悪い子になっちゃう?(R18)
名前変換設定
恋戦記は現在一部のお話のみヒロインの名前変換可です薄桜鬼とテニプリは名前変換可、刀剣乱舞はネームレス夢です
恋戦記小説について
現在一部作品のみ名前変換可にしていますが、ヒロインの下の名前「花」が一般名詞でもあるため「花瓶の花」などで巻き込み変換されてしまいます
それでも良い方は変換してお楽しみください。それがダメな方はデフォ名「山田花」でお楽しみください
すみませんが、よろしくお願いいたします
.
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「ったく…… 別に仕置きはしねぇが、その代わり今夜はいつも以上にカラダ張ってもらうからな」
「っ、左之助さん……! も、沖田先輩のバ……っ!」
「――おっと。その名前、今は聞きたくねぇな」
その瞬間、名前の頬に原田の大きな手が添えられて。気がついたときには、唇が重ねられていた。
「……っ!!」
名前は驚きに目を見張る。不意打ちの強引な口づけは原田の十八番だ。彼が唯一知っているという、女の子を黙らせる方法。
容赦なく舌を入れられて、名前は唇だけでなく呼吸まで原田に奪われてしまう。いやらしい水音がするほどに深い口づけの甘さと酸素不足で、名前は軽い眩暈に襲われる。
さすがにつらくて原田から逃れようとするものの、やはり逃がしてもらえずに。
仕方なく名前は原田の口づけに応えた。口内で舌を絡めながら、遠慮がちに原田の腰あたりに手を回し、さらなる愛撫をせがむ。
そんな彼女にようやく溜飲を下げたのか、原田の拘束がにわかに緩まり。やがてどちらからともなく唇を離した。名前は生理的な涙で潤んだ瞳を原田に向けながら。
「あの…… 原田先生……」
「……左之助、だ」
「っ……!」
もう何度目かのやり取りのあと。離された唇はまたすぐに重なり、原田は名前のトップスの裾から大きな手のひらを滑りこませてくる。
相変わらずの手の早さだ。柔らかな素肌を原田に丹念に弄られながら、ついに観念した名前の脳裏によぎるのは、浅ましくも甘い期待だった。
ヤキモチを妬いた彼にひどいことをされるというのも、これはこれでひとつの立派な乙女の夢で……。
「――よそ見してんじゃねぇよ。お前は俺だけ見てりゃいいんだ――」
耳元で囁かれた憧れの台詞は、溶けそうなほどに甘く。他の男の子とのやりとりを責められて、釘を刺されているはずなのに、なんだかいつも以上にかわいがられて、愛されているような気がしてしまって。
(……左之助さんはずるい……)
もう何度となく心の内でつぶやいた言葉を名前は改めて反芻する。こんなふうにどこまでも甘やかされてしまったら。
(本当に左之助さん以外、何も見えなくなっちゃいます……)
気がつくと名前はベッドの上に押し倒されて、トップスのボタンを外されていた。きっと今日はこのまま最後までされてしまうんだろう。
そう感じた名前は行為を進めようとする原田にお願いをした。
「あの、左之助さん…… 電気消してくれませんか……?」
「……今日は駄目だ」
名前のささやかな希望は、しかしあっさりと却下される。普段はちゃんと常夜灯にしてくれるのに。
「今夜はこのまま最後まで付き合ってもらうぜ? 名前」
明るく点った室内灯を背に、原田はこれ以上ないほど楽しげな笑みを浮かべる。ニンマリとした、どこか子供っぽい……。
けれど、そんなヤンチャな原田にすっかりやられてしまっている名前は、頬を淡く染めて彼の望み通りの答えを返した。
「はい、わかりました……」
消え入りそうな小さな囁き。しかしそんな名前の返答に、原田はもう何度目かの同じ台詞を口にする。
「――よし、いい子だ」
いかにも学校の先生らしいその言葉は、甘やかな期待に囚われる名前の身体の中心をとろりと潤してゆく。
***
明るい中で最後まで。先ほどは半ば勢いでわかりましたと口にしたものの、やはり恥ずかしくて仕方がない。
寝室の明かりとはいえLEDの室内灯は直視すればかなり眩しく、怖気づいてしまった名前はおずおずと原田に尋ねかける。
「……あの、左之助さん」
「……何だ?」
「やっぱり、電気を消してもらえませんか……?」
恥ずかしくて仕方がないです。とつぶやく名前に原田は仕方がなさそうに息を吐く。
「……ったく、やっぱりそうなるのかよ」
原田の返しに、名前は消灯してもらえるのかと希望を持つが。
「……消してやってもいいが、まだだ」
「っ!」
「もうちょっとだけ、堪能させろよ」
「お前が全部脱いで裸になったところ、明るい中でちゃんと見てぇんだよ」
愛おしげに名前の頬を撫でながら、琥珀色の瞳を細める原田に、名前は真っ赤になってしまう。
「っ、左之助さん……!」
恥ずかしくて仕方ないけど、愛する彼に自分自身を求められるのはやはり嬉しかった。
「明るい中でお前の裸の身体を眺めて……。満足したら、ちゃんと消してやるさ」
「っ」
「ま、満足って」
