DIARY

双騎2020感想備忘録

2020/10/15 23:16
髭切膝丸双騎出陣2020、お疲れ様でした!
舞浜の最初の4公演はコロナの煽りで中止になってしまいましたが、最後まで怪我もなく無事に二振りが走り抜けることができて本当に良かったです。

めちゃくちゃ悔しいことに現地での観劇はできませんでしたが、見れる範囲で配信を購入しまくりました。(外出できないストレスも大いにあった…)
32公演(うち中止4公演)中の15公演、全公演の半分くらいを視聴しました。

元々多ステしたいなと思っていたのでこれだけの数見てもチケット4枚分いかないくらい、交通費や宿泊費、現地での飲食費を考えるとお釣りが来るという…配信本当にありがたいです。
「今日は時間できたから見よっかな!」で気軽に見れるのが最高すぎました。
でもやっぱり舞台は生で見るのが一番だと思うので、観劇が許される状況になったら今度こそ自分の足と目で見に行きたいです。


初演で既に半端ない完成度を誇っていた双騎ですが、2020があらゆる方向にとんでもない進化を遂げていたので、あとから自分が読み返してニヤニヤするために初演との違いや千秋楽のカメラを中心に感想を書きたいと思います!

まず公演が始まる前の舞台(双騎には緞帳がない)を見て思ったこと…セットに草生えとる…。
大道具が初演に比べて大幅に豪華になってますね。
そもそも初演と会場のキャパが違いすぎるんですが、双騎2020の客席数は本公演であるパライソの客席よりも多かったという…(これはさすがにパライソがあまりにも少なすぎた)
双騎の力の入れ具合がよく分かりますね。

千秋楽では撮影用にカメラがぐっと増えて、これまでのライブ配信とは違った角度で公演を楽しめました。
サイドからのカメラが最高すぎる。


髭切膝丸が曽我兄弟を演じる第1部、話の流れは初演とほぼ同じです。
ただソーシャルディスタンスに配慮して、演者同士が触れ合う演技が皆無に…。
幼少期の曽我兄弟が手を繋いで遊ぶ場面から始まるんですが、初演に比べて距離が…遠い…!
劇中の歌詞も演技に合わせて初演のものから変更されています。


出家した弟が箱根山で修行するシーン、初演よりもやんちゃ度が増し増しで、ここは筥王と別当のアドリブなのかな。
鼻くそ飛ばそうとした手を誤魔化して「大仏!」「ねずみ!」ってのたまう筥王可愛い。


双騎にはあやなす音という劇中曲があって、兄弟の成長を表すために衣装が変わるシーンがあったんですが、これは絶対初演の演出のが良かった…。
初演はアンサンブルさんの持つ傘に隠れて舞台上で早替えしていたところが、2020は一度舞台裏に引っ込んで着替えて出てくるんですよね。
仕方ない…分かっているけどここは初演が良すぎて悔しい!

あやなす音の、お団子頭をポニテに下ろすシーン、今回も美しすぎる。綺麗にほどく角度を何度も研究したそうです。

初演円盤では兄弟両方を映すために引き気味のカメラになっていて大変残念だったんですが、2020の配信ではカメラを二分割して二人をアップで映すという天才的所業をご披露あそばされたんですよ…。
カメラを二分割したことにより離れ離れになっているはずの二人がまるで向かい合わせになっているような構図になっていて、マジで天才かな!?
配信が始まった当初はカメラに収まるのは一人ずつだったので、「今回の配信は兄と弟のどっちのアップかな~?」って楽しみにしてたのがある日突然画面二分割になった時の興奮を誰か分かって。
双騎配信…公演を重ねる中で成長してやがる…!?

