8話 真実とはいつも残酷なもの
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「ん?跡部?」
完全に思考停止して石化でもしている様に見える。
「そんなに刺激が強かった?」
悪びれもなく聞いてくる魔法使い。
「そりゃあ普通はね。
ファンタジーな世界でもない限り、魔法使いなんていないよ」
私だって現実世界にそんなものが居たら腰を抜かす。
「あれ?でも、##NAME2##はそんなに驚いてなかったよね?」
レイくんが不思議そうに聞いてくる。
「いや・・・一番初めは変な手品師か何かだと思ってたから」
「え?手品だと思ってたの?心外だなぁ・・・」
そう言って彼がショックを受けている素振りを見せる。
・・・正直うざい。
「・・・手品じゃないのか?」
変な掛け合いをしていたらいつの間にか復活した跡部が顔を顰めてこちらを見ていた。
「跡部、大丈夫?」
「なんとか・・・ちょっと理解が追いついてきたところだ」
彼に声をかけると、彼は頭を押さえながらそう返す。
「んで、僕はどうすればいい?」
レイくんが腕を広げて聞いてくる。
・・・何でこいつはこんなに人をイラつかせるのに特化してるんだろうか。
「面倒だろうけど跡部に全てを説明してもらえる?
私たちをこの世界に連れてきた理由やその他諸々を、ね」
「うーん・・・僕から1つ提案があるんだけどなぁ・・・」
「・・・記憶の改竄は無しよ。どうせ遅かれ早かれバレていただろうし・・・それに・・・」
「それに?」
「・・・これ以上、嘘を吐くのは嫌だ」
彼にそう言うと「・・・了解」と短く返事をした後に全てを語り出した。
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