してくれるのかな? この手の欲望に関しては足るを知らない原田に、名前は不安になってしまうが。しかし、名前が戸惑っているうちに彼女の衣服に原田の手がかかる。
ベッドの上での原田はとても強情で容赦がない。そんな原田の手によってあっさりと、名前は一糸まとわぬ姿にされてしまう
「……綺麗だぜ、名前……」
名前の裸身を見おろしながら、原田は恍惚に浸った様子でつぶやいた。
琥珀の瞳を溶かしながら、眩しそうに愛おしそうに、原田はありったけの賛美を捧げてくる。
「……真っ白で雪みてぇだ。このままずっと、こうやって眺めてたいくらいだぜ」
自分でも大したことのないと思っている身体を、彼に褒めてもらえるのは過分の幸福だ。しかし、込み上げる羞恥には抗えず、名前は素直な気持ちを吐露してしまう。
「左之助さん……。恥ずかしいです」
「はは、だろうな。……でも、隠すんじゃねぇぞ」
彼女の裸身から目を離さずに原田は苦笑するが、やはり体を隠すことは許さない。
名前ははいとだけ答えると、恥ずかしい気持ちを紛らわせるように、両の手でシーツをきゅっと掴んだ。一糸まとわぬ身体を改めて彼の前に晒す。
ようやく観念したらしい名前に満足げな笑みを浮かべてから、原田は名前の体中に視線を這わせた。
枕の上に広がった長い髪に、可愛らしい恥じらう表情。無防備に晒されたふたつの丸い膨らみにその先端。原田の視線はそこから薄い腹部を通り過ぎ、脚の間の淡い下生えに辿り着く。
原田はまるで美しい絵画を愛でているときのような、恍惚と敬愛のこもった瞳で名前の裸身を眺めていた。けれどその瞳には確かな欲望が含まれていて、名前はあまりの恥ずかしさに次第に呼吸を乱してしまう。
明るい中で愛しい男性に自分の裸を鑑賞されるというのは、まだ男女の愛の営みを知ったばかりの名前にとって、ほぼ初めての経験だった。
見つめられているだけで、触れられていないのに。一糸まとわぬ身体の全てを原田の手のひらで愛撫されている錯覚を覚えてしまって。名前はいつしか彼の視線だけで浅ましい興奮を呼び起こされていた。
恥ずかしくて仕方がないけど、眩しいほどの明かりの点った室内で、原田に視線だけで愛されるのは不思議なほどに心地よく、名前の下腹部の奥まった場所に小さな熱が生まれてくる。
それがなんだかむず痒くて、名前は太腿をもじもじと擦り合わせるが、彼女がそんな仕草をしても原田は見つめるのをやめない。強い視線を向けたまま。
今宵の彼はどことなくサディスティックだ。そしていつも以上に情熱的だった。
実際は見つめられているだけ。けれど、脚の間の下生えを原田の指先にくすぐられた気がして、名前は小さく息を呑む。
「っ……!」
名前は瞳を閉じたまま、込み上げる羞恥と快感に耐えるが、太腿をこすり合わせるのはやめられない。頬を染めて熱い吐息を漏らしながら、両足をもぞもぞとさせていた。
今の名前の姿は、原田の目にはまるで淫らな一人遊び……自慰に耽っているように見えていた。
正確には自分を慰めたいけど叶わずに堪えている姿なのだが、ここまでわかりやすければ、もうどちらでも同じだった。
視線だけですっかり参っている名前を見おろして、原田はやれやれといった様子で苦笑する。
「……おいおい、俺はまだ指一本も触れちゃいねぇぜ?」
あからさまに揶揄してくる原田に追い詰められた名前は、どうしていいかわからずに泣きそうになってしまう。
「っ、左之助さんの意地悪……」
まだ触ってない。原田のその言葉は本当なのに、さきほどからずっと、脚の間の下生えを原田に触れられているような気がして仕方がない。
それが苦しくて、もどかしくて。まさにそのことを原田にからかわれているのに、その彼の眼前で自慰まがいの行為を続けてしまう。
「はあっ…… んんっ」
恥ずかしいのに、頭ではやめなきゃいけないとわかっているのに。もうたまらなくなってしまった名前は、太腿を使った自慰から抜け出せなくなっていた。
(もうダメ…… もう我慢できない……)
ついにこらえきれなくなった名前は瞳に涙を浮かべながら、先ほどからずっと物欲しそうに疼いている、自身の秘部に手を伸ばした。
しかし、それを見逃す原田ではない。
「こら、自分でするのは禁止だぜ?」
甘く優しい囁きで、原田は名前の手を止めてしまう。その様子はまるで可愛がっている愛犬に、いたずらにおあずけを強いて遊ぶ飼い主のようだ。
「……っ、でも」
「せっかく二人でいるんだぜ? 自分で慰めちまうんじゃなくて、俺に頼って甘えてくれよ、名前」
「……っ!」
ことさらに甘い原田の囁きに、名前は息を呑む。そんな彼女に原田はまるで畳みかけるように続けた。
「こういうときは、男に頼っていいもんなんだぜ。ほら、ちゃんと俺に甘えて…… お願いしてみな?」
追い詰められた名前にとって、それはあまりにも甘美な誘惑だった。
原田の視線での愛撫によって、身の内の浅ましい欲求を呼び起こされていた名前は、彼に促されるまま素直な本心を口にしてしまう。
