯爽とドアを開けて入ってきた。
二人は驚いて硬直する。
フェンリルの目がベッドで艶めかしい姿のアリスに注がれ、その身体に後ろから手を纏いつかせていたレイに移る。
どう見てもやましい。
「えーっと……OK、OK! ボス、アリス、ごゆっくり〜」
何もなかったかのように、バタンとドアが閉まった。
「来たのが、フェンリルでよかった。まあ、バレても俺は気にしないけど」
「気にするよ! フェンリルに絶対誤解された」
「誤解なの?」
「……う、誤解じゃないけど……」
二人は見つめ合い、確かめるようにもう一度、唇を寄せた。
朝の日差しが窓から差し込み、アリスの細い髪が輝く。
「すげえ、綺麗…」
慈しむようにレイに撫でられると、本当に愛されていると実感する。
レイはほとんど自分の気持ちを口にしない。けれど、満ち足りた顔で頬をすり寄せてくる仕草で充分伝わってくる。
過ぎ去った熱が舞い戻ってきて、朝からまたいちゃいちゃしたくなる。
それをぐっと堪えてレイはアリスの頭をぽんぽんした。
「あいつらが待ってるし、続きは夜に。また、添い寝を頼んでいい?」
ふっと気の抜けたレイの笑みに、アリスも目元をほころばせた。
「もちろん、喜んで」
その頃、食堂では…
セス「ええ〜!? 裸のアリスちゃんをレイが抱きしめていたですってぇぇぇ!?」
フェン「おいおい、セス、声がでけーよ! アリスたちに聞こえるだろ! あと、裸じゃねー!半脱ぎだ!」
セス「ええい、お黙り、どっちも変わらないでしょ!ってあんたも声でかいわよ!!」
ルカ「…半脱ぎのアリス(頬染め)」
見兼ねてシリウスがルカの耳を塞ぐ。
シリ「お前ら、ルカに変なもん聞かせるな」
ルカ「え、聞きたい。もっと……」
シリ「!?」
セス「あーん、やだやだ(←無視)怪しい怪しいとずーっと思っていたけど、やっぱり黒だったのね!なんて破廉恥なキングなの〜」
フェン「だな。さすが俺の相棒だぜ!」
レイ「どういう意味だよ」
アリス「〜〜〜♡」
おわり
あとがき
レイの朝チュンにフェンリルが乱入してくるシーンが思いついて、これ漫画でさらに英語のセリフだったら楽しいなと思って、無茶振りでお願いしたら、漫画を描いていただけました!
レイがキラキラしてる〜!フェンリルはクソ可愛いです♡
合わせて楽しんでもらえたら嬉しいです♡
ベッドの上でくるっと寝返りを打つと、気だるげなアリスが眩しそうにこちらを見た。
「んー……レイ?」
「そんなに眠いの? 昨日の俺のせいで」
「……っ」
言葉に含みを持たせてミステリアスに微笑むレイに、アリスはドキリとして眠気が吹き飛んだ。
「ごめん! 急いで着替えるね」
慌ててブラウスを羽織った彼女をレイは抱き寄せる。
「レイ!?」
「着替えるなら、ここでして」
「え?」
レイは軽々と自分の膝にアリスを座せた。アリスの肩越しから覗き込み、ブラウスのボタンをひとつ留める。
何が起きたか一瞬わからなかったアリスはこの状況に、さらに気恥ずかしくなる。
「レイ……やっぱり自分でするよ」
「駄目」
無理矢理アリスを振り向かせ、唇を重ねる。
「んっ……」
柔らかい唇の感触にうっとりする間もなく、アリスは恥ずかしそうに顔をそむけた。
「もう、レイったら……」
「なに?」
「こんなことしてる場合じゃ……」
「わかった。じゃ、もう一回だけ」
そう甘く囁いて、アリスに口づけようとしたときだった。
「グットモーニング! 相棒」
超絶元気な声とともに、フェンリルが颯爽とドアを開けて入ってきた。
二人は驚いて硬直する。
フェンリルの目がベッドで艶めかしい姿のアリスに注がれ、その身体に後ろから手を纏いつかせていたレイに移る。
どう見てもやましい。
「えーっと……OK、OK! ボス、アリス、ごゆっくり〜」
何もなかったかのように、バタンとドアが閉まった。
「来たのが、フェンリルでよかった。まあ、バレても俺は気にしないけど」
「気にするよ! フェンリルに絶対誤解された」
「誤解なの?」
「……う、誤解じゃないけど……」
二人は見つめ合い、確かめるようにもう一度、唇を寄せた。
朝の日差しが窓から差し込み、アリスの細い髪が輝く。
「すげえ、綺麗…」
慈しむようにレイに撫でられると、本当に愛されていると実感する。
レイはほとんど自分の気持ちを口にしない。けれど、満ち足りた顔で頬をすり寄せてくる仕草で充分伝わってくる。
過ぎ去った熱が舞い戻ってきて、朝からまたいちゃいちゃしたくなる。
それをぐっと堪えてレイはアリスの頭をぽんぽんした。
「あいつらが待ってるし、続きは夜に。また、添い寝を頼んでいい?」
ふっと気の抜けたレイの笑みに、アリスも目元をほころばせた。
「もちろん、喜んで」
その頃、食堂では…
セス「ええ〜!? 裸のアリスちゃんをレイが抱きしめていたですってぇぇぇ!?」
フェン「おいおい、セス、声がでけーよ! アリスたちに聞こえるだろ! あと、裸じゃねー!半脱ぎだ!」
セス「ええい、お黙り、どっちも変わらないでしょ!ってあんたも声でかいわよ!!」
ルカ「…半脱ぎのアリス(頬染め)」
見兼ねてシリウスがルカの耳を塞ぐ。
シリ「お前ら、ルカに変なもん聞かせるな」
ルカ「え、聞きたい。もっと……」
シリ「!?」
セス「あーん、やだやだ(←無視)怪しい怪しいとずーっと思っていたけど、やっぱり黒だったのね!なんて破廉恥なキングなの〜」
フェン「だな。さすが俺の相棒だぜ!」
レイ「どういう意味だよ」
アリス「〜〜〜♡」
おわり
あとがき
レイの朝チュンにフェンリルが乱入してくるシーンが思いついて、これ漫画でさらに英語のセリフだったら楽しいなと思って、無茶振りでお願いしたら、漫画を描いていただけました!
レイがキラキラしてる〜!フェンリルはクソ可愛いです♡
合わせて楽しんでもらえたら嬉しいです♡
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