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なんで先輩なんだって、考えても仕方のないことばかり考えてたときもあった。
学年が違えば行事もずれる。修学旅行も文化祭も、クリスマスパーティも。全部彼女は先に終わらせてしまう。どんなに頑張っても追いつけない、おいていかれるだけの自分の立場。腹が立つ。だから年下扱いされるのは嫌だし、普段なら絶対やらないけど。
「今後の君の週末、ずっと予約させて」
とんでもなく横暴なことを言っている自覚はある。それに、別に付き合っているわけじゃないし、本当は僕が何か言う権利なんてないのもわかってる。
だけど僕も知ってる仲の先輩とはいえ、男と出かけてる姿を目撃してしまったら…なりふり、かまっていられない。
驚いた様子の彼女の目を覗き込むようにして視線を合わせる。その頬が染まっていく様子に余計に誰にも見せたくない気持ちが増えていく。ここは後輩の利点を惜しみなく使っていくしかない。
「先輩。ねぇ、いいでしょ?」
いつもより少し甘えるように言ってみれば、染まった頬にプラスして眉尻を下げ「うぅ…」と小さくうめき声が漏れていた。
これできっと、彼女は断れない。
学年が違えば行事もずれる。修学旅行も文化祭も、クリスマスパーティも。全部彼女は先に終わらせてしまう。どんなに頑張っても追いつけない、おいていかれるだけの自分の立場。腹が立つ。だから年下扱いされるのは嫌だし、普段なら絶対やらないけど。
「今後の君の週末、ずっと予約させて」
とんでもなく横暴なことを言っている自覚はある。それに、別に付き合っているわけじゃないし、本当は僕が何か言う権利なんてないのもわかってる。
だけど僕も知ってる仲の先輩とはいえ、男と出かけてる姿を目撃してしまったら…なりふり、かまっていられない。
驚いた様子の彼女の目を覗き込むようにして視線を合わせる。その頬が染まっていく様子に余計に誰にも見せたくない気持ちが増えていく。ここは後輩の利点を惜しみなく使っていくしかない。
「先輩。ねぇ、いいでしょ?」
いつもより少し甘えるように言ってみれば、染まった頬にプラスして眉尻を下げ「うぅ…」と小さくうめき声が漏れていた。
これできっと、彼女は断れない。