「身体…… 触ってください…… 左之助さん……」
淫らに火照る身体を持て余した名前は、まるで救いを求めるように原田に愛撫を願ってくる。そんな彼女を見おろしながら、原田は口の端を上げた。
またひとつ彼女を征服した。無防備な裸身に愛欲の楔を打ち込んで、自分という男の愛と欲望を刻みつけてやったような、そんな気持ちになる。
「ったく、仕方ねぇな」
やれやれといった態度とは裏腹に、原田の表情はやはり楽しげだ。上機嫌で名前の素肌に手のひらを滑らせる。
名前の願い通りに、原田は彼女の裸身を撫でてやっていた。
室内灯をつけたままの寝室で、原田の愛撫を受けながら恍惚に浸った様子で喘ぐ名前は、無防備な自分自身の全てを、原田に見届けられていることに気づかない。
瞳を閉じたまま荒い呼吸を繰り返し、甘やかに身悶えていた。
そんな名前の可憐な姿を楽しみながら、原田は彼女をさらなる高みにいざなうべく、愛の行為を進めていった。
名前のきめの細かいしっとりとした素肌に、原田の大きな手のひらがくまなく滑らされてゆく。
名前は原田の愛撫によって、ただひとり悦楽の高みに昇っていった。
その息遣いはさらに乱れ、喘ぎはさらなる甘さを帯び、自身の秘すべき場所を淫らに色づかせた名前の姿は、今まさに密やかに咲かんとしている可憐な花のようだった。
ただ触れられているだけなのに、名前のこの乱れようは原田にとって予想外のことだった。行為を始めたばかりの今からこの調子では、最後にはどうなってしまうのか。
原田は苦笑するが、この先への期待が膨らみ、下腹部にさらなる熱を集めてしまう。今夜はいつも以上に楽しくなりそうだ。
心地よさそうに身悶える名前にあてられてしまった原田は、すっかり浅ましい加虐心が呼び起こされていた。
可愛くて仕方がない彼女を、今夜はめちゃくちゃにしてやりたい。淫らに苛め抜いて、困らせて、これ以上ないほどによがらせてやりたくなった。
名前の裸身をすみずみまで撫でてやってから、原田は改めて彼女に尋ねる。
「……気持ちよかったか?」
「……よかったです」
快楽に潤んだ瞳で原田を見つめながら、名前は口を開いた。原田もまたそんな彼女に微笑み返して。
「……次はどうして欲しい?」
「……もう一度、触って欲しいです」
素直な返答はすぐに返ってきた。原田は口もとに笑みを湛えたまま。
「……どこがいいんだ?」
「あの…… ここを……」
原田の手のひらを名前は自分の胸の頂きに導く。
「……名前は正直だな」
原田は瞳を細めると、ぷっくりとたちあがった名前の胸の飾りをピンと爪で弾いた。
「きゃっ……!」
まさかそんなことをされるとは思わず、名前はびくりと身体を竦めてしまう。
「……悪いな、欲しがってばかりの悪い子に、ちっと仕置きがしたくなったんだ」
「えっ……!?」
彼を求めてはいけなかったのかと、名前は焦る。悲しそうな顔をする名前に、原田は苦笑すると。
「……冗談だ。そんな焦んなって」
「私、欲しがっちゃいけないんですか……?」
「何言ってんだ。冗談って言ってるだろ」
そこまで口にしてから。原田はまるで名前を誘惑するかのように、艶めいた笑みを浮かべる。
「欲しがっていいんだぜ? どんなふうにされたいのか…… 言ってみろよ」
そのままの流れで、原田は名前に裸の胸をどのように愛されるのが好きなのかを言わせてしまう。
室内灯が点いたままの寝室で、名前は自分でも気づかぬうちに、自分が最も感じてしまう場所や愛され方を、原田に教えてしまっていた。
彼女の話を聞き終えて、原田は満足げに瞳を細める。
「……なるほどな、こうでいいのか?」
名前の願い通りに、原田は彼女の胸に触れてやった。全体を優しく揉んでやりながら、先端を強めに刺激する。
そのうえ、原田は名前の反応を見ながら彼女の膨らみを包む手のひらに緩急をつけ、彼女にひとつ上の心地よさを与えてやった。
「ああっ……! んっ……!」
予期していた以上の快楽に、名前は身悶えて喜んだ。すっかり夢心地で、淫らに蕩けた笑みを浮かべる。
あまりの良さからか、名前は無自覚のうちに再び太腿を使った自慰をしてしまっていた。それに気づいた原田は、彼女に水を向けてやる。
「それで? 本当は他にも、触れられたいところがあるんだろ?」
すっかり快楽の虜になっている名前は、その問いかけに小さく頷くと、原田の片手を自分の下肢の下生えの上に導いてきた。
あまりにも正直な彼女に原田も苦笑してしまうが、彼女自身に言わせたい原田は重ねて問いかけた。
「ほら、ちゃんと言わなきゃ触ってやらねぇぜ?」
原田の言葉に名前は一瞬だけ息を詰めるが、身の内からわきあがる欲求には抗えないのか、素直な願いを口にした。
「ここを…… 脚の間を触ってください…… 左之助さん」
原田の片手を自分の淫らな割れ目に触れさせながら、名前はこれ以上ないほど素直に原田を求める。
「……ああ、いいぜ」
くちゅくちゅという小さな水音と、多幸感に満ちた可憐な喘ぎが、そう広くない寝室に満ちていた。
