19話 追いかけっこ
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「「赤也!!」」
「いってぇ・・・!!」
大きな声で呼ばれたと思ったら背中に強い衝撃が走る。
何かがぶつかってきたようだった。
・・・だが、その何かは背中から離れなかった。
「な、なんだ?」
そう言って姿を確認しようにも、がっちりと腰をホールドされていてうまく確認できない。
どうしようかと思っていると、その何かに身体を反転させられる。
・・・一体、何なんだ?
「赤也。その2人を離さないで」
声に驚き、前を見ると幸村部長が居た。
そして反射的に、腰に回されている腕を掴む。
「うにゃっ!」
「まずい!捕まった!」
あれ・・・?この声どっかで・・・
「##NAME2##先輩と##NAME4##先輩・・・?」
え?何?幸村部長から逃げてるの?
・・・何でだ?
「あんたら・・・もしかして、幸村部長を怒らせたのか?」
そう聞くと2人がビクッと震える。
・・・どうやら当たりらしい。
「いや・・・僕は・・・」
幸村部長が何かを言いかけた時、2人が俺の脇をくすぐりだした。
「な!ちょっ!やめ・・・」
俺が身悶えする間に、2人は緩くなった俺の拘束から逃げ出す。
「今だ!」
「全力疾走じゃああああああああああ!!」
そう言って、2人は走り去っていった。
「あの・・・すみません、幸村部長・・・」
「かまわないさ。・・・しかし困ったな・・・」
幸村部長は頭を抱え、2人の後を追いかけて行った。
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