3話 遅れて参上
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「え?」
次いで、私が「何で?」と問おうとすると、彩乃が先に口を開いた。
「私が、さっき頭叩いたから・・・いつも頭がおかしいおかしいとは思ってたんだけど・・・まさか、そこまでなんて・・・!」
「おい、ちょっと待て!」
彩乃の言葉に思わずツッコミを入れる。
聞き捨てならない。
しかも眉根を下げてこちらを憐れんだ目で見てくる。
「だーかーらー!本当に【テニスの王子様】の世界なんだってば!」
再び説得を試みようとした私に、彼女は一際大きなため息をついた。
「はぁ・・・主。寝言は寝て言おうか?」
「いやっ!・・・うーん?・・・どうしろってんだ!」
今の私は、彩乃にとっては頭のおかしな狂人。
お手上げである。
―コンコンッ
どうやって説明したもんかなぁ・・・と頭を悩ませていると部屋がノックされた。
『さっき悲鳴が聞こえたんだけど、何かあったのかい?』
どうやら声の主は大石みたいだ。
「近ちゃんだ!」
どうやら彩乃も声の主に気付いたようである。
「って、中の人ネタはやめろ!?」
思わず突っ込む。