「……気持ちいいです ……左之助さん」
何本もの原田の指に小さな割れ目を愛されながら、名前は原田にしがみつきながら訴えてくる。
ようやく自分の秘部に触れてもらえたことが、よほど嬉しかったらしい。
「……名前、可愛いぜ。ここは、どんなふうにされたいんだ?」
愛らしい恋人の秘唇の中をかき混ぜてやりながら、原田はまたしても名前に尋ねてくる。やはり今度も、彼女に淫らな言葉を口にさせたいようだった。
しかし、自分の秘部をどのように弄られたいのかを口にするのは、今の名前でもさすがに抵抗があった。
しばらく逡巡したのちに、名前は無難な返事をする。
「……わ、わかりません」
「なんだよ、わかんねぇのかよ」
「だって……」
「恥ずかしいのか?」
頷く名前を、原田はさらに追い詰める。
「なら、お前が自分でするときどんなふうにしてるのか、教えてくれよ」
「えっ……!?」
当然のことながら名前は言いたくないと拒むが、名前が原田を拒絶しきれるはずもなく。結局は押し負けて答えてしまう。
まるで甘い拷問だ。名前は羞恥に耐えながら、いつもどのようにして自慰をしているのか、原田に事細かに教えてしまう。彼の前では嘘などつけない。
しかし、原田は名前にひととおりのことを喋らせたあと。
「……なるほどな。詳しく教えてもらっておいてなんだが、こっちは俺の好きにさせてもらうぜ」
「えっ!? そんな、左之助さん……っ!」
好きにするなら、なぜ普段どんなふうに自慰をしているのかを喋らせたのか。名前は慌てるが、原田はニンマリと笑うと。
「悪いな名前、ちょっとした好奇心だ」
好きな子ほどいじめてしまう、ヤンチャでイタズラ好きな少年のような。
普段は余裕たっぷりのオトナのくせに、ときおり覗かせるこの意地悪な一面に、またしても名前はやられてしまう。
「……っ、左之助さんっ!」
名前は小声で原田を責める。その頬はリンゴのように真っ赤だ。日頃どんなふうに自慰をしているのか告白させられた上に、こんなふうにからかわれてしまうなんて。
世慣れた大人らしい原田の彼らしいズルさ。こんなときにまで発揮されて名前は悔しさを覚えるが。
男女の関係というものは結局、惚れた方が負けなのだ。大好きな原田が相手であれば、自分は翻弄されるしかない。
愛の行為の最中はいつも彼に振り回されてしまう。いつも自分は原田の手の上。彼が仕掛ける甘い罠に幾度となく堕とされては、優しく淫らに嬲られるのだ。
「……ほら。ちゃんと良くしてやるから、脚を開きな」
そんなことを笑いながら促されても、拒めなくなってしまうほどに。
名前の隣に寝そべった原田は片手を下方に伸ばし、彼女の最も柔らかな部分を淫らに愛してやっていた。
小さな割れ目に指を入れ、中をかき混ぜてやりながら、割れ目の突端の小さな肉芽を刺激している。
名前は切なげに眉を寄せ、瞳をぎゅっと閉じたまま、原田によってもたらされる快楽を受け止めていた。
「あっ…… んんっ……」
薄く開いた名前の唇から心地よさそうな喘ぎが漏れる。愛らしい息遣いを近い距離で存分に楽しんでから、原田は名前の秘部から指を離し、身体を起こした。
「左之助さん……?」
愛しい人の気配が離れ、名前は訝るが。しかしすぐに、原田は自分の顔を名前の脚の間に埋めてきた。
「っ、左之助さん……! やめてくださいっ……!」
明るい室内でそんなことをされてしまい、さすがの名前もやめてほしいと懇願するが、原田は無論聞き入れない。
「っ、やあっ! 左之助さんっ……! ああんっ……!」
ひときわ甲高く甘い悲鳴を上げながら、名前は自身の柔らかな割れ目を原田に散々に愛されてしまう。
花弁のような秘唇に小さな裂け目、そして最も感じてしまう肉芽など、名前の淫らな粘膜の全てを、原田は丹念に舐めてくる。
原田に尽くされるたびに名前の粘膜は歓びに震え、その赤みを増して原田の目を楽しませた。
存分に名前の秘部に舌を這わせてやってから。原田は名前の脚の間に顔を埋めたまま、彼女の小さな裂け目を両手でぐっと押し広げてきた。
「……名前のここ、赤くてすげえやらしいな。明るい中だと、割れ目の中まで覗き放題だぜ」
「っ……! さ、左之助さん……っ!」
「すげえぜ……。お前の割れ目の中から、水みてぇなのがいっぱい出てきてやがる……」
「も、もう無理です……! やめてください……!」
「……ダメだ。今日はカラダ張ってもらうって言っただろ? この水みてぇなのも、全部舐めさせてもらうぜ」
「やあ……っ!」
原田は名前の制止も構わずに、名前の割れ目から溢れる蜜を音を立てて舐め取り始めた。
さきほどよりもずっと強く、原田の舌が名前の秘裂に押し付けられ、名前はあまりの恥ずかしさに泣きそうになってしまう。
信じられないことをされて、気絶してしまいそうだ。
しかし、そう都合よく意識を手放せるわけもなく。非力な名前は原田を押し返すこともできずに、彼の好きにされてしまった。
今日の原田はやっぱり何だかいつもと違う。やはり怒っているのだろうか。いつも以上に意地悪で過激な行為を強いてくる。
