12話 突撃、みんなの晩御飯
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「さて、この話はこれでおしまい」
「あぁ・・・その・・・根掘り葉掘り聞いて悪い・・・」
罰の悪そうな顔をする彼に私は不敵に笑って言って見せる。
「宍戸が望むなら、私のすべてを見せてもいいんだけど?」
「・・・はぁ?!」
そう言って顔を赤くする彼に、思わず吹き出す。
「あはは!うそうそ!私に、そんな度胸ないし!」
「お前なぁ・・・」
「ちなみに私の作った物に文句つけた人は、兄貴ね」
からかわれたことに宍戸が怒り出す前に話を逸らす。
「##NAME2##も、兄貴いるのか?」
「そっか!宍戸にもお兄さんいるんだっけ?」
「あぁ・・・」
そう言って彼が黙り込むので、彼の顔を覗き込む。
「どうかした?」
「あ、いや・・・俺だったら俺の為にせっかく作ってくれた物に文句なんてつけねぇけどな」
そう言って彼が、へにゃっと笑うので直視出来ずに、バッと顔を逸らす。
「・・・宍戸は、いい旦那さんになりそうだね」
思わず、そう漏らす。
「はぁ?!おまっ、何言って・・・!」
そう言う彼を見やると、耳が赤くなっている。
「なんや嬢ちゃん・・・宍戸とよろしくやっとったんかい・・・」
突然、忍足に声をかけられる。
「あれ?私に何か用?」
「俺の『唐揚げ』が、ねぇんだよ!」
忍足に声をかけると後ろから、がっくんがにゅっと顔を出した。
「あぁ・・・お肉は争奪戦だからねぇ・・・厨房に頼んでくるから、ちょっと待ってて!」
「あ!じゃあ、ついでに納豆も!」
「ほな、俺はさごしきずし頼むわ」
「へいへーい!今度からは欲しい物があったら自分で奥に声かけてね!」
そう言って厨房に駆けてく。
「##NAME2##、足綺麗やなぁ・・・」
「そうかぁ?」
「はぁ?!」
##NAME2##の後姿を見てつぶやく忍足に、不満気に岳人が声を漏らし、宍戸が動揺して声を上げる。
「そない焦らんでも・・・あの嬢ちゃんは宍戸しか見えとらんやろ・・・」
「それは、俺も同意する。」
「なっ・・・!」
忍足の発言に今度は同意する岳人。
宍戸はそれに狼狽えた。
「あれ?どうかしたの?」
帰ってきた##NAME2##に、そう問われる。
「いや!別に何でもねぇよ・・・」
「?」
焦ってそう返す宍戸に、##NAME2##は疑問符を浮かべる。
忍足と岳人はそんな二人をにやにやと見つめていた。
゚.+:。 2013/03/16 更新 ゚.+:。
゚.+:。 2018/04/29 大幅修正 ゚.+:。