グチュグチュと下腹部から聞こえる卑猥な水音と甘ったるく切ない喘ぎ声が深夜の車内に響き渡る。
「いや、いや、…せんせ、……ぁ、ぁあ、イく、イく、イっちゃ…ぁ…ッく、んぅうううんッ！！！」
雄を咥え込んだ腰を激しく揺らし、リヴァイの上で散々焦らされ続けた体が熱の解放を求めて絶頂を迎えた。
「あぁ、…はぁ、あぅ、…っ…んん、…っっ」
「オイ、仰け反りすぎてクラクション鳴らすなよ。」
快感の余韻に浸るまま首に嵌められた紅く細い首輪のリードを強引に引っぱっられ、エレンはそのままリヴァイに抱きつく。
僅かな街灯の光が入るだけの薄暗い車内で、乱れた髪の隙間から見えるエレンの表情は幼さの中にも妖艶な色香が漂い、濡れた唇は鮮やかに美しい。
「…せんせぇ…」
気怠さの残る体を起こし、エレンはリヴァイの頬を両手でそっと包み込む。
宝石のように綺麗で冷たい漆黒の瞳に見つめられるだけで、胸の奥がきゅんと切なく締めつけられる。
エレンは子猫が甘えるようにリヴァイの薄い唇を舌でなぞっては角度を変えてキスをし、やがて唇の隙間から歯列を舐め始める。
「…んっ…ちゅ…リヴァイ先生……ちゃんとイったから、…ん、ご褒美下さい…はむ…俺の口の中、…ちゅ、めちゃくちゃに犯して……ちゅ…ちゅむ…」
「はぁっ、…たく、どこまで搾り取る気だよ。」
「ん、だって、…ちゅ…先生の全部が欲しいんだもん…んむむむっ…」
煽られたリヴァイがリードを巻きつけた手でエレンの後頭部に手を添えると、エレンの口内に舌を滑らせ口内を蹂躙する。
息が出来ないほど激しく舌を絡め取られ、ゾクゾクと背筋を這う快感にエレンはリヴァイのスーツの襟元をギュッと握り締める。
高ぶる体が本能的に求めるものを示し、リヴァイのペニスを咥え込んだ腰をゆっくりと動かし始めた。
「待て。」
唐突に唇を離された上にペニスまで抜かれ、お預けをくらったエレンは小さく頬を膨らませる。
「やだ…まだ足りない。先生のちんぽちょーだい。」
「俺はお前のそれに用がある。いいから後ろ向いて座れ。」
「じゃあ座る時に挿れてもいい？」
「勝手にしろ。」
「リヴァイ先生大好きー♡」
エレンはリヴァイに背中を預け太股の上にちょこんと座る際にリヴァイのペニスを尻穴にゆっくりと収めていく。
「ん、…はぁ、…気持ちいい…ね、早く動いて。」
「後でな。いいから脚開け。」
「ケチー。」
エレンがリヴァイの上でM字に脚を開くと、すかさずリヴァイの手がその中心に伸びてくる。
「んんッ…先生のえっち…」
耳元で挑発する声を無視し、リヴァイはエレンのペニスをそっと包み込むように左手で握り込むと親指で先端の口をくぱっと開いた。
「そろそろ試してもいい頃だろう。」
「何ですかそれ…？」
スーツのポケットから取り出したシリコン製の極細の棒（プラグ）を不思議そうに見つめるエレンに、リヴァイは目を細めて薄く笑った。
「すぐに気持ちよくなれるからいい子でじっとしてろよ。」
「うん…」
尿道からゆっくりとプラグを差し込まれ、にゅるりとペニスの内側を這い出した異物にエレンの体は一気に緊張感が高まる。
「！…ひっ、や、…あ、あっ…」
「初めてでもすんなり入るもんだな。エレン、ゆっくり深呼吸してリラックスしろ。
内側を擦りながらにゅるにゅるとさらに奥へと進むプラグの動きに頭の中まで支配され、体をぶるぶると震わせながらもエレンは懸命に息を吐く。
ほんの少しの痛みと下腹部からじわじわ広がる快楽に戸惑い、エレンは潤んだ瞳でリヴァイを見つめる。
「はぁはぁ…っふ…うう…せんせ…キスして………っ」
頬を紅く染め目尻に涙を滲ませながら健気に耐えるエレンに、リヴァイは唇の端から零れた唾液を舐め取り安心させるように何度も唇にキスをする。
「…ちゅ…ちゅむ…ん、…もう少し…」
「はぁはぁ…ん、…せんせぇ…ちゅ…」
プラグが尿道を通り膀胱に到達すると、リヴァイの腕の中でエレンは気持ち良さそうに身を捩らせる。
「あっ…ひっ！…ああっ…はああ…」
