6話 風邪ってツラいよね
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
――コンコン
意識を手放した友人を横目に明日の予定表を確認していると部屋のドアがノックされた。
「どうぞ、お入りくださいな」
そう部屋を訪ねてきた者に声をかけるとドアが開かれた。
―ガチャ
「・・・はぁー・・・つか何で俺が呼ばれたわけ?アキラが走って俺のこと呼びに来て、本当に意味わかんないんだけど。しかも、急げとかいうしさ、何なんだよ。急ぐんだったらアキラを呼べばいいじゃないか・・・
しかも超強引に電話切ったよね?俺の返事も聞かないで・・・本当に何なんだよ、めんどくさいなぁー・・・で、何?」
「あ、もういいの?じゃあ『コレ』運んで!」
彼のぼやきを一通り聞いて自分の用件を伝える。
「はぁ?・・・『コレ』って##NAME4##だよね?」
「うん、そう。」
私の頼みに戸惑う彼に平然と肯定して見せた。
「・・・どうしてこういう状況になったの?」
「それはー・・・かくかくしかじか?」
説明を求める深司と、説明が面倒でしたくない私。
「・・・何なの?##NAME2##は俺に殴られたいの?」
「違う違う!!」
どうやら私の態度が気に障ったようである。
割と温厚な深司から女の子を「殴る」なんて言葉が出てくるとは思わなくて焦る。
「はぁー・・・とりあえず救護室まで運べばいいの?・・・よっと・・・?!」
「どした?」
##NAME4##を抱き上げた深司が驚いたような顔をしてるので問いかける。
「ねぇ、##NAME4##って何食って生きてるの?すごい軽いんだけど・・・」
深司の疑問はごもっともである。
同年代の女の子と比べても##NAME4##は痩せていると思う。
私もたまに心配になるくらい。
「さぁ?でも、結構食べるんだよね。その子。」
これもまた事実。
この体型でどこに入っていくのやら、ご飯はしっかりと食べる。
正直、栄養が吸収されずにそのまま出ているのではないかと疑う。
「・・・これで?」
「うん、それで。」
そりゃあ、深司も驚いて聞き返してくるわ。
「じゃあ、伊武くん。後はお願いね!」
そう言って彼と彼女を部屋から送り出す。
「はぁー・・・分かったよ・・・」
―ばたんっ
「ふふっ♪##NAME4##が起きるのが楽しみだなぁ♪」
部屋に残った##NAME2##が不敵な笑みを浮かべていることは誰も知るよしがなかった。
゚.+:。 2013/01/23 更新 ゚.+:。
゚.+:。 2017/11/04 大幅修正 ゚.+:。