9話 キングからの頼み事
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「・・・あぁ。それじゃあ、頼む。・・・おい」
暇を持て余してソファでごろごろしていたら、いつの間にか話が終わったようだった。
「あ。終わったの?」
「あぁ。とりあえず、手塚と幸村が仕切ってやってくれるらしいからお前はここに残れ。」
そう言って私を机の方に手招く。
私が机の前まで来たときに跡部が5枚の紙をすっと目の前に出してくる。
「え?!何で?!」
私の前に出されたものは、この世界にはない私たちの戸籍だった。
「レイと話して、あまり不自然な内容にはならない様に作ったんだが・・・
お前にこれを他のやつらに確認させ、暗記させて欲しいというのが呼び出した理由だ」
細かいところまでちゃんと作られている。
「そ、そりゃあ覚えさせるけど・・・」
昨日の今日でこれをへっぽこ魔法使いと一緒に作ったのか・・・しかも5人分。
・・・恐ろしい。
「合宿所のメンバーは昨日のことでもう知ってるから、戸籍のことをわざわざ聞いてくるやつはいねぇだろうが、
これから生活を続けていく上でやっぱり困るからな。しっかり頼む」
「は、はぁ・・・」
怒涛の話の流れに圧倒される。
「他のやつらも呼び出したかったんだが、ピンピンしてるのお前だけなんだろ?」
おい、今の言い方はカチンときましたよ。
確かに私だけ体調良くてバカみたいなことしてるけど。
「あとは、これだ」
新たに紙を5枚渡される。
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