パルマよせあつめ
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今日の彼は読書日。チアキくんって何度も呼んでるのにつれない返事。なんだか硝子の向こうにいるみたい。どうせ聞こえないならと「ねぇダーリン…私のこと好き?」って言ったら慌てて本を閉じて「当たり前だろ、ハニー。…ごめん」って真っ赤な顔。もしかして名前呼ばれたくて空返事してたのかな?
***
私の幸せが、あなたから離れたところにあるわけがないのに。その手の届く範囲が、声が聴こえる距離が私の居場所。だから勝手に置いてこうとしないで。言葉が必要?熱が欲しい?わかってくれるまで何度でも伝えるから。だってもう、囚われているのはチアキくんなんだよ。
***
レンタル自転車かぁ…。自転車なんて久しぶり。今日は良い天気だし、走るの気持ちよさそう。じゃ、後ろに乗ってチアキくん。内緒で二人乗りしよう。大丈夫、ブレーキちゃんと使えるから。この先の坂を下ったところに見せたい景色があるんだ。何があったかわからないけど、きっと笑顔になれるよ。
***
そんな泣きそうな顔をしてるのに、嫌いとは言わないんだな。こんなのはただのあてつけ、醜い嫉妬だ。
誰にもとられなくないのに、俺の、俺だけの君でいてほしいのに時々突き放すような事を言って君を試す。だけど君はその度に俺の手を掴む。君が俺を選ぶ瞬間が何より堪らないなんて
だめだな、俺は。
***
「俺のこと嫌い?」チアキくんが冗談で口にした言葉。けど嫌いなんて嘘でも絶対言いたくない。私は私の全部であなたのことが好きだから。そう言ったらいつもの照れる仕草で「…ごめん」って返ってきた。そんなこと言うなんて何か不安なのかな。それなら今夜は向かい合って寝よう。ねぇ、私を見ていて?
***
朝起きた時に隣にチアキくんが居なくて焦ってしまった。慌ててキッチンへ行くと、おはようと言う彼に私は後ろから抱きついた。動揺もしないで、今日はどこに行きたい?なんて聞くからあなたの隣が良いって言ったらやっと私の寂しさに気づいて正面から抱きしめ返してくれた。うん、あなたはここにいる。
***
ねぇチアキくん、約束を違えないためのただの行為だとしても、繋いだ指は切りたくないから、絡めた小指はこのまま二人で噛んでしまおうか。そうしたら「離れない」なんて言葉に乗せるよりずっと身体が覚えてる。いつでもどこにいてもこの痛みが私達を繋いでくれる。だから秘密の指切り、しよっか。
***
何ものにも代えがたい、という言葉を実感している。思い余って、今目の前にいてくれるかわいい恋人に前触れもなく口付ける。珈琲の味がするね、と小さく驚いてから彼女はふわりと笑う。俺の生きる意味はここにあると思わせてくれる優しい笑みに、過去も、未来さえも救われている。
***
ホットミルクを飲んでるその口元はやっぱり魅力的でつい触りたくなって。けど触れられるのが苦手なチアキくんに理由がほしい。そうだと思いたって実行に移す。「ホットミルクには蜂蜜が合うよ」指で蜂蜜をすくって彼の口元へ運ぶ。疑いもせずに指ごと舐めとった彼が言う「蜂蜜なんてなくても甘いのに」
***
私がベッドから出ようとすると目を覚ましてしまうチアキくんは眠りが浅い。もう癖みたいなものだと薄く笑う彼だけど、私の膝枕ではよく眠る。髪を触っても頬を撫でても気付かない。穏やかな寝息に嬉しさが込み上げる。今度はふかふかな毛布も用意しよう。私の手を握るその手がもう冷えないように。
***
久しぶりの休日に急な仕事の呼び出し。確かに残念だけど怒ったりしないのに、ごめんって何度も何度も謝るチアキくん。私の気合の入った恰好を見てしょんぼりする彼に「待ってるから。そしたらどこかにエスコートして?」と言ったら見たことないくらいキリリとした顔で仕事に行った。甘い余韻を残して。
***
面会の時に須田さんに貰ったペンを使ってたらなぜか拗ねてた彼。もしかしてずっと気にしてたの?目の前の上品なペンとそれを差し出すチアキくんを何度も見比べていたら「俺からの贈り物も…使ってくれるよな?」ってやっぱり拗ねた顔で、けど視線は外さずに聞いてきた。勿論、以外の答えなんてないよ。
***
もっと人を疑え、と何度も言われてるから私は目の前のお菓子に疑惑の目を向けている。チアキくんが職場の女の人から貰った物。怪しい物じゃない?美味しいと有名なチョコを検品する。何か混入してたら困るからね!「美味しい!」彼は感激した私の頭を撫でながら良かったなと生暖かく答えてくれた。
