4話 刃傷沙汰…?
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私たちの1日は、意外にも忙しいものだった。
朝食を済ませると、先生方とのミーティングがある。
毎日のミーティングで、ランダムに割り振った学校を先生方と手分けして各自、受け持つようだ。
私の怪我を考慮して、特別に彩乃と2人で担当することになった。
その後、1日の流れを確認して各自の持ち場に向かう。
ドリンクやタオルは、すでに各練習場所に運ばれていて、その配布や選手の体調管理や怪我の手当、練習メニューの管理などが、主な業務となっている。
説明を聞きながら「これ、私たち必要か?奴らなら、己らで補えそうじゃないか?」と思ったが、きっとご都合主義なのである。
その他、雑務もあるので休んでる暇は無さそうだ。
マネージャーって、こう・・・ベンチ付近でドリンクとタオル渡して「がんばれ!」とか言ってるイメージしかなかったんだが・・・
「え・・・めちゃくちゃ忙しいじゃん・・・」
これから大変なことに、なりそうだなぁ・・・と、考えていたら彩乃がボソッと呟く。
分かる。私も、今そう思ってた。
「確かに・・・思ってたよりも、大変そうよね」
美夜子ちゃんも、思わず眉をひそめる。
「これくらい、普通じゃないの?」
唯一、バリバリの運動部出身の真琴が頭を傾げて、そう言い放つ。
「体力持つか、心配だなぁ・・・」
と、深雪も不安そうだ。
「私も。バリバリの帰宅部だしなぁ・・・」
数時間前までは、みんなウキウキしてたのになぁ・・・
今や、お通夜である。
その後も、しっかりと先生方の話しを聞いて、それぞれ重い足取りで持ち場に向かった。