名前の瞳からついに大粒の涙がこぼれた。それでも原田の舌は容赦がない。淫らな蜜を舐めとった彼の舌は、今や名前の可憐な割れ目の中に大胆に突き入れられていた。
こんなの初めての体験だ。 眩しいほどの室内灯の下で、こんな。
しかし、秘裂の中に柔らかく濡れた異物が侵入してくる不思議な感覚は、名前の身の内から感じたことのない快楽を引き出してくる。
原田の舌は果敢に名前の裂け目の奥深くに進もうとするが、思うほど深くに入り込めないと判ずると、今度は名前の秘裂の上をゆっくりと往復しはじめた。
「左之助さんっ…… ああんっ……」
「……いいぜ、そうやってずっと俺を呼んでろよ」
「っ……!」
愛撫の合間に睦言を交わし、原田はついに名前の肉芽に狙いを定める。
ここは女の最も弱い場所だ。名前もまた例外ではなく、ここを触れられるとよりいっそう乱れてしまう。
原田は指先で肉芽の包皮を剥いてやると、唇を尖らせてふっと息を吹きかけた。
「ひゃんっ……!」
驚いた名前はひときわ甘い悲鳴を上げ、思わず脚を閉じようとするが。
脚の間に陣取った原田の上体をしっかりと抱え込んでしまう。それはまるで彼を絶対に離さないと言外に主張しているようで。
恥ずかしくなってしまった名前は反射的に脚を広げるものの、これはこれで淫らな秘裂を原田の前にしっかりと晒すことになり、ますます追い詰められてしまう。
これではまるで秘裂へのさらなる愛撫を求めて、自分から足を広げているみたいだ。
しかし、どうしていいかわからなかった名前は、脚を広げる方を選んでしまう。両脚で原田の身体を抱き込んで、自身の秘部に引きつけてしまうよりましだった。
とはいえ、やめてやめてと言いながらも自分から脚を広げて、秘すべき場所を見せつけてくる名前を見おろしながら、原田は苦笑した。
「……何だよ。いやいや言うわりには、結局こうなるんじゃねぇか」
しかし、彼は望むところとばかりに楽しげに笑う。
「……いいぜ、たっぷり可愛がってやるよ」
原田は皮を剥いて敏感な部分をむき出しにさせた名前の肉芽を、指でぐりぐりと刺激し始めた。
「だ、だめです左之助さん……! せめて電気を消してください……!」
原田の執拗な愛撫に気をやりそうになりながらも、名前は彼に懇願する。こんなことを願っても無駄だとわかっていたが、そうせずにはいられなかった。
「……しょうがねぇな、消してやるよ」
しかし、意外なことに原田は電気を消してくれた。ようやく訪れた薄暗がりに名前は安堵の息をつく。常夜灯は点いていたが、この程度なら許容範囲だ。
だが、原田はおもむろに寝衣のズボンのポケットを探ると、なぜかスマホを取り出した。
愛の営みの最中になぜそんなものを取り出すのだろう。名前は不思議に思うが、その理由はすぐに明かされた。
「明かりを消してやった代わりに……。今日はこれを使ってしようぜ?」
スマホを見せられながら原田に言われ、名前はますます戸惑う。
「えっ……。スマホを何に使うんですか……?」
「してるときの声、録音してみようぜ」
「っ! ろ、録音ですか……!?」
驚きに目を見張る名前を見おろしながら、原田は喉を鳴らして笑う。
「……今夜はカラダ張ってもらうって言ったろ? 電気消してやるんだから、これくらいはしてもらうぜ?」
「っ、そんな……!」
してるところを録音するのはこれくらいじゃない気もするけど、名前の返答を待たずに原田はスマホを操作し始める。
ボイスメモを起動させたのかスマホからピコンという音が鳴り、作動中を示す赤いランプが点る。
原田は赤いランプの点いたスマホを名前の顔のすぐそばに置いた。
「っ……!」
名前は小さく息を呑み、反射的にスマホの画面を見るが。そこにはマイクの絵と録音中を示すRECの赤字に、録音時間をカウントする数字が表示されていた。
名前が画面を見つめている間にも、その数字は一秒ごとに増えてゆき、本当に録音しているのだと名前に思い知らせてくる。
「録音、本当にするんですか……?」
さすがに怖気ついてしまった名前は、おそるおそる原田を見上げるが。
「……当たり前だろ?」
原田にやめるつもりはないようで、あっさりとそんな言葉を口にする。
「は、恥ずかしいです……。無理です……」
名前はさすがに拒もうとするが、やはりそれは不可能だった。強引に原田に押し切られてしまう。
「何言ってんだ。それがイイんだろ?」
***
「――こら、声我慢するんじゃねぇ」
「でも……」
「往生際が悪いぜ、名前。いいかげん観念するんだな」
「む、無理です……」
ボイスメモが作動しているスマホを顔のすぐそばに置かれたままで、名前はいやいやとゆるく首を振る。
髪が枕にこすれる衣擦れのような音がするが、その音もまた記録されているはずだ。近頃のスマホの機能の高さには目を見張るものがある。
最中の声を録音しようと言われて名前が恥ずかしがって嫌がるのは無理もないことだと、さすがの原田も理解していた。