***
くるりとターンまでして彼に服を見せる。「いつもよりお洒落しちゃった」って言えばチアキくんは複雑そうな顔をする。「…妬けるな」どうして?今日は二人で出かけるのに。「そんなかわいい君を俺以外の男が見るのは嫌だ」閉じ込めておきたい、と彼は私を抱きしめる。今日はもうお出かけできないかも。
***
「ご主人様」ってチアキくんを呼んでみた。彼は一瞬ポカンとした後、以前のやり取りを思い出したようだ。「そういえば何でも申しつけろって言ってたな」。彼は企み顔で「じゃあ行ってらっしゃいのキス、して?」だって。それメイドにする命令かな?と笑って、私はいつも通りにキスをして彼を見送った。
***
彼は美味しくておしゃれなご飯を作る。私はすっかり餌付けされた気分でその完成を待つ。彼は多分凝り性の試行錯誤も楽しいタイプ。やっぱり今日も美味しい。何かお礼がしたいなって言えば「君がここにいること」って即答。困ったな。それならと、投げキッスを贈る。あ、スプーン落ちたよ、チアキくん。
***
チアキくんの読書タイム。こういう時は私も本を読む。春の日差しとカーテンを揺らす風。ソファにゆったり座るとウトウトしてくる。少し目を閉じると彼がページをめくる音が子守唄になった。
目が覚める。彼が私を見ている。幸せそうな顔してたよ、と教えてくれた彼もまた穏やかに笑っていた。
***
チアキくんの誕生花。花言葉が「富、成功、希望」と「私を拒絶しないで」だった。今まで色々抱えてきた彼が知ったら複雑な顔になるかも。だから私はちゃんと伝えたい。この花には薬効があって、そんな花の元に生まれたあなたも私だけのお薬なんだよって。来月は彼の誕生日。想いを込めて花束を贈ろう。
***
手を繋ぐ。チアキくんの手が大きくて私の手は隠れてしまう。両手で彼の手を包み返した私を「どうしたんだ?」と笑いながら見る彼。「チアキくんを丸ごとぎゅっとしたくなったの」今は手だけど、って言えば。一度手を離すと照れた様に「君の存在がいつも俺を包んでくれてる」と私を抱きしめてくれた。
***
彼は仕事。寂しくなって彼とのメッセージを見返した。くだらない日々の報告にもちゃんと返事をくれている事に愛しさが募る。だけど彼の不安が滲む文面が私の至らなさも感じさせて。チアキくんが好きだってもっと伝えたくて、私は便箋を用意する。一人の夜は沢山の想いを綴ろう。早く帰ってこないかな。
***
1寸先のことなんて誰にもわからないと視線を落とす彼。私は、どんな約束も絶対などないのだと自嘲気味に笑うチアキくんの頬に両手を添わせ、虚ろな目で私を見る強張った頬を思い切り引っ張ってやった。驚きで目を見開いた彼に「私はここにいるでしょ」と笑って見せれば、その目に光が戻った気がした。
***
白衣だ。チアキくんが着ている。かっこいい。君が喜ぶと思って、なんて言いながら見せてくれたその手にはプレッツェル。私が夢見た事を知ってるの?混乱する私の口にプレッツェルを差し入れてくる彼は本物のDr.みたい。先生、触診して。彼の唇で私に触れてほしくて、私は端から食べ進めることにした。
***
1つだけ魔法が使えるなら?と楽しそうに聞いてくる彼女。そんなの決まってる。君の目に映るものが俺だけになるように、だ。彼女が「じゃあチアキくんはもう魔法使いだね」と笑いならが言うから、冗談と流されると思っていた俺の顔が熱を持つ。解けない魔法だといいな、と俺は照れてる彼女を見返した。
***
チアキくんがアイスをくれた。だけど味が全くわからない。彼の視線がずっと私を射抜いているのが恥ずかしくて顔から火が出たせいか溶けたアイスが私の指を伝って落ちる。「…食べないのか?」なんて意地悪を言う彼にそれを差し出せば、緩く笑いながら手首を引き寄せられて、全部食べられてしまった。
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私の幸せが、あなたから離れたところにあるわけがないのに。その手の届く範囲が、声が聴こえる距離が私の居場所。だから勝手に置いてこうとしないで。言葉が必要?熱が欲しい?わかってくれるまで何度でも伝えるから。だってもう、囚われているのはチアキくんなんだよ。
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レンタル自転車かぁ…。自転車なんて久しぶり。今日は良い天気だし、走るの気持ちよさそう。じゃ、後ろに乗ってチアキくん。内緒で二人乗りしよう。大丈夫、ブレーキちゃんと使えるから。この先の坂を下ったところに見せたい景色があるんだ。何があったかわからないけど、きっと笑顔になれるよ。
