今度は3人で。
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「・・・その後、2人で食べ歩いて、次の日に仁くんのクラスに行ったら千石くんに捕まって・・・仁くんの連絡先教えてくれたんだよね」
「あいつの話はするな・・・」
「はいはい!仲いいなぁ、ほんと」
「良くねぇ・・・!」
こう憎まれ口を叩くが、千石くんは彼の数少ない理解者だ。
「そういえば、校内で話してるところとか、一緒に食べ歩きしてるところ見られて、脅されてるんじゃないかって先生に呼び出されたことあったなぁ・・・あははっ!」
その時のことを思い出して、声を出して笑う。
「あ?俺は呼び出されてねぇぞ?」
「そりゃそうだよ!あの時、なんて電話かけたっけなぁ・・・」
「はぁ!?」
仁くんが驚いて席から立ち上がる。
「ちょっと!驚いちゃうでしょ?」
「・・・すまねぇ」
そう言って彼が席に腰を下ろす。
「だって実際に聞いてもらった方がはやいと思って・・・ほら、スピーカーのボタンを間違えて押しちゃった時あったじゃない?」
「・・・?・・・!まさか・・・!!」
「そう!あれ、わざと。」
「##NAME1##・・・お前・・・!」
わざとスピーカーに切り替えて、2人の会話を先生に聞かせたのだ。
その後、仁くんが「何か声が返ってきてる」と不機嫌そうに話したため、そのように誤魔化したのだ。
「だって仁くんが先生と直接話すと、余計に話が拗れちゃうと思ったんだもん!」
「関係ねぇ」だの「うるせぇ」だので突っぱねそうである。
ふと彼の方を見ると頭を抱えていた。
その様子をくすくすと笑っていると、目の前にお目当ての物が置かれる。
「本当にあの頃から、君は彼女に弱いねぇ。」
そう言いながら、彼にコーヒーを、私にはホットミルクを出してくれる。
「そうなんですかねぇ?」
マスターの言葉に疑問を投げかけながら、ホットミルクを一口飲む。
「・・・君が彼の本質を捉えていたから、彼も君のことが気に入ったんじゃないかい?」
「そうなの?」
そう彼に問いかけるも、モンブランを食べながらそっぽを向いている。
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