2話 全校合同合宿
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あっ。これはまずい。
ドンッー
「~~~~っ!ごめんなさい!」
まずい・・・宍戸のことばっかり見ててチョタが視界に入らなかった・・・
盛大に転んでしまった。恥ずかしい。
チョタが「大丈夫ですか?」と慌てた様子で手を差し伸べてくる。
私の方がぶつかったのにチョタは優しいなぁとか思いながらチョタの手を取ろうとした時、自分の異変に気付いた。
―ぽたっ
「・・・へ?・・・うにゃぁぁぁああああ!」
鼻からぽたっと落ちたそれは、間違いなく血だった。
は、鼻血がっ!
無情にも、それは下ろし立てのシャツに点々と落ちていく。
「ぶつかった時に、打ったんですか!?」
チョタがさらに慌てる。
すごく心配されている。
勝手に、ぶつかっておいて申し訳ない。
「それ以上、聞かないで・・・」
確かにチョタの背中に鼻、ぶつけた。
だけど、そんな・・・
ずっこけただけでも恥ずかしいのに鼻血なんて・・・
「おい、長太郎!何してんだ?」
「あ。宍戸さん!」
先を行っていたはずの宍戸が後輩の異変に気付いて戻ってきた。
なんてことだ・・・
こんな情けないところを好きな人に見られることになろうとは・・・