8話 真実とはいつも残酷なもの
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「今、なんて言った・・・?」
跡部が信じられないものを見るような目でこっちを見る。
さながら化け物でも見るような・・・
正直、目を合わせていて気持ちのいいものではなかったけど信じてもらうには視線を外してはいけないと思った。
そしてもう一度、彼に話す。
「私は・・・私たちは・・・この世界の人間じゃないの」
彼は聞き間違いであることを望んでいたようだったが、現実はそうさせてくれない。
これが事実なのだから。
「確かにそれならお前らの経歴が掴めないことにも説明がつく・・・だが・・・」
あまりにもあり得なさすぎる話に彼が狼狽える。
そりゃそうだ。
私も彼の立場なら狼狽えもするし、気が進まないが精神科を勧める。
「やっぱ信じられない?・・・分かるよ。
私もこの世界に来たこと自体まだ夢じゃないかって疑ってる・・・」
苦笑しながら、そうこぼす。
彼には、まだ話していないことがある。
それこそ大事なことだ。
「##NAME1##・・・」
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