10話 看病
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――――――
な、なんかさっきのやり取りすごく恋人っぽかった・・・!
深司の部屋の前で座り込んで動けないでいるとアキラが声をかけてきた。
「あれ?##NAME4##。こんなとこに座り込んで何し「あ、病原菌!」・・・おい、指差すな!」
「ふーん?悪いのは指だけ?」
「そのあだ名もよくねぇよ!」
そうは言うものの彼が深司にとって病原菌なのは事実なのだ。
「こら!あんまり大きい声ださないで!深司、寝てるんだから!」
大きな声で突っ込んできた彼を小声でたしなめる。
「へー、そっか。・・・でお前はなにしてんだ?」
アキラにそう言われて返答に困る。
「いや、腰が抜けて・・・」
「は?」
そりゃあ、そうも言われるよね。
「そなた、余に手を貸すのじゃ!」
「何で、そんな口調なんだよ・・・ほら!」
アキラに手を貸すように言うと意外とあっさりと手を差し伸べてくれたので、その手をしっかりと掴む。
「うむ、あっぱれ!褒めて使わすぞ!」
「へいへい、そーですか・・・っ?!」
グッと引っ張り起こしてもらうと何故かアキラが酷く驚いていた。
「ん?そなた、どうかしたか?」
「お前・・・何食ってんだ?!軽すぎだろ・・・」
さっきと同じ調子でアキラの様子を伺うと、わなわなと震えながら母親のようなことを言ってくる。
「んー・・・普通の人とおんなじもの食べてると思うけど?」
「そういうことじゃなくて量だろ!量!」
量ねぇ・・・寧ろ結構食べる方なのだけど。
アキラ相手に普通に答えるのが嫌でボケに走る。
「亮?宍戸亮?あっはは!宍戸さんは##NAME2##の専門だよ!」
「いや、ちげぇよ!!」
コントが始まってしまった。
「そういえば、アキラはどうしたの?」
「いや・・・ただ休憩ついでに橘さんに「深司の様子見てこい」って言われてさ・・・」
そういえば体調がいい人は、今日から練習再開してるんだっけ?
##NAME2##が説明してくれてた気がするけど、あんまり聞いてなかったな。
確か私と##NAME2##が体調悪い組のお世話、他の3人が練習のサポートになったんだっけ?
私はと言えば##NAME2##の指示通りに動いてただけだもんなぁ・・・
「橘さん、心配性だね」
「あぁ。でも、ホントいい先輩だぜ!」
「あぁ、うん・・・」
そっか・・・前はすごく嫌な先輩だったんだよね・・・
みんな辛い思いしてたんだもんね・・・
「どうかしたか?」
どうやら心配されているようだ。
「ううん・・・何でもない・・・それより・・・」
「ん?」
「アキラ、私の忠告が分かってなかったようだね?」
そう言って私は不敵な笑みを浮かべる。
「はぁ?忠告・・・?」
「ふふっ・・・ゲ、ゲ、ゲゲゲのゲ~♪」
服を漁ってあるものを取り出す。
――――゚.+:。シャキーンッ゚.+:。――――
「ちょっ!お前それ、どっから・・・!」
「アキラ・・・前にも言ったけど鬼太○は一人でいいんだよ?」
「ちょっ・・・待てって・・・うわ―――――!!」
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