19話 追いかけっこ
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「もしかして、俺に聞かれたのがそんなに嫌だった・・・?」
へ?
今、彼はなんて言った?
てっきり、遅刻した挙句、散々逃げ回ったことに対して怒られると思ったのだが・・・
##NAME4##も訳が分からないといった表情である。
「一体、なんの話じゃ?」
なんと言っていいものか分からない私たちの代わりに仁王が口を開く。
「あ、いや・・・言っていいのかな・・・その・・・2人が俺の呼び方に悩んでたみたいで・・・」
「そうなのですか?」
幸村の言葉に呆然としていると柳生から声をかけられたので、思わずそれに頷く。
「それで、2人が「ゆっきーって呼ぶ」みたいな話をしてたから、俺は「いいよ」って言ったんだけど・・・」
あれ・・・?もしかして・・・
「あの・・・怒ってらっしゃらない?」
「ん?俺が、かい?」
「・・・はい」
思わず敬語になってしまう私。
不安要素を取り払うまで油断をしてはいけない。
「まさか!どうして、俺が怒るのさ。」
そう言って、幸村が笑う。
あれ・・・?やはり、この世界の幸村は真っ白なのでは・・・?
「あの・・・私たち、遅刻したし・・・」
「あぁ!ここの敷地、本当に広いから迷子にでもなってるんじゃないかってみんなで話しててね。」
あれ・・・?めちゃくちゃ優しくない・・・?
「探しに行こうって話になってね。激しい練習に参加できない俺が、探しに行ったんだよ。」
天使じゃね・・・?
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