桜舞う中で
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「うわぁ・・・!やっぱり綺麗だぁ!」
私が引っ越したのが3月の末ということもあって、そこらじゅうに桜が花開いていた。
こっちにきてから、買い出しに行くたびに視界に入る綺麗な桃色の花が気になって仕方がなかった。
「おぉ!もう、お花見してる・・・いいなぁ~・・・」
ほんとに綺麗・・・
「おい、お嬢ちゃん1人?」
「はい?」
桜並木を1人でふらふら歩いているとガラの悪い人に声をけられた。
どうやらもうすでに出来上がってる様子・・・
「よかったら俺たちと花見しない?」
「君がお酌してくれたらお兄さん、うれしいなぁ~」
口々にそう言われて困ってしまう・・・
でも嫌だし・・・こういうのははっきり言わないと。
「あの、そういうの嫌なので・・・結構です。失礼します」
そういって彼らに頭を下げ、横を通りすぎようとした。
―パシッ
「おいおい、お嬢ちゃん。つれねーなー?」
「そうそう。ちょっとくらい付き合ってくれたっていいんじゃないの~?」
グループの1人に手を取られ、ぐいぐいと引っ張られる。
「ちょっ・・・!いやっ!離して・・・っ!」
必死で腕を振りほどこうとするのだが女の力ではどうしようもないようでびくともしない。
「君、かわいいねぇ?ちょっとお兄さんたちと遊ぼうか」
「いや・・・っ!」
誰か助けて・・・誰か・・・
誰か・・・宍戸くん・・・っ!
「おい!」
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