クラスメイト
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入学式が終わり、
一年一組のクラスメイト達と
顔合わせが始まった。
担任は珍しく女性の死神だった。
「みなさん、ご入学おめでとう御座います。
今日から一年一組を担当します、
星宮あずさです。よろしくね」
担任の星宮は高貴な雰囲気を持ちながらも
慈愛に満ちた女性であった。
彼女は貴族階級出身であったが
実力を認められ、護廷十三隊の一番隊で五席を務めた実力者だった。
結婚・出産を機に護廷十三隊から、
此処、
真央霊術院へと配属になった。
「みなさんはお分かりの通り、特進クラスです。
みな、十分な実力が認められてこのクラスに居ると自覚して下さい。
けれど、それに慢心せず
弛まぬ努力と研磨を惜しまず
護廷十三隊に配属されても即戦力として信頼される死神になれるよう此処で沢山、
鍛錬を積んで下さいね」
担任の一通りの挨拶が終わると、
早速三人ペアのグループを作る事になった。
無論、まいと藍染はペアを組んだが
もう一人中々見つからなかった。
「藍染くんと篠原さんはもう一人見つけられましたか?」
『いえ、』
「では、あちらにいる彼と組んで下さいね」
周りの学生たちとは明らかに馴染めず、
更にはいかにも太々しい態度の男子学生が
隅の席に座っていたのだった。
「僕達と組んでくれないかい?」
「しょうがねぇな。
ま、お前達なら組んでもいいぜ。
強そうだもんな、いいぜ」
『まだお互い知らないし、
話してもいないのだから
そんなの分からないんじゃ無い?』
「いや、分かるね。おい、そこのメガネ。
お前確か主席合格だろ?」
「だからなんだといんだい?」
「選ばれた200人のうちの主席なら
よっぽどの実力者だろ?
あと、アンタもその次の成績。
女子では一位だろ」
『え、?どうしてそれを?』
「んな事、この入学前に既に
情報取得済みだっつぅーの」
「どうやって知り得たんだい?」
「それは秘密。これから知れる」
『貴方も少し変わってるのね』
「どーも。」
「自己紹介してなかったね、僕は藍染惣右介」
『私は篠原まいよ。よろしくね』
「俺は門脇柊夜(しゅうや)だ」
『じゃあこれからは柊って呼ばせてもらうね』
「僕は惣右介くんなのにかい?笑」
『え!ダメ?』
「まいには親しみを込めて呼び捨てで」
『分かったわ、惣右介
これでいいかしら?』
「ったく、なに嫉妬してんだよ、優等生」
「君とまいはまだあまり話してないのに
距離が近くなってる事に少々ヤキモチをね」
「顔に似合わずだな」
「そうかい?」
珍しくも藍染が嫉妬する姿に
まいはクスりと笑ったのであった。
『なんだか仲良くなれそうだわ。』
「お互い精々、
足を引っ張らないようにする事だな」
一通りのグループ分けが出来たところで
早速、実習の話へと移った。
「では、今組んでもらったグループで
来月から早速、
現世で実習をしてもらいます。
課題は小型虚の誘導と緊縛を行ってもらいますから、覚悟さておくように。
放課後などを利用して
実習棟で訓練に励んで下さい」
『なんだか緊張するわ。』
「なに、一人じゃないさ。
僕や柊も付いている」
「チームで組むなんざ、かったりぃな」
「チームで組むのも勉強のうちさ。
死神になったらチームワークはもっと必要だ。」
『惣右介からその言葉が出てくるのなんて珍しような…』
「そうかい?」
『うん!
柊が加わった事で惣右介が少し変わったの面白い。先が楽しみだわ。』
「そーかよ。
んじゃ、放課後、実習棟いくぞ。」
三人が合わさる事で
互いに少しずつ変化をもたらしている事に
まだ気付いてない惣右介と柊夜であった。
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