このシーンをきっかけに、後の配信で段々二分割シーンが増えていき、もはや配信の段階でそのまま円盤化できそうなクオリティになっていた双騎すごい。


再会した曽我兄弟が、箱根の別当に会いに行く場面、ここで弟の五郎は箱根に奉納されていた膝丸を受け取るんですが、弟を眺める十郎があまりに優しい微笑みを浮かべていて、おま…そんなお兄ちゃんな顔をしていたのか…。
ここで十郎を映すのも、配信を重ねるうちに追加されたところです。
この場面、出てくる刀は膝丸です、という説明が一切劇中で語られないのがエモエモのエモ。


仇討ちの許しを得るために母上に会いに行く兄弟のシーン。
千秋楽では母上に勘当を言い渡された十郎の絶望の表情がカメラにばっちり映ってるんですよね。
巣立ちの舞、一人が踊ってもう一人は後ろに下がって座って歌うという構図なんですが、踊りをメインに映して、歌ってる方は透過で画面に映り込ませるというのをリアルタイムでやってのけていました。
審神者の見たいところをよく分かってらっしゃる…!
こう、役者さんの演技が回を追うごとに迫力を増すと同時に、配信技術まで日々レベルアップしていくのを目の当たりにする毎日が本当に楽しかったです。


父親の仇討ちに向かう場面、仇である工藤祐経が赤い面頬を着けて現れます。
感染対策の一環でしょうが、面頬がこれまたカッコいいんだ!
でも射られた矢を折って咥える兄者とか、祐経を逃すまいと自ら刀に突き刺さりにいく兄者とか、大好きな場面がことごとくなくなってたので…!私は…悔しい…!


1部のラスト、父の仇討ちを果たすも息絶える兄弟のシーンで終わるんですが、初演では二人折り重なって亡くなっていた場面が、2020はソーシャルディスタンスの関係でそれができないので、倒れた二人が互いに手を伸ばすも届かずに終わるという鬼畜仕様。あまりにも無慈悲!
千秋楽でひょっとしたら届いたりしないかなと淡い期待を抱いてみたりもしたけどそんなことはなかったよね!!
私はマジでコロナを恨むよあらゆる意味で…。

このシーンで兄の十郎は、今際の際に空を飛ぶ雁の群れを見つけます。
千秋楽、まさかの真上から十郎を見下ろすカメラアングル。
私たちが雁だった…?
ここのカメラあまりに天才すぎるのでスイッチャーさんに誉ぽん!

* * *

2部の始まりは初演と同じくクロニクルから!
この曲、衣装も含めて大好きなので2020でも歌ってくれて嬉しい。
兄者のコート丈が完璧すぎる。すっごい優雅!
膝丸は倒立前転で登場。
初演でも思ったけどあのクッソ重そうでひらっひらフリルたっぷりの衣装でアクロバットとか正気か…!?

二曲目はJust Timeです。
間奏で、兄者が一歩下がって膝丸にどうぞ、って促して、膝丸倒立前転×3のお得意大回転。
兄者はすっごい満足そうな笑顔で膝丸を見守ってます。兄者のピルエットは今年はなし。
1部の内容といい、弟に見せ場を譲ってるのかなぁという気がしました。

それからMCへ。
去年は一度も名前を呼ばなかった兄者が、MCでいっぱい「膝丸」と呼んでくれました。
気分がいい膝丸、「今なら何でも演じてみせるぞ」と安請け合いしてしまい、兄者から刀剣男士のモノマネをするよう無茶振りされます。
ここ回替わりな上、兵庫楽と舞浜楽では兄者もモノマネしてくれたので本当に最高だった…!

大楽では膝丸が髭切の真似を、髭切が膝丸の真似をするという源氏の女大歓喜な内容でした。お察しの通り私もあの時息してなかった。
もちろんあの回替わりモノマネ、全公演分円盤に収録されるんですよね??

MCのあとは衣装替えして「えおえおあ」!
これには簡単なふりつけがあって、髭切や膝丸と一緒に審神者もえおえおあします。
初日、兄者が客席に振る時に曲の入りが分かんなくなっちゃってて、「あれ?あ、いいのか」って言っててめっっっちゃくちゃ可愛かったです。


この後は新曲、静寂の闘志。
可愛いえおえおあとは打って変わってバリバリ韻踏みまくったラップソングです。
髭切も膝丸もラップ上手くなったなぁ!

特に膝丸は、俳優さんがヒプマイの舞台で主演張ったこともあってめっちゃラップのレベル上がってました。
そんでこれでもかとばかりにお披露目される膝丸のお腹。(たまにヘソも)
あれ、去年膝丸ってこんなに腹チラしてたっけ!?ありがとうございます!!


