黒バス(宮地さんのみ)
会社での飲み会。同僚の男性が酔って面倒臭い絡みしてくるし何かべたべた触ってくるしで、どうしよう……て困ってたら
「楽しそうなとこ悪いな。こいつ今から俺のお酌担当だから」
その言葉と共に上司である宮地さんに腕を引き寄せられながら助けられた。そしてそのまま移動して騒ぐ人が少な目なところに。正直めちゃめちゃ助かったのでお礼言ったら
「まぁ上司として困ってる部下助けんの当然だろ。つーかお前は頼れ。必ず助けてやっから」
て笑いながら大きな手で私の頭をわしゃわしゃしながらそう言ってくれて。その行動と発言はめちゃめちゃイケメンだった。やべえほどの重度のドルオタだし毎回口の悪さで一人は泣かすぐらい怖かったりするけれど、今日の宮地さんはそのお顔通りのイケメンだった。……悪口じゃないですよ??誉めてますからね??ね??
こりゃ部署の女子たちが恋人になりたいって言うわけだわ……なるほどなるほど……て頷いてる私は気付かない。
「……それに、好いたやつの側に他のやつ寄せ付けるわけねーだろ」
て助けてくれた彼がこっそり言ってたなんて。
(実は独り占めするタイミングを見計らってた彼。善意からじゃない。下心あって。)