天ヶ瀬冬馬
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冬馬に触れたい。
冬の屋外での撮影の昼休憩の時間。すぐそばにいる冬馬と目が合った瞬間に頭に浮かぶのがこれなんだから、私はプロデューサーに向いてないなと思う。
「俺の顔、なんか付いてるか?」
その言葉で、目線を逸らせないままじっと見てしまっていたことに気付く。
「ごめん…他のこと考えてた」
声にも、外見にも、優しさにも、可愛げにも、全てにかっこよさを見出して心臓が高鳴ってしまう。
気付かれない距離にいるのが唯一の救いだ。きっと北斗や翔太相手ならバレてしまう。
「あんたが考え事するなんて珍しいな…なんかあったのか?」
純粋に心配そうな顔で冬馬はそう言った。
本人に言えるわけもなく、私は嘘をついて誤魔化す。
「な…なんもないよ」
思ったより何かありそうな声が出てしまった。
「…何かあるなら言えばいいだろ。俺にできること、あるかもしんねーし」
少しだけ距離を詰められ、後ずさってしまう。
鼓動が早くなるだけのことで、不自然な動きしかできなくなるこの身体は、やっぱり隠し事に不便だ。
「だから何もないんだってば」
そう言うと冬馬は不機嫌そうな表情になる。
「…じゃあなんで離れるんだよ」
手首を優しく掴まれ、離れないでほしいと言わんばかりのことをされる。
冬馬の一つ一つの言動が、甘い胸の期待になって身体を蝕んでいく。
「…冬馬ならわかるでしょ」
離れなくちゃいけないのに、この手が私の肌から離れることを望んでいない自分もいる。
だからそんなことを聞いてしまう。きっと冬馬はわかってない。
わからないでいて欲しかった。
「…あんた、俺のこと好きだろ」
冬馬の手が手首から指先へ滑り、絡め取られる。
一瞬何を言われたのかも何をされているのかもわからなくなった。
「とう、ま」
ずるい。本当にこの人はずるい。
どうしたらいいのかわからないまま、休憩が終わるのを知らせる声がけが始まった。
「…続き、撮影終わった後にしようぜ」
手が離れる。この心苦しさを知らないままなら、気持ちが気付かれないままなら良かったのに。
撮影が終わり、控え室に戻ると冬馬に壁に押し付けられた。
「プロデューサー」
さらに距離を詰められるが、さっきのように逃げることができない自分に驚いた。
「ま、まって…」
「待たねー…好きって言うまで」
冬馬の顔が近い。かっこいい。どうしよう。
頭の中がおかしくなりそうで、甘く痺れて動けない。
「…す、すき…っ」
言わないと決めていた言葉を、プロデューサーらしからぬ情けない声で言ってしまった。
「…俺も好きだぜ、プロデューサー」
冬馬は少しだけ頬を赤らめながら言った。
ぎこちなく、ふに、と唇同士が触れ合うのを感じる。
次第に優しく触れるだけではなく、隙を見せた隙間から舌を絡ませる深いものになっていく。
「っ、…ふ……ッ、と…うま…」
唇が離れると、腰が抜けてしまったみたいで私はへた、と座り込んだ。
「…はぁ、…はぁ……大丈夫か…?」
息を切らしながらも、冬馬は手を伸ばして立たせてくれる。
「…ん…ありがと…」
冬馬はそのまま私を抱きしめてくれた。
顔が熱くなった。どうして抱きしめてくるんだ。
離れなきゃ、より、ずっとこのままでいられたら、どんなに幸せかすら考えてしまうのに、どうして。
「プロデューサー、俺と付き合ってくれ」
いつか私から言えたらいいのに、と思った言葉だった。
抱きしめ返した手に、少しだけ力が入る。
「…だめ…」
「キスまでしちまったのに、駄目は卑怯だろ」
冬馬は優しく私の頭を撫でながら、はじめて会った時からは想像もつかないような優しい声で言った。
「だ、だって、だめなんだもん…」
冬馬が好き。もっと、触れたい。この先もしたい。
欲望がぐるぐる渦巻いて、彼を求めたくなってしまう。
そんなのだめなのに。
「…だめじゃ、ねーだろ」
男の子らしい、私よりも大きな優しい手で背中を撫でられる。
冬馬が私に触れるたび、大好きだ、という気持ちが溢れる。
「…すき、好きだよ、冬馬」
私がそう呟くと、冬馬の手が止まった。
顔を見ようと上を向くと、耳まで真っ赤に染まった冬馬がそっぽを向く。
「…っ、あー…くっそ…」
口元に手を当て、表情をどうにか隠そうとしているようで、冬馬がものすごく可愛く見えた。
ああ、好きだ。大好きだ、どうしようもないくらい、担当アイドルで、ライバルであるこの人が、世界で一番好きなんだ。
「冬馬くん、わたしと、付き合ってください」
急に言ってしまったから少し動揺するかと思ったのに、冬馬は嬉しそうに私の肩に顎を乗せてきた。
「…いいぜ、…俺、プロデューサーのこと、世界で一番幸せにしてやるからな」
こく、とわたしが頷くと、冬馬が一番かっこよく見える表情を見せて、すう、と息を吸って、耳元で囁かれた。
「だから…覚悟しとけよ、プロデューサー?」