しかし、やはり可愛らしい彼女の淫らな様子を記録に残したいという欲求は抑えきれずに、原田は名前を喘がせるべく彼女にさらなる無理を強いる。
「……なら、我慢できねぇようにするしかねぇな」
名前の小さな秘唇に原田の指が二本同時に差し入れられた。ある程度の勢いをつけ、原田の指はひと息に名前の最奥にまで入り込む。
こんなことをされてしまえば、さすがの名前もひとたまりもない。
「やああっ……!!」
充分に潤っていた名前のそこは原田の指をたやすく受け入れるが、柔らかな粘膜に突如訪れた衝撃に、名前は甘い悲鳴を上げてしまう。
声を上げてすぐ、名前はしまったといった様子で泣きそうな顔をするが、そんな彼女に加虐心を煽られた原田は、口の端を上げて彼女を揶揄した。
「おっ、ようやく録音しがいのある感じになってきたじゃねぇか」
「……左之助さんっ!」
嘲るような原田の台詞に名前は非難の目を向けるが。その程度でひるむ原田ではない。むしろ彼女の戦意を挫こうと、原田はあえて露悪的な物言いをしてくる。
「いくら声我慢したって、今までのやらしい息遣いは全部録られてるんだぜ? どうせ同じだろ」
「お、同じじゃないです……っ」
「同じだよ。感じてるのに我慢してるときのお前も、すっげぇヤラシイからな。……かわいくって、めちゃくちゃにしてやりたくなる」
「っ、そんな……」
「だから、観念しろって」
そこまで口にしてから、原田はおもむろに名前の秘部に唇を寄せた。再びその場所に音を立てて吸いつかれ、名前は焦る。
原田が名前の秘部を舐めている音を録られるのも恥ずかしいけど、これ以上の快楽を与えられたら淫らな声が我慢できなくなってしまう。
音声だけとはいえ、愛の営みの最中の様子をスマホで記録されるなんて、恥ずかしくて耐えられない。
「ダメですっ……! 左之助さん……っ!」
名前は懸命に原田を制止しようとするが、非力な彼女に原田が止められるはずもなく。
「っ、ひゃあああっ……!! あんん……っ!!」
ついに、ひときわ甲高い名前の嬌声が、薄明りの寝室に響いた。あまりにも甘く淫らな、彼女の最中の喘ぎだ。
ついに、もたらされる快楽に屈してしまった。かなりの声量で叫んでしまったから、さきほどの喘ぎは、しっかりとスマホに記録されたに違いない。名前の瞳から、ついに大粒の涙が溢れる。
(録音されてるのに…… 恥ずかしい声……出しちゃった……)
大切なものを穢されてしまったかのような、ショックと喪失感に襲われる名前だが、同時に身体の奥まった部分が不思議なほど甘く疼いた。
こんな過激な行為を、半ば強制されているのに。なぜだろう。なんだかすごく、気持ちいい。
最初は恥ずかしくて嫌だったのに、一線を越えてしまえば、被虐の快感や背徳の悦楽に目覚めてしまうのはすぐだった。
「……可愛かったぜ、名前」
ようやく彼女を陥落させた原田は満足そうだ。聖女を穢し罠に堕とした、残酷な捕食者の勝利を確信した笑みだ。狩る者と狩られる者の圧倒的な力の差を見せつけるような。
「――お前のアノ声が何度でも聞けるなんて、男冥利に尽きるな。データを再生するのが楽しみだぜ」
薄闇の向こうから降り落ちてくる原田の言葉を、情事の倦んだ熱に浮かされた名前は、どこか夢心地で聞いていた。
しかし、今は夢ではなく現実だ。そして。一度穢されてしまえば、もうかつての清らかだった頃には戻れない。
まるで堰を切ったかのように、名前の薄く開いた唇からは、いやらしい喘ぎ声がひっきりなしに漏れていた。
すぐそばにボイスメモを起動中のスマホがあるのに、我慢することも止めることもできなかった。
今の名前にはもはや声をこらえる気などなく、むしろ録音しながら行う愛の営為のあまりの良さに、自分から淫らな声を出しているほどだった。
「あっ…… ああっ……! 左之助さんっ……」
愛する原田の手によって感じてしまう場所を散々に嬲られながら、その心地よさにすっかり参ってしまった名前は、掠れた喘ぎの合間に原田の名前を呼んでいた。
その様子はこれ以上ないほどに、可愛らしく扇情的だった。
「気持ちいいです…… ああっ……」
何の我慢も無理もせず、本能のままに名前はしなやかに喘ぐ。その姿は日頃の愛の営みの最中と寸分違わず……いや、いつも以上に淫らで奔放なものだった。
心のままに原田との交接を愉しんでいる。
原田はそんな彼女をよりいっそう良くしてやるべく、名前の最も感じてしまう場所、脚の間の肉芽を愛撫した。
「ああっ…… 左之助さんっ…… そこ、もっとぉ……」
ようやく心の枷を外して原田のスマホのそばで存分に乱れる名前に、原田は会心の笑みを浮かべる。
「……こりゃあ、撮影しがいがあるな」
正確には録音なのだが、原田にとってはもはやどちらでもよかった。
「――いいぜ名前、もっと喘げよ」
「……左之助さん」
「お前のやらしくて可愛いところ、もっと見せてくれ」
彼女を褒めてやりながら、原田はさらなる欲望を向けてくる。