「ここに当たると気持ちがいいだろ。」
「なん…っ…せんせ、…そこ、きもちいい…あっあっ…もっと…」
「お前が1番好きなところだ。」
「あはぁっっ」
そう言ってリヴァイが意地悪く下から突き上げると前立腺がペニスとプラグの両方から刺激され、エレンはたまらず矯声を上げる。
「あっあっ…すき…リヴァイせんせ…はぁはぁ、…きもちいいの… あんっ…ん、…もっと俺のこと、イジメてぇ……」
「…可愛いこと言ってくれる。」
「くぅっ…！」
リヴァイはペニスから手を離してリードを引っぱると、バックルが喉を圧迫してエレンは苦しそうに顔を歪ませる。
「エレンよ、俺はお前の何だ？」
「は、い……ごしゅ、…ご主人さま、です…」
「どんな風にイジメられたい？」
「あ、はっ…ちくび、触って……」
「分かった。」
リヴァイはリードを引っぱったまま反対の指でエレンの乳首をギュッと潰すように強く摘むと、息苦しさと脳天を突き抜けるような快感にエレンの体がビクンと弓なりに仰け反る。
「んひぃ…っっ！！」
「空イキしたか……もう女の体と一緒だな。」
エレンの脚がガクガクと震え、プラグで塞がれたペニスが苦しそうに小さく揺れている。
手元のリードを緩めると喉の圧迫から解放されたエレンはリヴァイに背を預け、肩を大きく上下させて深呼吸を繰り返す。
リヴァイは乱れたエレンの髪を整えると、柔らかな肌の感触を確かめるように両胸に手を這わせた。
「っ…あっ、はぁっ…んんっ…」
「エレンよく頑張ったな。」
「ん、うん…っあ、あふ、きもちぃ…はぁ、…ご褒美嬉しい…」
「あぁ、お前はどこもかしこも甘くて美味しい…。」
うなじや肩、背中を優しく舐められながら親指と人差し指の腹で乳首を擦られ度に、痺れるような快感が体中を駆け巡る。
下腹部に蓄積された熱に衝動を抑えられずエレンはゆっくりと腰を動かし始めた。
「や、ああ、…はぁ、…リヴァイ先生のちんぽ、なか擦って、きもちいい…っ…あ、あ、」
ペニスをギュウギュウに締めつけて扱き上げてくる尻穴と喘ぎ乱れるエレンの痴態にリヴァイ も興奮を抑えられず、エレンの腰の動きを遮るように一心不乱に突き動かしていく。
「…ああっ、あああっ…せんせっ…きもちいい…おく、おくがあついの、…っ…あっ、あんっ、やあっ…せんせぇ…っ！！」
咥え込んだペニスが内壁を擦りつけ圧迫するプラグに同時に前立腺を刺激される快感に溺れ、エレンは恍惚の表情を浮かべる。
「あうっあ、あうう……っっ！！」
「！くっ…すげぇ締まる…」
細い腰に腕を回して思いのままに最奥を突き上げられ、目の前で火花が散るような激しさに翻弄されながらもエレンはリヴァイの名を呼び続ける。
「…はあっ、ああっ…リヴァイせんせぇっ…あっやあっ…すき…好きなの…リヴァイ先生…っ」
「あぁ、…っ…俺も愛してる…」
「！っ…ひっ、あ、あ、また、イく、…イっちゃうぅ…」
リヴァイはエレンのプラグを引き抜くと、エレンをきつく抱き寄せる。
一際大きく腰を穿つと、エレンの矯声と共に2人は同時に性を放った。




『あっあっ…すき…リヴァイせんせ…はぁはぁ、…きもちいいの…もっと、…あんっ…ん、俺のこと、イジメて…』
『…はあっ、ああっ…リヴァイせんせぇっ…あっやあっ…すき…好きなの…先生ぇ…っっ』
「……感想は？」
スマホの画面を呆然と見つめるエレンの耳元でリヴァイは楽しそうな声音で囁く。
「…違う…俺じゃない…」
「強気なところはそそられるが、そろそろ認めたらどうだ。」
「！」
「お前が普段恋人や友人に見せる姿も、記憶を封印したいほど俺の上で喘ぎ乱れる姿も、全部お前自身だろうが。」
リヴァイはエレンのシャツの第一ボタンと第ニボタンを外して襟元をはだけさせる。
白い肌に華やぐ鮮やかな紅のバックルにキスをした後、リヴァイはエレンの髪に手を添えて動揺する唇にもキスをする。
「今日も18時に迎えに行く。」
「っ……。」
冷たい口づけに反して、エレンの体が熱く疼いた。


end.