冬馬に触れたい。
冬の屋外での撮影の昼休憩の時間。すぐそばにいる冬馬と目が合った瞬間に頭に浮かぶのがこれなんだから、私はプロデューサーに向いてないなと思う。
「俺の顔、なんか付いてるか?」
その言葉で、目線を逸らせないままじっと見てしまっていたことに気付く。
「ごめん…他のこと考えてた」
声にも、外見にも、優しさにも、可愛げにも、全てにかっこよさを見出して心臓が高鳴ってしまう。
気付かれない距離にいるのが唯一の救いだ。きっと北斗や翔太相手ならバレてしまう。
「あんたが考え事するなんて珍しいな…なんかあったのか?」
純粋に心配そうな顔で冬馬はそう言った。
本人に言えるわけもなく、私は嘘をついて誤魔化す。
「な…なんもないよ」
思ったより何かありそうな声が出てしまった。
「…何かあるなら言えばいいだろ。俺にできること、あるかもしんねーし」
少しだけ距離を詰められ、後ずさってしまう。
鼓動が早くなるだけのことで、不自然な動きしかできなくなるこの身体は、やっぱり隠し事に不便だ。
「だから何もないんだってば」
そう言うと冬馬は不機嫌そうな表情になる。
「…じゃあなんで離れるんだよ」
手首を優しく掴まれ、離れないでほしいと言わんばかりのことをされる。
冬馬の一つ一つの言動が、甘い胸の期待になって身体を蝕んでいく。
「…冬馬ならわかるでしょ」
離れなくちゃいけないのに、この手が私の肌から離れることを望んでいない自分もいる。
だからそんなことを聞いてしまう。きっと冬馬はわかってない。
わからないでいて欲しかった。
「…あんた、俺のこと好きだろ」
冬馬の手が手首から指先へ滑り、絡め取られる。
一瞬何を言われたのかも何をされているのかもわからなくなった。
「とう、ま」
ずるい。本当にこの人はずるい。
どうしたらいいのかわからないまま、休憩が終わるのを知らせる声がけが始まった。
「…続き、撮影終わった後にしようぜ」
手が離れる。この心苦しさを知らないままなら、気持ちが気付かれないままなら良かったのに。
撮影が終わり、控え室に戻ると冬馬に壁に押し付けられた。
「プロデューサー」
さらに距離を詰められるが、さっきのように逃げることができない自分に驚いた。
「ま、まって…」
「待たねー…好きって言うまで」
冬馬の顔が近い。かっこいい。どうしよう。
頭の中がおかしくなりそうで、甘く痺れて動けない。
「…す、すき…っ」
言わないと決めていた言葉を、プロデューサーらしからぬ情けない声で言ってしまった。
「…俺も好きだぜ、プロデューサー」
冬馬は少しだけ頬を赤らめながら言った。
ぎこちなく、ふに、と唇同士が触れ合うのを感じる。
次第に優しく触れるだけではなく、隙を見せた隙間から舌を絡ませる深いものになっていく。
「っ、…ふ……ッ、と…うま…」
唇が離れると、腰が抜けてしまったみたいで私はへた、と座り込んだ。
「…はぁ、…はぁ……大丈夫か…?」
息を切らしながらも、冬馬は手を伸ばして立たせてくれる。
「…ん…ありがと…」
冬馬はそのまま私を抱きしめてくれた。
顔が熱くなった。どうして抱きしめてくるんだ。
離れなきゃ、より、ずっとこのままでいられたら、どんなに幸せかすら考えてしまうのに、どうして。
「プロデューサー、俺と付き合ってくれ」
いつか私から言えたらいいのに、と思った言葉だった。
抱きしめ返した手に、少しだけ力が入る。
「…だめ…」
「キスまでしちまったのに、駄目は卑怯だろ」
冬馬は優しく私の頭を撫でながら、はじめて会った時からは想像もつかないような優しい声で言った。
「だ、だって、だめなんだもん…」
冬馬が好き。もっと、触れたい。この先もしたい。
欲望がぐるぐる渦巻いて、彼を求めたくなってしまう。
そんなのだめなのに。
「…だめじゃ、ねーだろ」
男の子らしい、私よりも大きな優しい手で背中を撫でられる。
冬馬が私に触れるたび、大好きだ、という気持ちが溢れる。
「…すき、好きだよ、冬馬」
私がそう呟くと、冬馬の手が止まった。
顔を見ようと上を向くと、耳まで真っ赤に染まった冬馬がそっぽを向く。
「…っ、あー…くっそ…」
口元に手を当て、表情をどうにか隠そうとしているようで、冬馬がものすごく可愛く見えた。
ああ、好きだ。大好きだ、どうしようもないくらい、担当アイドルで、ライバルであるこの人が、世界で一番好きなんだ。
「冬馬くん、わたしと、付き合ってください」
急に言ってしまったから少し動揺するかと思ったのに、冬馬は嬉しそうに私の肩に顎を乗せてきた。
「…いいぜ、…俺、プロデューサーのこと、世界で一番幸せにしてやるからな」
こく、とわたしが頷くと、冬馬が一番かっこよく見える表情を見せて、すう、と息を吸って、耳元で囁かれた。
「だから…覚悟しとけよ、プロデューサー?」
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