理性や羞恥を溶かされてすっかり素直にさせられてしまった名前は、もう彼の言いなりで。命じられるまま、さらに大胆に喘いで身悶えた。
自分の淫らな姿がスマホで記録されていることは、名前もわかっているはずなのに。彼女の振る舞いは輪をかけて奔放になってゆく。
まるで自分の破廉恥な姿を周囲に見せつけて、快楽を得ているかのようだ。
そんな名前にすっかり気をよくした原田は、彼女をさらに乱れさせてやるべく、そのいやらしさを煽ってゆく。
「すげぇぜ、名前……。やっぱりお前はここをグリグリされながら、中をくちゅくちゅされるのが大好きなんだな」
「ああっ…… 左之助さん……っ」
「いつもこうやって自分でしてるって、さっき教えてくれたもんな」
「だめですっ……。言わないで……っ」
奔放に行為を楽しんではいるものの、さすがに録音されている中でそんなことを暴露されるのは恥ずかしく、名前は原田に哀願する。
けれど、明確に否定しないのは認めているのと同じだ。自らの言動の全てが記録されている中で、名前は普段からそのやり方で自慰をしていると認めてしまう。
けれど、原田の手によって追い立てられている名前はそれに気づけない。そんな彼女から決定的な証拠を引き出してやろうと、原田は甘く淫らに問いかける。
「……ダメじゃねぇだろ? せっかく録音してるんだから。……ほら名前、言ってみろよ。いつもこうやって自分でしてるんだろ?」
「左之助さんっ……」
「ほら、言ってみろって」
あまりの羞恥に名前はためらうが、最中の原田には逆らえない。そもそも、男と女に関することで名前が原田に敵うはずがないのだ。
観念した名前は息を呑み、羞恥で気絶しそうになりながらも口を開いた。
「そうです……っ! いつもこうやって自分でしてます……っ! いっぱい触ってます……っ! ああん……っ!」
半ば自棄になりながら、名前は自分の自慰のやり方を叫ぶと、ついに軽く果ててしまった。たったひとり悦楽の頂点を迎えてしまう。
原田は生理的な涙を流しながら裸の身体をびくびくと痙攣させる名前を見おろして、喉を鳴らして笑った。
「……こら、自分ひとりでイっちまうんじゃねぇよ。……しっかし、お前がヤラシイこと言わされるのが、そんなに好きだったとはな」
「左之助…… さん……」
「可愛かったぜ、名前。……今度は好きな体位でも叫んでみるか? ちゃんと録音してやるぜ?」
「っ、左之助さんの…… バカ……」
言動の全てを録音されているのに。原田に促されるまま自分の自慰のやり方を叫びながら、性の頂点を極めてしまった。
たくさんしてますとまで叫んでしまって、もう恥ずかしくて消えてしまいたいほどだ。
けれど、この浅ましさの極地のような振る舞いに、名前は不思議なほどの充足感や爽快感を得てしまっていた。
自分自身の淫らさの全てをさらけだすことが、こんなに気持ちいいなんて知らなかった。
愛する原田に甘い意地悪をされるのが、心地よくて仕方がない。いやらしい言葉を無理やり言わされるのも、すごく良かった。
もしかしたら、こんなに興奮できている愛の営みは初めてかもしれない。ぞくぞくして、すごく刺激的で……。
こんなにイイなら「する」ときはいつも彼のスマホで撮影されていたい。
(どうしよう……。録音しながらするの、すごく気持ちいい……。私、こんなにいやらしい子だったんだ……)
名前はぎゅっと瞳を閉じて、再び自らの心に倫理の枷を嵌めようとするが。しかしそれが今更うまくいくはずもなく、むしろさらなる欲望を芽生えさせてしまう。
最中の声を録音されながら愛の行為に励むというこの状況は、名前の無防備な肉体に倒錯的な興奮を呼び起こしていた。
当初はいやらしい振る舞いを我慢しなきゃと思っていたのに、むしろ今は自分の浅ましい姿の全てを彼のスマホで撮影されたいと、願ってしまっていた。
***
長らくの愛撫によって、名前の裂け目は既に十分すぎるほど潤っていた。
最初はあれだけ恥ずかしがっていた名前自身も、緊張がほぐれたのか今やすっかりこの状況を楽しんでいる。録音しながら行う男女の営みの快楽に目覚めつつあった。
そんな彼女に、原田はさらに過激な行為をさせようとする。
原田は名前の顔のそばに置いていたスマホを取り上げ、今度は名前の脚の間、淫らな秘唇のすぐそばに置いた。
スマホの金属部分が名前の内腿に軽く触れ、名前は小さな悲鳴を上げる。
「っ…… 左之助さん……」
「今度はコッチを録ってみようぜ」
確かに大胆な行為にも慣れてきて、スリルや背徳感も楽しめるようになっていたけど。
さすがにこんなところの音を録られるのは恥ずかしく、名前は不安に眉を寄せる。
今まで録音されている中で散々に乱れてきたものの、羞恥心を完全に捨て去ることは不可能だった。
しかし、今の名前に拒否権はなく、原田は容赦なく行為を進めようとする。
「名前は下の口も可愛いからな、こっちの声も録っておきてぇんだよ」
「左之助さん、恥ずかしいです……」
原田の眼前で大きく脚を広げながらも今更なことを口にする名前に、原田は喉を鳴らして笑うが。
