桜舞う中で
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
いつもの休み時間。
いつもの様に私は頬杖をつきながら窓の外を眺め、眠気と必死に格闘していた。
だけど、そんな私のいつもの日常がとある友人の一言で地に落とされることになる。
「ねぇ、宍戸くんって都外に進学するんだって!」
その友人の衝撃的な発言にさっきまでの眠気が一気に吹っ飛んだ。
「 え?!うそっ!どこ?!」
思わず食い気味に聞き返してしまった、私。
すると友人は申し訳なさそうな顔をして口ごもる。
「ごめん・・・そこまでは分かんないんだけど・・・」
そんな友人の言葉に私は落胆して再び窓の外を見た。
友人はそんな私を見かねたのかある提案をしてくる。
「知りたいんなら本人に聞けばいいじゃん!仲いいんじゃないの?」
そうじゃない。
ただ、家が隣ってだけで・・・
私たちの関係はそれ以上もそれ以下もない。
空は雲一つない快晴なのに、私の心には暗雲が立ちこめていた。
・