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そんな泣きそうな顔をしてるのに、嫌いとは言わないんだな。こんなのはただのあてつけ、醜い嫉妬だ。
誰にもとられなくないのに、俺の、俺だけの君でいてほしいのに時々突き放すような事を言って君を試す。だけど君はその度に俺の手を掴む。君が俺を選ぶ瞬間が何より堪らないなんて
だめだな、俺は。
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「俺のこと嫌い?」チアキくんが冗談で口にした言葉。けど嫌いなんて嘘でも絶対言いたくない。私は私の全部であなたのことが好きだから。そう言ったらいつもの照れる仕草で「…ごめん」って返ってきた。そんなこと言うなんて何か不安なのかな。それなら今夜は向かい合って寝よう。ねぇ、私を見ていて?
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朝起きた時に隣にチアキくんが居なくて焦ってしまった。慌ててキッチンへ行くと、おはようと言う彼に私は後ろから抱きついた。動揺もしないで、今日はどこに行きたい?なんて聞くからあなたの隣が良いって言ったらやっと私の寂しさに気づいて正面から抱きしめ返してくれた。うん、あなたはここにいる。
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ねぇチアキくん、約束を違えないためのただの行為だとしても、繋いだ指は切りたくないから、絡めた小指はこのまま二人で噛んでしまおうか。そうしたら「離れない」なんて言葉に乗せるよりずっと身体が覚えてる。いつでもどこにいてもこの痛みが私達を繋いでくれる。だから秘密の指切り、しよっか。
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何ものにも代えがたい、という言葉を実感している。思い余って、今目の前にいてくれるかわいい恋人に前触れもなく口付ける。珈琲の味がするね、と小さく驚いてから彼女はふわりと笑う。俺の生きる意味はここにあると思わせてくれる優しい笑みに、過去も、未来さえも救われている。
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ホットミルクを飲んでるその口元はやっぱり魅力的でつい触りたくなって。けど触れられるのが苦手なチアキくんに理由がほしい。そうだと思いたって実行に移す。「ホットミルクには蜂蜜が合うよ」指で蜂蜜をすくって彼の口元へ運ぶ。疑いもせずに指ごと舐めとった彼が言う「蜂蜜なんてなくても甘いのに」
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私がベッドから出ようとすると目を覚ましてしまうチアキくんは眠りが浅い。もう癖みたいなものだと薄く笑う彼だけど、私の膝枕ではよく眠る。髪を触っても頬を撫でても気付かない。穏やかな寝息に嬉しさが込み上げる。今度はふかふかな毛布も用意しよう。私の手を握るその手がもう冷えないように。
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久しぶりの休日に急な仕事の呼び出し。確かに残念だけど怒ったりしないのに、ごめんって何度も何度も謝るチアキくん。私の気合の入った恰好を見てしょんぼりする彼に「待ってるから。そしたらどこかにエスコートして?」と言ったら見たことないくらいキリリとした顔で仕事に行った。甘い余韻を残して。
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面会の時に須田さんに貰ったペンを使ってたらなぜか拗ねてた彼。もしかしてずっと気にしてたの?目の前の上品なペンとそれを差し出すチアキくんを何度も見比べていたら「俺からの贈り物も…使ってくれるよな?」ってやっぱり拗ねた顔で、けど視線は外さずに聞いてきた。勿論、以外の答えなんてないよ。
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もっと人を疑え、と何度も言われてるから私は目の前のお菓子に疑惑の目を向けている。チアキくんが職場の女の人から貰った物。怪しい物じゃない?美味しいと有名なチョコを検品する。何か混入してたら困るからね!「美味しい!」彼は感激した私の頭を撫でながら良かったなと生暖かく答えてくれた。
