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ネファネ しりーず


ファウスト
すきだ。

そう、言葉に表せたらいいのに俺は今のファウストとの関係が崩れるのが怖くて言えない
すきだ、すきだ、すきだ
毎日そんな言葉を心に浮かべながらファウストと何事もないように接して、いつも通りの"ネロ・ターナー"を演じる

「ネロ」
何事もないように名前を呼ばれどうした?と返事をする
「ネロ」
後ろ任せる、と戦闘中に頼られてて嬉しいなぁと思う。もちろん背中は守りきるよ
「ネロ」
たまに夜ふたりで酒を飲む
ファウスト は楽しそうにお酒と俺の作ったつまみをたべて飲んで、俺の名前を呼ぶ
「なぁ、ネロ」
僕は君と友人になれて嬉しいと思っているんだよ
「ははっありがとう。俺もだよファウスト」
そうやって取り留めもないように返事をする
ファウスト、ファウスト、ファウスト
すきだ…すきだよ…好きなんだ……好きだ
好き、好きだから。だから…このまま

「ネロ」
たまに微笑みながらネロと呼んでくるファウストに、勘違いしてしまいそうになる
そうだよこの思いは気持ちは…恋は

「どうかしたか?ファウスト」
「僕ね……本当に嬉しいんだ。君と出会えて」
「俺もだよ…先生」

ファウストは酔った時、いつも俺に嬉しいと伝えてくる。微笑みながら俺の目を見て。
そして、友人になる事が出来て出会えて嬉しいと

だったら俺の気持ちは隠さないとだって俺のこの気持ちは…
友人に対して抱いていい気持ちじゃないからさ
だからどうかこのまま、今のままファウストの友人で居させてくれ
「ファウスト……」

好きだ

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