20話 合宿の終わり…?
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―――
「氷帝学園の皆様、こちらへ。ご案内いたします」
各校、案内人がいるらしく、みなそれに付いていく。
私たちが一番初めに案内されるのには、太郎がバックにいることが大きそうだな。
そんなことを考えていると足元の段差に蹴躓く。
「うにゃっ・・・ぶっ!」
・・・バランスを崩したものの、前を歩いていた宍戸の背中に顔面をぶつけるだけで済んだ。
前もこんなことあったな・・・前はチョタだったけど・・・
「いったた・・・」
顔を手で押さえながら態勢を立て直すと、振り返った宍戸に見られていることに気づく。
「あ!ごめ・・・!ねぇ!私、鼻血出てない?」
そう言う私を見て、宍戸は深いため息をつく。
めちゃくちゃ呆れられてんな、これ・・・
「・・・ほら」
不意に差し出される手に疑問符を浮かべてると、再びため息をつけれて手をグイッと引かれる。
「え?え?」
訳が分からなくてパニックになる。
私、手をつないでるの?!
あの宍戸と?!
「・・・変わらないな」
「へ?」
頭が働いてない状態で不意に話しかけられ、マヌケな声が出る。
「初日と・・・同じだろ」
そう言われて、宍戸も同じことを考えていたのかと合点がいく。
「その節はご迷惑を・・・」
「今も、だろ?」
「うぅ・・・」
その通り過ぎてぐうの音でない。
ホント恥ずかしいところばっか見られてんな・・・
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