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くるりとターンまでして彼に服を見せる。「いつもよりお洒落しちゃった」って言えばチアキくんは複雑そうな顔をする。「…妬けるな」どうして?今日は二人で出かけるのに。「そんなかわいい君を俺以外の男が見るのは嫌だ」閉じ込めておきたい、と彼は私を抱きしめる。今日はもうお出かけできないかも。
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「ご主人様」ってチアキくんを呼んでみた。彼は一瞬ポカンとした後、以前のやり取りを思い出したようだ。「そういえば何でも申しつけろって言ってたな」。彼は企み顔で「じゃあ行ってらっしゃいのキス、して?」だって。それメイドにする命令かな?と笑って、私はいつも通りにキスをして彼を見送った。
***
彼は美味しくておしゃれなご飯を作る。私はすっかり餌付けされた気分でその完成を待つ。彼は多分凝り性の試行錯誤も楽しいタイプ。やっぱり今日も美味しい。何かお礼がしたいなって言えば「君がここにいること」って即答。困ったな。それならと、投げキッスを贈る。あ、スプーン落ちたよ、チアキくん。
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チアキくんの読書タイム。こういう時は私も本を読む。春の日差しとカーテンを揺らす風。ソファにゆったり座るとウトウトしてくる。少し目を閉じると彼がページをめくる音が子守唄になった。
目が覚める。彼が私を見ている。幸せそうな顔してたよ、と教えてくれた彼もまた穏やかに笑っていた。
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チアキくんの誕生花。花言葉が「富、成功、希望」と「私を拒絶しないで」だった。今まで色々抱えてきた彼が知ったら複雑な顔になるかも。だから私はちゃんと伝えたい。この花には薬効があって、そんな花の元に生まれたあなたも私だけのお薬なんだよって。来月は彼の誕生日。想いを込めて花束を贈ろう。
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手を繋ぐ。チアキくんの手が大きくて私の手は隠れてしまう。両手で彼の手を包み返した私を「どうしたんだ?」と笑いながら見る彼。「チアキくんを丸ごとぎゅっとしたくなったの」今は手だけど、って言えば。一度手を離すと照れた様に「君の存在がいつも俺を包んでくれてる」と私を抱きしめてくれた。
***
彼は仕事。寂しくなって彼とのメッセージを見返した。くだらない日々の報告にもちゃんと返事をくれている事に愛しさが募る。だけど彼の不安が滲む文面が私の至らなさも感じさせて。チアキくんが好きだってもっと伝えたくて、私は便箋を用意する。一人の夜は沢山の想いを綴ろう。早く帰ってこないかな。
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1寸先のことなんて誰にもわからないと視線を落とす彼。私は、どんな約束も絶対などないのだと自嘲気味に笑うチアキくんの頬に両手を添わせ、虚ろな目で私を見る強張った頬を思い切り引っ張ってやった。驚きで目を見開いた彼に「私はここにいるでしょ」と笑って見せれば、その目に光が戻った気がした。
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白衣だ。チアキくんが着ている。かっこいい。君が喜ぶと思って、なんて言いながら見せてくれたその手にはプレッツェル。私が夢見た事を知ってるの?混乱する私の口にプレッツェルを差し入れてくる彼は本物のDr.みたい。先生、触診して。彼の唇で私に触れてほしくて、私は端から食べ進めることにした。
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1つだけ魔法が使えるなら?と楽しそうに聞いてくる彼女。そんなの決まってる。君の目に映るものが俺だけになるように、だ。彼女が「じゃあチアキくんはもう魔法使いだね」と笑いならが言うから、冗談と流されると思っていた俺の顔が熱を持つ。解けない魔法だといいな、と俺は照れてる彼女を見返した。
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チアキくんがアイスをくれた。だけど味が全くわからない。彼の視線がずっと私を射抜いているのが恥ずかしくて顔から火が出たせいか溶けたアイスが私の指を伝って落ちる。「…食べないのか?」なんて意地悪を言う彼にそれを差し出せば、緩く笑いながら手首を引き寄せられて、全部食べられてしまった。