ホグワーツ在学中
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「お前は背伸びないな」
成長期で最近ぐんぐん身長が伸びているシリウスはふとみなみがほぼ変わっていないことに気がついた。出会って数年経つのに身長はおろか体重も軽いまま。
「大きくなれるよ?」
体重を確かめるためシリウスに抱き上げられたままみなみが言う。
「大きくなるってな」
明らかにみなみが大きくなっているのを見て、シリウスの言葉は途切れる。重さは変わらないのに、抱き上げた時には浮いていた足が床についている。シリウスが手を離すと身長はほぼ同じになっている。
「どうなってんだ」
「私は魔力の塊?だから好きに変えられるの。すごいでしょ!」
自慢げに笑うみなみにシリウスはびっくりして言葉が出ない。
昔から人間っぽくない不思議な子だと思っていたし、一人でホグワーツに来た時からなんとなく人間じゃないのはわかってた。みなみはみなみだから気にならなかった。それが改めて目の前で人外の片鱗を見て本当にただただ驚いた。
「シリウス?」
すごいと言われると思っていたのに、シリウスが何も言わないので不安に襲われるみなみ。大人に怒られる子供のように瞳が揺れて泣きそうな顔を、いつもと違い真正面から見たシリウスは慌てて弁解する。
「びっくりしただけだから泣くな」
両手で頬を包んで親指で優しく目元を撫でる。
「何年も一緒にいるのに知らなかった。だろ?」
「聞かれたことなかったから」
「お前はずっと小さいままで、そういうモンだと思ってた。それに好きに変えられるんなら大きい方がいいだろ。小さいと何かと不便だし」
「だって…」
言い淀むみなみ。
「小さい方が抱っこしてくれるでしょ?それに抱きしめられた時に全身包まれてるみたいで安心するから」
「あー、確かに小さい方が収まりはいいな」
膝に乗せたり抱きしめたり、特に寝る時はクッション感覚なのをシリウスは思い出す。
「それにシリウスが言ったんだよ。昔身長が同じくらいの時に、大きくならないと抱きしめられないって」
「言ったか?」
「言った。だから小さいままでいようって思ったんだもん」
身長が同じくらいなら多分出会った頃だけど、そんなこと言ったか?俺。
そういえば言ったかもしれない。ずっと一緒にいたくて早く大人になって守ってやりたかったから、そういうニュアンスで。今更訂正するのも違うし黙っとくか。
「悪い忘れた」
「別にいいよ」
「なぁ、髪も変えれるのか?」
「できるよ」
七変化のように髪の長さや髪色を次々と変える。
「おぉすげぇな!」
シリウスに褒められ嬉しくなったみなみの髪はピンクに染まる。
この日以降、主にシリウスの指示のもとみなみの髪型と髪色はころころ変わるようになり周囲を驚かせる。
成長期で最近ぐんぐん身長が伸びているシリウスはふとみなみがほぼ変わっていないことに気がついた。出会って数年経つのに身長はおろか体重も軽いまま。
「大きくなれるよ?」
体重を確かめるためシリウスに抱き上げられたままみなみが言う。
「大きくなるってな」
明らかにみなみが大きくなっているのを見て、シリウスの言葉は途切れる。重さは変わらないのに、抱き上げた時には浮いていた足が床についている。シリウスが手を離すと身長はほぼ同じになっている。
「どうなってんだ」
「私は魔力の塊?だから好きに変えられるの。すごいでしょ!」
自慢げに笑うみなみにシリウスはびっくりして言葉が出ない。
昔から人間っぽくない不思議な子だと思っていたし、一人でホグワーツに来た時からなんとなく人間じゃないのはわかってた。みなみはみなみだから気にならなかった。それが改めて目の前で人外の片鱗を見て本当にただただ驚いた。
「シリウス?」
すごいと言われると思っていたのに、シリウスが何も言わないので不安に襲われるみなみ。大人に怒られる子供のように瞳が揺れて泣きそうな顔を、いつもと違い真正面から見たシリウスは慌てて弁解する。
「びっくりしただけだから泣くな」
両手で頬を包んで親指で優しく目元を撫でる。
「何年も一緒にいるのに知らなかった。だろ?」
「聞かれたことなかったから」
「お前はずっと小さいままで、そういうモンだと思ってた。それに好きに変えられるんなら大きい方がいいだろ。小さいと何かと不便だし」
「だって…」
言い淀むみなみ。
「小さい方が抱っこしてくれるでしょ?それに抱きしめられた時に全身包まれてるみたいで安心するから」
「あー、確かに小さい方が収まりはいいな」
膝に乗せたり抱きしめたり、特に寝る時はクッション感覚なのをシリウスは思い出す。
「それにシリウスが言ったんだよ。昔身長が同じくらいの時に、大きくならないと抱きしめられないって」
「言ったか?」
「言った。だから小さいままでいようって思ったんだもん」
身長が同じくらいなら多分出会った頃だけど、そんなこと言ったか?俺。
そういえば言ったかもしれない。ずっと一緒にいたくて早く大人になって守ってやりたかったから、そういうニュアンスで。今更訂正するのも違うし黙っとくか。
「悪い忘れた」
「別にいいよ」
「なぁ、髪も変えれるのか?」
「できるよ」
七変化のように髪の長さや髪色を次々と変える。
「おぉすげぇな!」
シリウスに褒められ嬉しくなったみなみの髪はピンクに染まる。
この日以降、主にシリウスの指示のもとみなみの髪型と髪色はころころ変わるようになり周囲を驚かせる。