そんで多くの源氏の女が度肝抜かれた髭切と膝丸のソロ!
清光単騎の曲、情熱のSymphoniaを歌う新衣装膝丸、通称アモーレ丸。
マタドールがコンセプトなのかな?赤い布を振りかざしながら現れる膝丸さん。
ぴたっとしたレザーパンツ姿であまりにもエロい。
千秋楽の時に「膝丸 下半身」とかサジェストで出てきたんだけど分かる…あれは見ちゃう…。
千秋楽付近ではあまり目立たなかったけど、それまでの配信ではパンツラインばっちり見えてて、これ事務所的にオッケー出たんですか?
ミュの膝丸って二の腕とか腹チラが売り(?)だったと思うんですけど、ここに来て新たに萌えを開拓されるとは思いもしませんでしたね。

初日ソワレで、ラスサビで布を投げたところ頭の上に被ってしまったという悲劇が膝丸を襲いました。
とっても可愛かったです。


膝丸ソロのあと登場する兄者。
曲は三日月の持ち歌のEndless Nightです。
この新衣装の兄者、薄手の生地のてろっとしたブラウスで袖にゆとりがあるんですが、歩くたびにそれが靡いて、今風吹いてるのかな?って錯覚する。
港町の貴族みたいな出で立ち。
これあれでしょ、一隻の船に乗って星が煌めく空の下旅に出るんでしょ…分かる…(個人の妄想です)

あともう歌があまりにうますぎて感動して、私は初日公演見て泣いたよ…千秋楽でも泣いた…。
オタクってあまりにも尊いものに出会うと勝手に涙が出るんだよ…。
ポケモン剣盾の薄明の翼というアニメで、スタジアムに立つチャンピオンを見て少年が涙を流すシーンがあるんですけど「これ推しを前にした私じゃん…」って思いましたね。
自分の好きなキャラクターをこんなにすごい俳優さんが演じているってもう奇跡では?

ところで髭切役の三浦くん、現在身長178cmだそうです。
髭切の身長は178cmです。
1/1スケール髭切じゃん…。


ソロの後はもう一つの新曲、刹那の時代。
曲調はむすはじで兼さんと巴ちゃんが歌った誰のモノでもない人生っぽい感じです。
これまで揃いの衣装だった二振りが、全然別系統の服で歌って踊るのも大変良きかな…。
でも一部のアクセサリーやモチーフがところどころ一緒らしいです。エモ。

この曲、髭「つたない」膝「つたない~」髭「秘事」膝「秘事~」って歌うところがあるんですけど口元に人差し指あてて「しー」のポーズ取るんですけど大変やらしいです、本当にありがとうごさいました。


間髪入れずに獣!
一番サビ前で肩肌脱ぎになるんですが、ここも二分割されてます。最高です。
最後の「己に牙を剥け!」も二分割です。もうやりたい放題。
片肌脱ぎになるシーンで兄者が脱ぐのに失敗しちゃった場面があってハラハラした公演もありました。
こういうアクシデントも毎公演見られる配信ならでは。

獣のあと、二振りのお着換えの間、母上を演じた加納さんの舞。
源氏兄弟が出演した日本博で、日本舞踊の鷺娘という演目があったんですが、それを髣髴とさせるとても美しい舞でした。
衣装の早替えが素晴らしいんだ…!


ラスト二曲は親の声よりも聴いた双つの軌跡と刀剣乱舞(双騎Ver)!
やっぱり通常衣装の髭切と膝丸はめちゃくちゃカッコいいです。
何と言うか品があるよね…素晴らしい。


今年も本当に本当に最高の舞台でした。
何度も言うけどできることなら生の舞台を観に行きたかった…。
去年は「一年後に再演するから!」っていう気持ちで双騎ロスを乗り越えたけど今年はどうすればいいのか皆目見当つきません。
とりあえずディレイ配信を見まくってなんとか落ち着こう…。

早くコロナが治まるよう祈りつつ、今後の髭切と膝丸の新たな出陣を楽しみにしています。
幕末再演も無事凱旋公演の千秋楽が迎えられますように。

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