「だから、それがいいんだろ? ……ほら、始めるぜ」
「……っ、左之助さんの、イジワル」
「男はみんな、こんなもんだぜ? ほら、良くしてやるから観念しな」
名前の秘唇のそばにスマホを置いたまま、原田はわざと音を立てるようにして彼女のそこを愛撫しはじめた。
何本もの指を濡れた割れ目の中に差し入れて、くちゅくちゅという淫らな水音を立てながら、その全てを自分のスマホに記録させてゆく。
「すげぇな……。ちょっと弄るだけですげぇ音がしやがる……」
当初はそれでもまだ控えめだった名前の下の口は、ようやく訪れた自分の番に興奮したのか、あっという間に淫らな本性を露呈した。
今や名前の秘唇からは水のような蜜がとめどなく溢れ、原田の指に合わせてぐちゅぐちゅ、びちゃりといった卑猥な音をさせていた。
これら全てが、脚の間に置かれた原田のスマホで録音されているのだ。それを改めて意識してしまい、ついに耐えきれなくなった名前は両手で顔を覆ってしまう。
けれど、名前は決して脚を閉じようとはしなかった。原田が名前のその場所で好きなだけ遊べるように。楽しめるように。脚は大きく広げたまま。
恥ずかしくて仕方がないけれど。名前もまた原田にその場所をオモチャにされるのが、心地よくて仕方がなかった。
ぐっしょりと濡れた秘部を好き勝手に弄られて、まるで楽器を爪弾くように淫らな水音を奏でられて、その全てを彼のスマホで記録されるのが、気持ち良くて仕方がなかったのだ。
愛しい彼に女の最も大切な部分を弄ばれるという被虐の快楽。いけないことをされるのが、こんなに心地いいなんて。
背徳感にも似たスリルはあまりにも甘美で、名前は自ら望んで原田の好きにされていた。
「やぁん…… ダメぇ…… ダメなのにぃ……」
ダメダメと口にしつつも、名前の高い声にはこれ以上ないほどの甘さと歓喜がにじむ。それは原田にも伝わっており、彼もまたそれを踏まえて名前を煽ってくる。
「ダメなのに、はもっとしてってことだろ? わかってるぜ、名前」
名前の下の口は上の口以上に正直で、驚くほどに大胆だった。
快楽に従順な名前の秘唇は原田の指をくわえて離さず、甘い蜜を垂れ流しにしながら、原田の淫らな演奏の手助けをしていた。
ぐちゅり! ぴちゃぴちゃ! ぐちゃりぐちゃり! 意外なほどに大きな[#da=1#]の卑猥な水音は原田のスマホにしっかりと記録され、[#da=1#]の耳にも届き、進退窮まった[#da=1#]は羞恥と歓喜のいりまじった涙声を上げた。
「やあん……っ! なんでこんなにおっきな音…… するのぉ……!」
「そりゃあ、お前がすげぇ感じてて、メチャクチャ濡らしてるからだろ」
「いやぁ……!」
「可愛いぜ、[#da=1#]。このままずっと俺で感じまくって、もっとやらしいとこ見せてくれよ」
もたらされる快感によって乱れに乱れて、あまりの良さに混乱している[#da=1#]を優しく宥めてやりながら、こんなに淫らで楽しい『水遊び』は知らないと原田は思う。
「……[#da=1#]の下の口もやべぇな。……すげぇ可愛くてやらしい」
原田は熱に浮かされたようにそう口にして、おもむろに[#da=1#]のその場所に吸いついた。もう何度目かの口唇による愛撫だ。
「……左之助さんのバカぁ……」
[#da=1#]のその場所の近くにスマホを置いて、ことの全てを記録しているというのに。原田にそんなことをされてしまい、[#da=1#]は大粒の涙をこぼす。
原田はそんな彼女をさらに追い詰めるかのように、あえて音を立てて舐めはじめた。やがて、原田の息遣いが少しずつ荒くなってゆく。
ちゅっちゅっと蜜を舐めとる音に、はぁはぁという犬のような息遣い。
それはまさに発情しきった男が欲望のままに浅ましく女を貪る姿で、普段の温厚で優しい原田とはかけ離れた、余裕をなくしたものだった。
「っは…… [#da=1#]っ……」
愛しい恋人を呼びながら、原田はがむしゃらに彼女の裂け目に舌を這わせる。
「すげえぜ……。どんどん溢れてきやがる……」
愛撫の合間に陶酔した様子でそんなことを囁きながら、原田は音を立てて[#da=1#]の蜜を啜った。
まるで飢えた獣のような原田の野性味あふれる色香に、[#da=1#]は呼吸を忘れてしまう。
今の原田は決して理性を失ってはいないし、何かに酔ってもいない。
ただ、録音されていることを念頭に、[#da=1#]をさらに煽ってやるべく、あえて我を忘れたふうに振舞っているだけだ。
[#da=1#]もそのことに気づいているものの、演技とはいえ、男としての本能を剥き出しにした原田のあまりに凄絶な色気に、秘唇から溢れる蜜を止められずにいた。
狂人の真似といって狂った振る舞いをすれば、それはただの狂人だ。けれどそれは、原田だけではなく自分も同じだ。
彼にこんな倒錯した欲望を向けられて、快感を覚えている自分は、もうすでに越えてはいけない一線を、越えてしまったのかもしれない。